5.黒木瞳と岡田准一の恋愛がキレイに描かれていました。寺島しのぶはドロドロ担当。岸谷五朗かわいそう。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-04-02 19:26:29) |
4.《ネタバレ》 原作未読。江國作品は多少。犬の「ルーク」の短編が一番好き。「落下する夕方」ではかなりのショックを受けた。(女性の読者にとってはみんなショックだったのでは?こいつの一人勝ちかよ、と)ところでこのタワーですが、皆さん、ためしに主人公の岡田が出川哲郎並のルックスだったと思ってごらんなさい。そんで、ラフマニノフを聞きながら、グレアムグリーンを読んで、不倫相手からの電話を待っていると思いねえ。加えて、話す内容といったら「会いたかった」と「もう少し一緒にいたい」以外に何も無いとしたら、どうです、ものすごくうっとうしいでしょう。「一人でコントやってろ」としか言いようがないですね。何を言いたいかというと、この江國作のストーリーというのは、トオルが「美形であること」を前提にした話であって、それ以上でもそれ以下でもないのである。それが無ければ、単なる話題に乏しいしつこい男。「そりゃ、美形だからね」がすべての理由であって、「母親に異常なまでに愛されてる」「夫も店も捨てる」「パリまで追いかける」も、「そりゃ、美形だから」。んで「東京タワー」。「非日常的な美しいもの」の象徴。岡田はフェロモンを出すにはもう一押し。及川光博などに教えを乞うとよい。岸谷はこの映画の中ではダントツでミスキャスト。全然金持ちに見えない。「べつに別れても惜しくない」と思ってしまうよ。あと、寺島しのぶが出てると、そこだけ前衛映画のようで違和感発生。TVドラマの延長的作品なので、寺島は出さないほうが無難だった。 【パブロン中毒】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-01-21 15:29:55) (良:2票)(笑:2票) |
3.「恋は“する”ものではなく、“落ちる”もの」ケッ!そんなのどぉでもよかとです。だってそうでしょ、人を好きになのに理由なんてないこの世の中で、別に言葉の言い方を変えただけでは何も変わらない。この映画の中でいくつも出てきた同じような言葉の言い回しは、どれも同じ様な物でなんの影響力も無い。そもそも僕は江國香織の小説があまり好きではないので、その江國香織の物語がいかに映画化で変化されたか気になって観賞したものの、全体的に説明的で考えると言う術を観ている側に与えさせない。それは本当に江國香織の小説がままで、それが全ての原因で、ただ本当に観ているだけという映画。感動する事も驚く事もなく、それは本当につまらない作業の連続。残るのはただただイライラだけ。。。という前文は全てこじ付けに過ぎません。僕が本当にイライラしているのは、我がアイドル“加藤ローサ”の登場シーンが恐ろしいほど少なく(たったの二回!時間にすれば5分?)、僕としては、こんな使い方は勘弁してくれよ!って感じです。僕がこの映画を観たかった理由は一つしかなくて、それはただ加藤ローサが見たかっただけなので、この映画では“加藤ローサ”のブラが見れということだけしか収穫がない。これは本当に何よりも大きな収穫。5回も巻き戻ししてニヤニヤしてました。ということでローサのブラに6点!キモくてごめんなさい。でも、彼等と同じで、一番盛りのついた一番脂の乗った一番美味しい時期なので勘弁してやってください。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-16 22:47:24) |
2.江國香織の作品が好きでこれも小説で読みました。ラストが少し映画と違いましたが、私はどちらも好きですね。まぁこれには映画方のレビューを書きます。詩史と透、喜美子と耕二どちらにも未来がない感じが最初はしてました。詩史の方が透よりも、何か余裕を持っていたし、喜美子の大人げなさっぷりに耕二は振り回されていくし。。だから、詩史がこの中では一番大人なのかなと思いつつ、きっと色んな意味で大人なのは逆の立場にいた喜美子なんだろうなとおもいました。透の下宿先のフランス人の人が人生と恋愛は相容れないと言っていたシーンがありましたが、その通りだなぁって。人生をとったのが喜美子で恋愛をとったのが詩史なんだろうなって。どちらが、間違っているとか優れているとかないだろうけど、この二組のカップルは本当に対照的な位置にいたんだろうと思います。映像や音楽もなかなかだし、しっとりしたい時に一人で見ることをオススメします。 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-02 14:21:57) (良:1票) |
1.俳優陣が適役だった。映像も綺麗で音楽も良い。詩史と透は非現実的で、いかにも映画的なかっこよさ。喜美子と耕二は逆にとても現実的で、おそらく世間の不倫カップルはこういう人たちが多いのだろうと思わずにいられないリアリティがある。憧憬と共感を同時に感じられる二組のカップルについては申し分ない。だが構成が後半になってくるほど破綻していき、前半までの雰囲気をぶち壊している点が勿体ない。喜美子のキレっぷりと吉田の娘の狂気っぷりが妙に浮いているのだ。淡々としている原作に比べて映画版は激情的である。常に誰かが泣いていたり怒っていたりする。特に透の詩史を思う気持ちは大変切なく伝わり、胸を打たれること必至。映像美はなかなか良い線をいっているので、恋愛映画が好きな人やロマンチストな人はそこそこ楽しめるはず。 【HARVEST】さん 6点(2005-03-09 16:05:36) |