22.《ネタバレ》 ストーリーは脇目も振らず脱獄の動機形成→脱獄の実行をシンプルに描いているだけなんだけど、何ともいえない奥の深さと余韻を与えているのは、いざというときになぜか行かずにベッドで涙するボッツ、そして通気口の下で放心状態になっているボッツ。しかもそれを何も説明していないのが良い。一方で、それを待たずに躊躇なく予定通りの行動に着手するイーストウッドたち3人組も、それに向けた決断の強さを裏から感じさせる。「早く行くぞ!」「いや、奴は仲間だ!きっと来る!だから待つんだ!」→ぎりぎりのタイミングで現れる、などという陳腐な演出はしないのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-17 02:13:44) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 しっかりドキドキする良質のサスペンスでしたが…。 鑑賞後に「ショーシャンク」のような達成感や爽快感が残る作品では無かったです。アルカトラズの非人道的管理体制を描くことがテーマのようで、鑑賞中は脱獄の成功に期待します。でも、さほど熱心に主人公たちを応援していない自分がいました。彼らの入獄理由は語られず、犯罪者としての背景が意図的に省かれていることに欺瞞を覚えたのだと思います。その辺りもしっかり描いたうえで脱獄させれば、さらに複雑な見応えが残ったと思います。 服役者の人権擁護的視点に立つなら、記録映画としての価値は十分に担保していますね。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-28 02:03:25) (良:1票) |
20.2017.05/09 BS鑑賞。評判の作品と思っていたが期待外れ。イーストウッドの冷静沈着凄腕で魅力満点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-16 23:21:53) |
《改行表示》19.ひたすら難攻不落のアルカトラズ脱獄へ突き進む。 刑務所内の派閥が薄く良い仲間ばかり。そういった点ではドラマ性に欠けるけども年代を考えれば及第点。 その後3人がどうなったかがとっても気になりますけどね。そこがミステリアスで逆によかった。 |
18.先入観なのか囚人が善人に見えてしまい実話らしくなかったですが、後半の脱獄クライマックスシーンは緊張感十分でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-05-26 21:43:32) |
17.《ネタバレ》 中盤から始まる脱獄へ向けた準備も良い。でも、退屈に感じられた人が多いらしい前半の人物紹介パートもなかなか楽しめました。キャラが立ってて面白い。アルカトラズや所長に対する憎悪を少しずつ観客に植えつけるよう演出されており、見事でした。脱獄準備中はご都合的展開も少なくないので、ちょっと残念ですね。見事に脱獄して、所長に不屈の花を見せて、ああスッキリ!という映画ではないというのも良いのです。バッツはなぜ参加が遅れ、置いて行かれてしまったのか?どのような気持ちで夜を過ごし、早朝泣きながら直立していたのか?何処かへ消えてしまったモリスたち、工作がバレ、懲罰を受けることになるのであろうバッツ。モリス以外の主要登場人物は全員アルカトラズで散ったのでしょうかね。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-08 23:47:04) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 前半、なんて退屈な映画なんだろうと見ていたのですが、中盤から俄然緊迫感が出てくるのですね。実際の脱走計画を実行に移し始めてからの日々は、高い知能指数を誇るモリスがあの手この手で看守たちの目をあざむくものだから、最早痛快にさえ感じてしまいます。これはもう教育上良くない。「刑務所は脱走するためにある。」みたいな。でも閉じ込められたら脱走したくなっちゃうのは本能なのかもしれませんね。 ちなみに一人残ったバッツ、ベッドの中で涙しながら、逡巡していたのでしょうか。で、結局逃げることに決めたようですが、時すでに遅し。最後のチャンスを失う瞬間を見てしまうのはなんともつらいです。それにバッツには余命僅かの母親や優しい奥さんがいるわけですから、これはほんとつらかった。 緊張がピークに達したのは、「モリスを別の場所に移せ。」「では水曜日に」「遅いな。火曜の朝だ。」の所長たちの会話シーン。え?火曜の夜に脱出じゃ間に合わないじゃん!思わず、「いつ脱出するの?」「今でしょ。」ってフレーズが頭に浮かんじゃいましたが、ここはウルフのファインプレーでモリス達は脱出の予定を早めたのでした。でも本当に焦りました。 この素晴らしい映画、前半が長すぎなければ最高だと思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-11-26 02:23:22) (良:2票) |
15.《ネタバレ》 フレッド・ウォードわりと好きなので出ているのが見られて嬉しかったです。ダニー・グローバーどこで出てたんだろう? もう一度見てみよう。楽しめて観てたんですが、締めくくりにガックリでした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-15 21:40:54) |
14.《ネタバレ》 映画館でたくさん観はじめた時期。そのころから、マックイーン命だったので、”まあ、甘いね!”というのが当時の感想。その後何度となくTVにて。もはや、名作の領域。しかし、ある作品を“オンタイム”で観賞するということは、ある意味、あらゆる視点にて、その作品の本質を”熟感”(わらひの造語)できるのではないか?というのがわたくしの持論。特に、このころ膨大な映画チラシを映画館にて、あつめ始めた私は、たくさんもっているチラシは”価値の低い作品”という極めて低能な考えを持っているので、この作品なんかは、、、、、とってもたくさん、、、、持っているので、お宝という点ではもっと、もっと評価されてほしいし、逆に、わたくし的には、あんまりたいしたことネエ作品だとおもっているので、まあ、、、、、ジレンマなのである。でも、学生のころ行きました。アルカトラズ。しかし、わたしにとっては、”ブリット”のロケ地と”タワーリング”のビルの階段が超感動だったので、思い出はちまいち。ただ、島に渡る船上からみた、アルカトラズ島周辺の渦巻くその激しい”海流”の様子はいまでも、たまに、思い出す。また、主人公が作ったような紙製の頭の模型はこれ観たときから、ずうーーと前から自分でも作りたいなあ!、、、、、とおもっている。(絵具で色塗って、ホントの髪の毛取り付けてね!) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-06-19 00:15:53) |
13.《ネタバレ》 おそらくこれを元にした作品は多いだろう。脱出方法をふくらませても、囚人達をふくらませてもいいだろう。はたまた所長をふくらませてもいい。監獄の生活、多くの表情を必要としない映画にゃ強いねイーストウッド。 |
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12.脱獄モノというのは、それだけを主題にするとどうしても短調になりがち。それに配慮してか、この作品は、さまざまなエピソードを挿入しているのだけど、エピソードが、うまくからみあっていないので、心的風景や人と人のつながりが中途半端にしか描けていない。結果として、イーストウッドの演技力に何をみるかという映画になってしまっている。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-24 09:22:58) |
11.硬派です。俯瞰で見た島は、到底脱出などできそうもない様相をしているのですが、物語の中ではせっかくのアルカトラズならではの困難さがどうにも伝わってこず、他の脱獄モノから抜きん出ているとは言い難いです。役者は良いんですが、脇のキャラクターももう一歩立ちきっていないし、塀の中の絶望感や緊張感、脱獄に対する熱も感じ取れず、どうにも盛り上がれないのが残念。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-12-03 15:34:11) |
10.30年近く前の映画とは思えない。初期の刑務所・脱獄映画として映画界に多大な貢献をしたことは確か。だがプリズン・ブレイクを観た後では・・・。まぁ比較するにはフェアではないのだろうが・・・。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-08-26 01:39:33) |
9.《ネタバレ》 淡々と脱獄の準備をしていく。面白いはずなんだけど、なにかいま一歩なのでこの点数。もう1回見たら変わるかも。 【θ】さん [地上波(字幕)] 6点(2006-12-29 18:01:39) |
8.《ネタバレ》 映画の限りではあまりにもうまくいきすぎたようで、大脱走のような山あり谷ありのドラマではない。舞台も警備が厳重な以外はよくある普通の刑務所で、欠点がある映画ではないが特に高く評価する点も無い地味な映画である。まあ面白いことは面白い 【Arufu】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-24 16:13:28) |
7.淡々としてました。もっと何かサブ要素がほしかった。 【ばかぽん】さん 6点(2004-12-09 14:54:29) |
6.《ネタバレ》 実話の脱獄ものってけっこういっぱいあるんですねぇ。緊張感なら断然『穴』。人間ドラマなら『パピヨン』。『アルカトラズからの脱出』が秀でている部分は、映画とは関係の無い「脱獄方法」のような気がする。 ヒーローものにありがちな、魅力的な主人公をひたすらに追うというつくりである一方、強引な展開、前面に出すぎる音楽などの過剰な演出を極力抑えたつくりはいかにもドン・シーゲルらしい作品です。コレが、実話にしてはあまりに劇的な脱獄劇を見事、緊張感と娯楽性を損なわずに作り上げた所以では。 ちなみに、脱獄に成功した3人は溺死したというのが大方の見解だそうです。真相はこの3人にしか判りませんが。 【R&A】さん 6点(2004-05-28 14:01:59) (良:1票) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 全体的な印象としては67【あまね】さんや57【SARA】さんと同じく、余分な贅肉を落とした地味な映画ながら、スリリングなサスペンスを味わえる作品。特に中終盤は、ドキドキの連続。看守がフランクの頭を触るところなんかは「やめろ~」って叫びたくなっちまう。 ただ、脱出後の爽快感に欠けるところや画面が暗いところなどがマイナス点か。 印象的だったのは、ところどころに登場する菊の花。キクを踏み潰してどれだけ自由を奪っても、心の中の菊(=自由)まで奪うことはできないということだろう。 (2019.12追記 どうしてもショーシャンクと比べてしまうのだが、こちらの看守や他の囚人たちはいたって自然でGOOD。いちおうホモ的な話も出てくるが、凄惨なことにはならずで良い。大きく違うのは脱獄してからのエピソードがまったく描かれておらず、カタルシスに程遠いこと。指を切断したり、ネズミを飼ってた男が急に倒れたり、一人は行き遅れたりと意味不明なシーンがかなりあるのがマイナス点。ただ脱獄のスリリングさを味わう映画。7点→6点へダウン) 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-17 11:07:38) |
【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 11:21:12) |
3.他の有名な脱獄映画に比べると、全体的に派手さはないが、だからこそ生まれたリアリティは秀逸で緊迫感はあった。地道にコツコツと脱獄を図るストイックな主人公は、クリント・イーズトウッドにはハマリ役で巧い演技だった。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2003-10-30 17:15:27) |