1.レニ・リーフェンシュタールさんの48年ぶりの新作&遺作となったこの作品。最初にレニさんが出てきてこの美しい海が危機にさらされています。みんなで守りましょう、と環境保護を訴えます。そして映像へと入っていくんですが、、、、、確かに本当に美しい。何より色がとても鮮やか。こんなにも美しい自然がなくなったら本当に嫌だなぁ、とは思うんですが、、、、でもそれ以上のものではないんですよね。映画の力としてはやっぱり弱い。映像観てて思ったんですが、環境保護を訴えるのもいいけど、そもそもなぜ地球にはこれほどの多様性に満ちた生物種が存在するのかという、そのことをもっと理解するべきだと思います。その為には、学問の統合が必要でしょうし、要素還元主義ではなくて、もっと包括的、システムとしてとらえる見方が必要でしょう。まだまた道は遠いけれど、そういうことが理解できれば、人と自然のニ項対立はなくなるんじゃないでしょうか。