《改行表示》13.《ネタバレ》 なんか作風がガラッと変わったのね。 「マグノリア」がこの監督のピークだったように思うのですけど、個人的には「ブギーナイツ」がいちばん好きです。 ダニエル・デイ・ルイスの演技は完璧だと思います。名優と言われる男優なら一度は演じる役柄という感じ。 演技は凄いんだけど映画としてはどこといって面白くないです。 タイトルは旧約聖書からの引用らしいけどだからナニ?って感じだし、この時代じゃないといけなかったのかしら? 結局、粗野な強欲石油王とインチキ預言者の積年の恨みと確執、その結末じゃないですかね。 でもダニエル・プレインヴューは表には出さないし自覚があるのかもどうかわからないんですが、自分のことを恥じている部分があるんじゃないかなんていうものを感じる。自分との葛藤に負けた人といったらいいのか・・・だから自ら終わらせることに? はっきりわかったことはこの監督はやはり取り留めもない群像劇の方が上手いってことかな。 マンネリを恐れて変化を試みたんですかね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-18 17:09:22) |
12.《ネタバレ》 まぁとにかく重い映画だこと。見応えはすごくあるし、1900年代初頭の石油産業の起こりは興味深い。でもなかなか観るのにパワーを使う疲れる内容でしたね。もうちょっと息子をかわいがってやればよかったのに、たとえ本当の子じゃなくてもさ。ちょっと長いしキツイ内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-06-28 09:51:22) |
11.うーん、ダニエルさんが相変わらず、熱演で、ある意味どの作品を観ても彼の印象しか残りません。作品として非常に起伏があって面白いのですが、最後まで観ると疲れ切って正直、彼が最後どうなったかどうでも良くなってしまいます。実在の人ならば、求めていたものが金だったのか、ロマンだったのか、愛だったのかで作品の内容は大きく変わると思います。今作はラストにかけて非常に後味が悪い終わり方をします。個人的にはもうちょっと夢のある話の方を観たかったです。 【たかちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-12-08 21:50:12) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-24 22:17:12) |
9.《ネタバレ》 人殺しといて教会行ったら赦されるんかい。んなむちゃくちゃな。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-06-24 20:42:46) |
8.映画の出来としてはそうとう良いと思うのだけど、感情移入できず、よくわかんなかったってのが正直なところ。 |
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7.何度も睡魔に襲われました。最後まで見るのに3日かかりました。冒頭からの10分くらいはほとんどセリフもないのに緊迫感があって惹きつけられたんですが。ダニエル・デイ=ルイスの顔がカネしか信じない利己的で野卑な感じが内面から滲み出る男の顔になっていて、これが他作品じゃ貴族やらを演じて気品を感じさせる高貴な顔を見せていたんだから、彼の「タダもんじゃなさ」を終始見せ付けられた感じです。でもって、ポールとイーライが双子ってのが途中分からなくて終盤までいささか混乱気味。また、全体に流れる不協和音気味な音楽が効果的で良かったのに、メアリー油井のお祝いとラストに唐突に流れるブラームスが違和感強し・・・(しかも、ホントにどうでもいいけどムター&カラヤンを使うなんてあんまりセンスを感じない)。でも、最後のアルトマンへ捧ぐテロップにちょっと感動したりして・・・。作品自体を堪能するというより、個々の素材を楽しんだ、という感じでした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-11 11:31:35) |
【Junker】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-14 02:03:50) |
5.《ネタバレ》 資本の論理と宗教の倫理がアメリカの二本の柱で、それが狂ったのが現在の状況、ってことを言ってる話なら納得できるけど、もひとつ焦点が分からない映画だった。主人公と狂信家、たしかにどちらも個性の強いキャラクターだが、モンスターって言うほどではなく、なんか二流なんだな。主人公も財を成したけど、けっきょく最後に勝ち残るのは、あのレストランで隣のテーブルにいたような都会的で垢抜けた連中のほうでしょ。宗教屋のほうも、財の蓄積に失敗して滅んでいく。どちらもコツコツやる庶民を最初から呑んでかかってくヤリ手なんだけど、モンスターとして抜きんでていくだけの力量はなかった。ニセの息子を作っても、ニセの弟に騙されてしまう。家族を求めても、うつろなシンメトリーが際立つ家だけが残る。それとも、私たちは二流だったというアメリカの反省の映画なのかな。よくわかんない。この監督の才能、アルトマンもどきのときも半信半疑だった、なんかありそうなんだけど、まだ私はつかみきれない。弦楽器のみの音楽(ときにバルトークのような、ときに湯浅譲二のような)はいい。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-22 12:08:43) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-27 08:20:10) |
3.《ネタバレ》 まだデニムが登場する前の、砂と油のギトギトを期待して鑑賞。前半いたってクリーンで時間を追う事にダニエルがギトギトしてきます。予告編などで恐らく宗教的な価値観が全面に出ているのだろうと考えていたけど意外とそうでもなく、ラストの淡い一瞬の映像はアメリカの人生を象徴していると思う。 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-07 23:22:30) |
2.《ネタバレ》 最初の15分間で、下積み時代の孤独な発掘作業をすべて表現している手腕は見事。また、その後も、画面内に余計なものを登場させず、ひたすら荒涼たる平原での地味な発掘をじっくりと見せてくれる。ダニエルの表現力、存在感は、いささかも低下することはなく、150分以上ほとんど出ずっぱりながら、テンションがまったく途切れていない。他方、ポール・ダノは良い俳優だとは思うが、ダニエルとの完全一騎打ちバトルというのはさすがに荷が重かったのではないか。主人公の静かなる狂気に対抗し、これを裏打ちするためには、神父もまた別な方向からの狂気を示していなければならないが、そこまでは遠く到達していなかった。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-06 04:43:07) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 20世紀初頭のカリフォルニア。一人のしがない鉱山労働者が石油採掘によって富と権力を手に入れていく・・という話。 「ギャング・オブ・ニューヨーク」で、デカプーの敵役・ブッチャーを濃い演技で見せてくれた、ダニエル・デイ・ルイスがまたも特濃演技でアカデミー主演賞をゲットしてます。 主人公ダニエルは、安い土地を買占めて油井を掘り当てるんですが、火事で息子が負傷してしまう。真摯に看病したかと思いきや突き放したりで、心情含めて人間性が分かりにくいです。そして、周辺には、弟と偽って近づいてきた男、寄付を強要する牧師など、一癖ある人ばかり。ダニエルは彼らを手に掛けてしまうわけです。 人を信じず、信じるのは金だけ、疑心暗鬼に包まれ弱肉強食の中に生きている人々と、そういう時代だったということを訴えているのでしょう。 2時間半を超す話なので、お尻がすぐ痛くなっちゃう人はご注意をw 【尻軽娘♪】さん [試写会(字幕)] 6点(2008-04-17 13:34:12) (笑:1票) |