エノケンのちゃっきり金太のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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エノケンのちゃっきり金太

[エノケンノチャッキリキンタ]
1937年上映時間:72分
平均点:6.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマコメディ時代劇ミュージカルモノクロ映画
新規登録(2009-10-17)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2023-05-06)【イニシャルK】さん
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監督山本嘉次郎(演出)
助監督谷口千吉(製作主任)
黒澤明
本多猪四郎
キャスト榎本健一(男優)ちゃっきり金太
中村是好(男優)岡っ引倉吉
柳田貞一(男優)上州やの亭主
如月寛多(男優)小原葉太郎
榊田敬二(男優)
原作山本嘉次郎
脚本山本嘉次郎(作)
音楽栗原重一
撮影唐沢弘光
配給東宝
作画横山隆一(漫画)
美術北猛夫
編集岩下広一
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4.《ネタバレ》 エノケンこと榎本健一は戦後の映画で何本か見ている程度で、人気のあった頃の戦前の主演映画を見るのはこれが初めて。喜劇映画としてはトーキーではあるが、サイレント喜劇のようなつくりで、エノケンの追手から逃げるために走るシーンなどはまさにアメリカのサイレント喜劇ののりだし、中村是好とのやりとりも笑える。しかし、総集編であるからか話の流れがイマイチ分かりにくく、いちばん盛り上がるはずのクライマックスも本当は最後の見せ場だろうにかなり手っ取り早く終わってしまい、なんだかなあという印象。それでも戦前のエノケンの喜劇俳優としてのすごさはこれ一本見ただけで伝わってくるし、チャップリンやキートンにも引けをとらない存在だと感じることができた。これだけでもこの映画を見た価値はじゅうぶんにあると思う。横山隆一の描いた登場人物のイラストとエノケンの解説とともに出演者がクレジットされるという演出がなんともユニーク。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-08 01:27:12)
3.《ネタバレ》 開始早々流麗なローマ字で「Enoken」と出たあと、のぞきからくりの似顔絵で出演者を紹介する、粋で楽しい演出です。内容的にも幕末の話なのに、現代の歌がバンバン登場するナンセンスぶりは楽しめます。エノケンはやはり動きがすごいですね~。逃げるところなんか、本当に足が4本に見えます。岡っ引き中村是好との、息のあった名コンビも見もの。しかしやはり総集編であるために話がつながらず、隔靴掻痒の感があるのは何ともなりません。最後のドタバタもかなり省略されているようで、なんだかよくわからないうちに終わってしまいました。ああもったいない。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-03 13:53:45)(良:1票)
2.総集編でも残っていることを喜ぶべきなんだろうが、流れがおかしくなってしまっているのが、けっこうキズに感じる。中村是好との関係などギクシャク。なんか大筋のつなぎ合わせのほうを大事にして、ギャグとしての流れを犠牲にしたんじゃないか。滅んでいく幕府に同情的で、新興勢力の田舎ものをコケにするのが江戸っ子かたぎ。もちろん基本はこの時代の映画で親皇側を立ててはいるが、明治以降の大衆文化って、けっこう佐幕派的な心性がひっそりと生き続けている。エノケンのキャラクターは、卑屈としたたかさが同居したもので、チャップリンもそうだった。映画初期の庶民の理想像だったんだね、あんがい革命の時代ってことともどこかで通じていたか。スリのねえさんと一緒に旅していた、娘の父親探しはどうなったんだろうな。クシャミをすると是好が出てくるあの感じはよかった。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2012-04-30 09:35:22)
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1.東宝ビデオ版「エノケンのちゃっきり金太」を鑑賞した。 尺が72分のもので、オリジナルの前篇と後篇をぶつ切りにして、それをつないだものらしい。 確かに展開が突飛というか、いまいち分かりにくい箇所があった。  エノケンは、チャップリンの様に、自分で自分の映画を創らせると、非常に良いものを作る人だ。 脇役で黒澤映画に出たりもしているが、それほどイメージは良くなかった。 本作は、まさにエノケンの独壇場で、エノケンの良さがうまく発揮されていた。  1930年代の日本映画という趣きが存分に漂っている。 まるで、無声映画をそのままトーキーに変換した感じの味わいだ。 バックに流れる音楽も、まるで活弁つき無声映画の音楽の様である。  ラストシーンも素晴らしく、心地良く最後まで観ることができた。 ただ、面白さと完成度という点で、『エノケンの頑張り戦術』には少し及ばないかなぁ。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-10-17 20:38:48)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.00点
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400.00%
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64100.00%
700.00%
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