7.《ネタバレ》 レースシーンは相変わらずの迫力。
ストーリーの平凡さも相変わらず。
悪役がぱっとしないのもいつも通り?
よく言えば安定感があります。
ドミニク・ブライアン・レティ・ミアと、“1”の面々も登場しますし。『とーきょーどらいぶ』とのつながりがちょっとだけあるのも何か嬉しいですね。
悪く言えば新しさが皆無。
『悪党のドライバー選びでレースをする。』『悪党のドライバーになる。』『ラスト逆転する』
流れとしては『2』の流れに近くて、それを『1』のメンバーでやった感じでしょうか。
映像は少し面白くなってきたかもしれません。
『坑道レース』はあんま見たことないですし、ナビシステムを無視しまくる前半の演出も単純だけれど面白い。
ただちょっと面白いだけで、それぞれのレース、カーチェイスが、ストーリーを盛り上げるために効果的に働いていないのがもったいないです。もしこの迫力のレースに、『必然性』が加われば、映画そのものがもっと盛り上がりそうな気がします。
ついでに言うなら、ドミニクやブライアンがレースで他を圧倒するシーンなんかも織り交ぜて欲しい。
レース映画ならではの高揚感や優越感を共有したい。
『この二人がドライバーだから』っていうメリットをもっと感じたいのです。
スピード感はあっても、高揚感が足りないのです。
ラストのオチは凄い好き。まだ見ていませんが、『MEGA MAX』への期待が高まります。