太陽を盗んだ男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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太陽を盗んだ男

[タイヨウヲヌスンダオトコ]
1979年上映時間:147分
平均点:7.52 / 10(Review 144人) (点数分布表示)
アクションサスペンス犯罪もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-18)【イニシャルK】さん
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監督長谷川和彦
助監督相米慎二
キャスト沢田研二(男優)城戸誠
菅原文太(男優)山下満州男警部
池上季実子(女優)沢田零子
北村和夫(男優)田中警察庁長官
神山繁(男優)仲山総理大臣秘書
佐藤慶(男優)市川博士
伊藤雄之助(男優)バスジャック犯人山崎留吉
汐路章(男優)水島刑事
久遠利三(男優)
市川好郎(男優)
高山千草(女優)
江角英明(男優)田中の部下江川
風間杜夫(男優)プロデューサー浅井
石山雄大(男優)
草薙幸二郎(男優)電電公社技師
高並功(男優)
小松方正(男優)サラ金の係員
戸川京子(女優)城戸の生徒
西田敏行(男優)サラ金の男
水谷豊(男優)交番の警官
長谷川和彦(男優)電車の乗客
黒沢清(男優)桜井国彦
堀弘一(男優)
原作レナード・シュレイダー(原案)
脚本長谷川和彦
レナード・シュレイダー
音楽井上堯之
多賀英典(音楽プロデューサー)
小野寺修(選曲)
編曲星勝
撮影鈴木達夫(クレジット「鈴木達麿」)
栗田豊通(撮影助手)
伊藤昭裕(撮影助手)
製作山本又一朗
黒沢清(製作進行)
キティ・フィルム
配給東宝
美術横尾嘉良
丸尾知行(美術助手)
山口修(美術助手)
鈴村高正(装飾)
編集鈴木晄
川島章正(編集助手【クレジット「川島章生」】)
奥原好幸(ネガ編集)
録音紅谷愃一
高橋三郎(整音)
照明熊谷秀夫
木村誠作(照明助手)
水野研一(照明助手)
白石宏明(照明助手)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
高校教師、城戸誠は、原子力発電所からプルトニウムを強奪し、たった一人で核兵器を作ることに成功、そしてそれを元に国家を脅迫し始めるのだが・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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14.内容としては日本社会のパロディであり、日本社会自体が何かを真剣にやろうとするとパロディのようにしかなれないというお話です。学園ドラマ、アクション映画やスパイ映画の真似事、鉄腕アトムの主題歌、とにかく何をやってもごっこ遊びのようにしかならないという倦怠感。テーマは世界の核拡散への警鐘…のようなものではなく戦後世代の戦争経験者へのコンプレックスです。あのバスジャック犯の老人のように無気力ではなく何かに対して必死で生きてみたかった、その気持ちが主人公を突き動かすのです。しかしその無気力な倦怠感の原因が何か社会にあるのではないかという点は追求されずに、漠然とそういう空気があることだけを前提として物語が進んでいくところがこの映画の限界です。明確なメッセージが欠けているので行き当たりばったりなまま終わるのは主人公だけじゃなく映画自体もそうなのは困りものです。もはや沢田研二も老人となる現代ではこの映画自体がゲリラ撮影やキワドイ題材を可能にしたエネルギッシュな時代への憧れのような論調で語られるのも皮肉な話ですな。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-06-15 23:29:39)(良:1票)
13.原爆を造った男が日本国家を脅迫するコメディのようなサスペンス・・・なのにやたらシリアス。でも滑稽。二時間半もあって登場人物も少ないのに、人間背景も何も書かれず、淡々と事件を追ってくだけの手法の割りに、めちゃくちゃな展開で飽きはしないです。どうも感情移入できないのが難です。
すべからさん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-29 17:25:06)
12.70年代の雰囲気を味わえるという長所はあると思いますが、ストーリーの支離滅裂さが面白みにあまりつながっていないように感じられてしまいました。まあ俳優陣は魅力あるんですけど。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-05-10 19:18:54)
11.《ネタバレ》 うーん。古い映画だからしょぼいとか、古い映画だから名作っぽいとか、そういうのを差し引いて考えた場合……面白かったのは見所のシーンだけだったかなぁ。途中から主人公(とヒロイン)が腹立だしくてしょうがなくて、あとローリングストーンズの来日が嘘だとか一般人をガッカリさせる事は止めて下さい! ノд`)猫もかわいそうです! で、プルトニウムってあんなに簡単に盗み出せるものなんですか?……とは言っちゃいけねえんだろうな。ブンタのガッツとジュリーのシリに+3。
えむぁっ。さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-19 05:20:39)
10.少し期待しすぎたみたい。前半の原爆製造から最初の要求まではなかなか面白かったが、後半は一気にトーンダウンのカンジ。池上季実子はどう考えてもいらない。カーチェイスなどのアクションシーンももう少し見たかったなぁ。全体的な構成は悪くはないし、大規模な空撮も評価できる。それにしても、どうしてもラストだけはいただけない。後味がいまひとつ。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-25 18:32:10)
《改行表示》
9.ジュリー(演じる教師)は全くやる気がなくなってやさぐれた精神状態の中年男である。それはなぜでしょう。答えは「資本主義」の毒にやられてしまったからです。 そういった視点から見ると、これは個人的な問題なのに、実は個人的な問題でない。 「PINK」という岡崎京子の漫画を思い出す。 それは確か「資本主義に負けてしまった女の子の話」と作者が言っていた。深く納得。 この作品のジュリーも「資本主義」の毒と闘っていた男なのだ。そして刀折れ矢尽きる寸前に天啓のようにある方法を思いついた。 そして彼の見つけた「個人VS資本主義」の闘いに勝つ究極の方法は、「オカネ」を用いずして他人より優位に立ち、己の要求を通すという方向性のものであった。と、私は思っている。いっぽう「PINK」の女の子は、「自分の持ち駒のうち、需要があるものを売る(普通の人はそれを売らないが)」という最も「資本主義」を全うする道を自ら選び歩んでいるのだが、ここに、「資本主義に何の疑問も抱かずこれを全うするあまりに、人間性や尊厳を失う」という問題が当然生じてしまったわけだ。作者の岡崎はもちろんこの「純粋すぎる資本主義」を肯定せず、「PINK」の主人公には思いもよらぬ不幸が突然訪れるが、本人がそれを知らぬうちに幕は閉じる。 「お金があればなんでも買えて楽しい」と「お金が(充分に)ないからなんでも買えるわけじゃなくてみじめで不幸」の間にある広い川の途中のどこかで、資本主義国に生きる誰もが「資本主義」と闘っている。 たいていの人は「資本主義」と折り合いをつけて(またはあきらめて)老いて死んでゆくが、時には特異な闘い方を発見する者たちがいて、それが「太陽を盗んだ男」でもあり、一方には「PINK」の主人公が存在する。両者は同じ戦争を別の方法で闘っていただけなのだ。 私とて、できることならお金の事を考えないで一生暮らしたい。 野球中継がいいとこで終わるとき、この映画を思い出すなあ。 
パブロン中毒さん [ビデオ(吹替)] 6点(2006-07-18 23:48:35)
8.《ネタバレ》 ここでの高評価を見て思いっきり期待してみてしまったので、ちょっと期待外れでした。望むらくは次のような状況で見ていれば全然違った印象だと思います「高校生の夏休み、暇を持て余し思いっきり昼寝してしまって、夜眠れずに深夜映画劇場で何の予備知識も無くこの映画と出会う」。ナイター延長あたりまでは緊張感保てたのですが、池上季美子のくだりあたりから緊張感がなくなってきました。
かけさん [DVD(邦画)] 6点(2006-06-03 09:55:00)
7.前半の原爆づくりの過程のスリリングさに比べれば、後半はだらだらと間延びしすぎのまとまりのない映画。「菅原文太、沢田研二、池上季実子にそこまでやらせるか!」というカーアクションはさすがにすごいが、それだけ。ラストの尻切れぶりは、ワンアイデアで突っ走ったものの、収拾がつかなくなったスタッフの混乱振りが露呈したものでしょう。「太陽にほえろ」を連想してしまう安っぽい音楽は演出上の狙いなのか? お金はかけているが、所詮は自己満足の自主制作映画という感じがします。アイデアの面白さは認めるので、「踊る大捜査線」のスタッフあたりがリメイクしたら、面白い映画になるかも。
satoshiさん [DVD(吹替)] 6点(2005-11-05 11:45:26)
6.原爆を作る過程が一番面白かった。バスジャックをした老人の要求と現代人の代表・城戸の要求の対比も面白い。だが、アクション色をどんどん色濃くしていく中盤以降は思わず「おいおい、、」と突っ込みをいれたくなる展開へとなだれこむ。ド派手なカーチェイス、あり得ない行動をするラジオDJ、ヘリから飛び降りても死なない文太、撃たれても死なない文太、撃ちまくられても死なない文太、、、。それでも初代RX-7のどう考えても法定速度をはるかに越えた爆走ぶり、そして大量のエキストラが登場するデパートの騒動など、この映画にはゾクゾクしてくるようなパワーを感じる。皇居前の撮影も国会議事堂の女装潜入も首都高カーチェイスもすべて許可無しゲリラ撮影。警察が出るたびにスタッフを一人、また一人と留置場へ行かせて撮影を強行したとか。それ相応の覚悟と意気込みがなければ出来ない。そしてその覚悟と意気込みが確かに映像ににじみでている。
R&Aさん 6点(2005-01-20 14:42:57)
5.《ネタバレ》 沢田研二扮する主人公の持つ「爆弾」の如き凄まじい程の内なるエネルギーが滑稽な脅迫という形で「爆発」した。ある意味、原爆より危険かもしれない。誰でもいいから、「起動」する前に爆弾(主人公)の中の赤線(動脈)、黒線(静脈)のどちらでもいいから切ってでも、「爆発」を阻止すべきだったのかも・・・。
STYX21さん 6点(2004-04-22 23:36:06)
4.昔観た記憶...沢田研ニのイカレっぷりも印象に残ったが,それよりプルトニウム(ウラニウム?)が,紫だか青だかの液体だというのに子供の私は驚いた。ウラン鉱山っていうくらいだから固いもんだと思ってたのに...ホントはどうなんでしょ?ラストもあの時代の雰囲気みたいなものがあって良かったと思う。
veryautumnさん 6点(2004-01-17 08:55:42)
3.最初の方はどうなるんだろうと期待させる部分もあったけど、とにかく長い。途中でだれる。だれたところあたりには「それはないやろ」というツッコミどころがたくさんあった。もうちょっと短くテンポよく見られたらな~。でも沢田研二の行動や言葉には考えさせられるところもあるので、可もあり不可もありといったところか。
yasuさん 6点(2003-08-15 18:00:35)
2.今の時代、ジュリーのような存在感のあるスターっていなくなったなと思いました。窪塚じゃ無理だわな。
もりしげひさやさん 6点(2003-06-24 15:33:35)
1.当時はゴジ(ゴジラの意)と呼ばれて勢いのあった長谷川和彦監督が、ディレクターズ・カンパニー設立前に、個人的な核テロリズムという希有な題材を、その勢いのまま撮り上げた一本。菅原文太と沢田研二という個性も手伝って、まれに見る勢いのある邦画に仕上がっていました。その勢いたるや、当時は実際にローリング・ストーンズまで呼んでしまおうと画策した程だそうです。そのパワーの再興を願い6点献上。
sayzinさん 6点(2001-10-04 13:30:53)
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【点数情報】

Review人数 144人
平均点数 7.52点
000.00%
100.00%
210.69%
364.17%
474.86%
564.17%
6149.72%
72920.14%
83222.22%
92819.44%
102114.58%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.62点 Review8人
2 ストーリー評価 8.22点 Review9人
3 鑑賞後の後味 7.87点 Review8人
4 音楽評価 7.88点 Review9人
5 感泣評価 6.75点 Review4人
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