7.《ネタバレ》 アル・パチーノ監督にして主演、映画本編とメイキングドキュメンタリーが交互に散らされた味のある異色作。真に迫る映画舞台裏。邪魔者を続々消していく狡猾な野心家をパチーノ怪演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-08 01:29:05) |
6.lookingにkingが隠されてる、という原題の趣向。脚注映画というか。「リチャード三世」をダシにおしゃべりをする楽しさ。いささか啓蒙的な姿勢がなくもない。アメリカのヨーロッパコンプレックスってのは、自分たちでも自覚しているようで、それでもやはり憧れてしまうってとこが可憐である。ちょっと思ったんだけど、英語圏の俳優は、原作そのままでしかしゃべれないので可哀想だ。リズムの決まりがあるんでしょ、それに縛られてしまう。そこいくと日本はじめ外国語圏は、演出によって幾多の翻訳の中から選べるって利点があるわけ。でも、アン王女を誘惑していくあたりの言葉のうねりは、きっと英語ならではの味わいなのだろう。「リチャード三世」を日本に移し替えるとしたら、戦国武将よりやくざの世界がいいかもしれない、などと思った。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-05-27 11:58:09) |
5.パチーノの「リチャード3世」そしてシェイクスピアに対する情熱が伝わってきました。映画作りの舞台裏などが見れて興味深かったです。出演者も豪華でした。 【ギニュー】さん 6点(2004-10-23 20:08:13) |
4.シェイクスピア啓蒙映画とでも言うのか、ぶっちゃけて言えば、パチーノの自己満足映画なんだけどね。「ディアボロス」の撮影中に、キアヌがパチーノとシェイクスピアで盛り上がった話は知っていたけど、パチーノが、ここまでシェイクスピアに思い入れがあるとは知らなかったなぁ。パチーノの目指すところを汲めば、「シェイクスピアだ」と構える必要はないし、格調高くなる必要もないわけで、シェイクスピア劇も、当時の大衆劇だし、専門家に言わせると、さり気なく卑猥語の宝庫なんだそうだし。ただ、そのさり気なさが英語を精読出来ないと分からないのだそうだけど、歌舞伎の際どさに似て非なるものなのかもね。構えずに、ひとつの作品の作り方、役者の役の作り方的に見れば、ドキュメンタリーとしてそれなりに楽しいし、英国コンプレックスも面白い。弱強五歩格も、やっと分かった次第だし。なんか、物凄く難しい演劇理論かと思っていたけど、つまり「声に出して読みたい日本語」みたいなものなのね。「知らざぁ言って聞かせやしょう」みたいな、歌舞伎の七五調感覚で、これもまた、似て非なるものなのかもね。「リチャード3世」は、ある意味、勝ち負けや白黒を付けたがるアメリカ人や日本人には、物語としては分かり易い話ですよ。ただ、成り上がった末に破滅する話は、アメリカ受けはしないような気はするけど。彼らは、成りあがった末に栄光を掴む話の方が好きだから。盛者必衰は、むしろ、日本人向けかもね。 【由布】さん 6点(2004-07-28 23:31:56) |
3.同時期にイアン・マッケラン氏の映画版「リチャード3世」を観に行ったと思うので、何となく対比して観ていた記憶があります。アル・パチーノのシェイクスピア劇(しかもリチャードって所が渋い)に対する思い入れが伝わってきました。シェイクスピア劇を演じるアメリカ人の、本家本元イギリス人に対する劣等感など、舞台裏を描いた点はなかなか素晴らしいと思います。 【n@omi】さん 6点(2004-03-02 00:17:31) |
2.演技派俳優達の役作りのドキュメンタリーと、リチャード3世がかいま見える変わった作品。アル・パチーノはやりたい素材を見つけたら、本格的に監督をするんじゃないかと思う。 【キリコ】さん 6点(2003-08-04 18:24:15) |
1.アル・パチーノとスペイシーの素顔を見れました。映画つくるのは本当に大変 なんやなぁー 【wood】さん 6点(2001-03-27 15:23:09) |