|
《改行表示》10.《ネタバレ》 何が起こっても不思議ではない感じ(多分に、途上国への偏見が含まれる)は最後まで緊張感を持続させてくれるが、主人公の行動原理が説明不足だと感じた。 なぜ赤ん坊を育てようとしたのか(自らが愛されなかったからだとは想像できるが、説明不足)、育てようとした割には簡単に人に預けてしまうのか、なぜ罪を犯すのか(父への復讐?と思ったり)…等々。 もう少し主人公に心情を語らせていれば、共感・理解しやすい作品になったと思う。 (先進国目線からの)途上国の悲惨な現実(っぽいもの)を見るにはいい作品であり、そこがアカデミー賞などでも評価されているのだと思うが、映画としての印象はそれほどでも…。 見て時間を損したとは思わないが、絶対見ておいた方がいいよ!と人にオススメしようとも思わない、そんな作品。 |
9.《ネタバレ》 練乳チュッチュに思わず笑顔になったが、その後のアリンコに顔面蒼白w 気付き学ぶ事ってやっぱり大事。現場から飛び出して外を見る事や過去を振り返り未来に生かす事。そうする事で導いてくれる何かと出会うであろう。足踏みしてちゃ進歩しない、そんな映画。まぁ根本が腐ってる奴は何も気付けないまま死ぬけどね。赤ちゃんや土管の子達も気付きますように。先生が先生になれますように。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-25 02:33:28) |
《改行表示》8.南アフリカという異色の舞台で、貧民街や土管暮らしなど、 貧しさを描いたストーリーを扱ってはいるものの、 映画を形作っている技巧はきわめて現代的なもので、 そこには南アフリカならではを感じさせる、素朴さ、天然さ、土着感、 意外性に富んだディテール、などのようなものがいまひとつ感じられず、 その点ではかなり期待外れな映画だった。 現地人の手によらない、英国人のフィルターを通した世界を見せられているような気分になった。 これでは場所と人種が変わっただけで、訴えたいものもなく技巧に走るばかりの、 いくらでもあるような人工くさいハリウッドドラマと大差ないのではないか。 【且】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-07 23:17:36) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 豊かさや、貧しさってのは、生きるってことと関係があるのだろうか、 車椅子のじいいさんに、ツォツィが尋ねるんだが、なんていったんだったかな 、びしっとは心に響かなかったな。たしか、太陽を感じるためだとかなんとかって言ってたんだが。この映画って、何を言いたいのだろうか。うーん。これもうまくは汲み取れませんでした。貧困や差別ってのは、映画では、体感できないんでしょうかね。現地に行くのが一番感じるんだろうね。 やっぱり映画ってのは、こういう興行的でないほうがおもしろいですね。 【杉下右京】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-04-15 07:07:52) |
|
《改行表示》6.まーまーの映画かと思います。 生まれや環境のために不良となった少年が、誤って赤ん坊を誘拐してしまった事による心情的な変化を描いています。 母親の子どもに対する無償の愛の深さに、不良少年は心打たれていくって物語(だと思う)。 素材は悪くないと思うんですが、なんとなく物語がぶつ切れ感があり、掴み辛い。人によって感じるところがだいぶ違うんじゃないかな? 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-02 02:34:17) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 全体的にもの悲しい映画でした。 強盗や殺人のシーンでは派手な演出も観るものを驚かせるような奇策も戦略もなく、ただ単純に銃やナイフで脅すだけ。それが余計にリアルで、ハリウッドのアクション映画であるような特別なスキルを持った人とは違う、普通の人間がやってるという印象を強く受けました。 最後はややうまくいきすぎな感じもありますが、少し希望が見えるあの終わり方で良かったんだろうと思います。 【Trunk】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-09 12:40:09) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 南アフリカ・ヨハネスブルク。アパルトヘイトの爪跡が今も残る社会にツォツィ=不良と呼ばれるその少年は、ある日、奪った車の中にいた生後数ヶ月の赤ん坊と出逢い・・・。なかなか有り得ないと思うが。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-27 08:59:45) |
3.そもそも自分のことだけ考えてやりたいことをやる頭もよくない悪いやつというのに共感を覚えないので、そんな主人公が赤ん坊を手に入れてどう変わろうと全く理解できない。 【HK】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-27 12:56:40) |
2.《ネタバレ》 映画に登場する不良にはパターンがあって、1ふてくされている、2世間に対してたかをくくった態度をとる、3馬鹿にしたうすら笑いを浮かべる、といったところ。なのにこの主人公はそのどれもしてくれない。常に硬い表情を張りつめ崩さない。世間に対してどちらかというと怯えているようでもあり、それを無理に鼓舞して向かってる感じ。車椅子の男に「なんで生きているのか?」と尋ねるあたり、からかいも皮肉もなく、僧に疑問をぶつける求道者の真剣さすら感じられる。彼の表情がこの映画のすべてだ。話の段取りは、母の記憶や女性のたしなめなど、陳腐に落ちかねないぎりぎりのところで進むが、射殺されるドラマチックなラストを採用しなかったことは成功だった。彼の被害者であるブラザーの声に励まされ、みっともなく手を上げる姿で切り上げる。おそらく求道者が道を見いだしたときの姿というのは、そのみっともなさが神々しいこんな姿なのじゃないか、という気にもなってくるのだ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-16 12:20:25) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 いい映画なのだが、今一歩感情移入できないのと強引さを感じた。あそこまで暴力・殺しに身をおいていツォツィが赤ん坊を連れて帰った理由は?生まれ育った環境が背景にあるのだろうが、ちょっと違和感を感じた。ただ、ツォツィの演技は素晴らしいものがあった。若干のわざとらしさはあれど、子供に見せる顔と仲間達に見せる顔の変化は、彼の寡黙な性格を上手く表現していた。ツォツィが「礼儀」や「人を思いやる心」を学んでいくという設定は、王道なれど観ていて安心感がある。安定した構成や映像の雰囲気はよかったのだが、あの音楽の挿入はいただけない。とても安っぽい。全体として静観な雰囲気で終始すれば、もっとよい世界観を生み出せたと思う。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-10 17:44:28) |