徳川いれずみ師 責め地獄のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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徳川いれずみ師 責め地獄

[トクガワイレズミシセメジゴク]
1969年上映時間:95分
平均点:5.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
時代劇エロティック
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タイトル情報更新(2014-07-17)【イニシャルK】さん
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監督石井輝男
助監督篠塚正秀
キャスト吉田輝雄(男優)彫秀
小池朝雄(男優)彫辰
芦屋雁之助(男優)鬼吉
由利徹(男優)女囚
大泉滉(男優)女囚
上田吉二郎(男優)大黒屋の客
田中春男(男優)鮫島
畑中伶一(男優)刺青師
若杉英二(男優)綱吉
橘ますみ(女優)お鈴
矢奈木邦二郎(男優)堀五郎
五十嵐義弘(男優)刺青師
岡田千代(女優)検査役
賀川雪絵(女優)女牢名主
オスマン・ユセフ(男優)
脚本石井輝男
掛札昌裕
音楽八木正生
撮影わし尾元也
企画岡田茂〔東映〕
天尾完次
配給東映
録音堀場一朗
照明和多田弘
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2.《ネタバレ》 東映“異常性愛路線”といえば言わずと知れた石井輝男、この路線で彼が監督した作品中では本作がもっとも有名なのかもしれません。もっとも本作のプロットはオムニバスだった『徳川女刑罰史』の一エピソードを拡大再利用したものなので、この頃にはさすがにネタ切れ状態だったみたいですね。それにしてもこの“異常性愛路線”は末期とはいえ60年代の製作、日活がロマンポルノ専門になる前ですから東映というか制作本部長だった岡田茂のえげつなさは相当なもんです。 ストーリーもぶっ飛んでます。将軍が綱吉だった時代の二人の刺青師(吉田輝雄と小池朝雄)が腕を競い合うという設定なのに、話が進むうちに長崎・出島が舞台に変わってしまいます。二人は遊郭に所属して遊女に刺青を彫っているので、そりゃハダカは飽きるほど観れます。タイトルバックの処刑シーンも唐突感が拭えませんでしたが、この遊郭はSMクラブでもあってやたら遊女を吊って痛めつけるシーンが多いんです。刺青はそりゃ絵でごまかせますけど、当初の主演女優がきつすぎて失踪したぐらいですから、この吊り責めシーンはマジで撮影してたみたいです。助監督たちが抗議行動を起こして天下の朝日新聞がキャンペーンを張ったぐらいですから、まさに大炎上です。悪役の旗本がなぜかおしろいを塗ったキャラだったり女囚の中に女装した大泉滉と由利徹が交っていて声だけは女優が吹き替えしているなど、「?」がいくつも並ぶところが多々あります。出島のシークエンスもかなりぶっ飛んでいて、まるで香港か上海租界みたいなところでそこには怪しげなカスバみたいなマーケット(?)があるんです。『黄線地帯』で神戸にカスバを出現させた石井輝男ですが、本作の出島カスバの方が造りこみや不気味さは上を行っています。笑っちゃったのはラストの商館でのシーンで、なんと江戸時代なのにこの館は壁のスイッチで照明が点灯できるんです! ラストカットの娼館女将の又裂きの刑も強烈でしたが、ハチャメチャなお話しをサービステンコ盛りでとりあえず観れるものにしちゃうのは石井輝男の力量の成せる技としか言いようがないですね。封切時はコケたけど、近年では海外やサブカル界隈で評価が上がってきたそうですが、そんな熱を込めて褒めるような映画じゃないのは確かです。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-03-24 22:48:43)
1.《ネタバレ》 これって、徳川モノ(江戸時代モノ)の異常性愛シリーズの中じゃ、いまいちでしょう。
“いれずみ”という題材だけで一本撮るのは、ネタ的に厳しいんじゃなかろうか。
『徳川女系図』『徳川女刑罰史』『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』と、この頃は石井輝男監督も立て続けに同系統の作品を撮るが、この作品で江戸時代異常性愛絵巻はネタ切れとなってしまった。
本作よりも、上述の三作品の方が、扱っているネタもバラエティ色豊かだった。
だが本作は、“いれずみ”ネタが最初から最後までひっぱられ、異常というより、単にいれずみ映画(?)になってしまっているのだ。
正直後半は、飽き飽きして長く感じてしまった。

それにしても、橘ますみは本作でも魅力タップリであった!
橘ますみほどエロかわいい女優さんは、他にはいない。
現代においても、もちろんいない。
橘ますみという可憐な女優さんを観るためだけに本作を鑑賞したとしても、それはそれでアリだろう。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-10-11 01:04:20)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.20点
000.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
400.00%
5240.00%
6120.00%
7120.00%
800.00%
900.00%
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