13.《ネタバレ》 正直そんなに面白くはないけども何かすごいパワーを感じる映画ですね~。ロシアの監督さんらしい荒々しさがジョン・ヴォイトの凶暴な雰囲気と相まって独特の疾走感がありますよね。そんな中突然登場のレベッカ・デモーネィ(若い!!)色気もクソもないそばかす全開のフツーのおねーちゃんぶりがいいすね(笑) 今書いててフと思ったけど、脱獄の時に体にグリスを塗ったくるシーン・・・これ何かほかの映画でも見た気がするけど(何だったかな?!)これって極寒の状況であったかいのかなーー、でも絶対気持ち悪いよね。ラストはなかなか良かったとワタシはオモイマスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-31 20:55:17) |
《改行表示》12.本作のベースにあるのは脱獄モノなのですが、脱獄後に味わう自由や爽快感といったものはほぼありません。 脱獄モノとしては脱獄する囚人に感情移入できるところが無く、最終盤まで追手(本作では所長)との接近戦も無い。 パニックものとしての緊張感も物足りなく、(特に頻繁に挿入される管制センターのやりとり) 掴みどころがない部分もあるのですが、極寒の中、極限状態の人間模様を見せる映画としてはなかなか面白かった。 ラストのシェイクスピア作品の一節「どんな野獣にも憐みの心がある・・・」 これはジョン・ヴォイト演じる男のことを言っているのか。 この一節と、脱獄の相棒と途中から加わった女の命を助け、自らは生きようとしないラストが印象的。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-26 20:39:02) |
11.《ネタバレ》 黒澤明が投げた企画を形にしたゴーラン&グローバスのキャノン・フィルムの功績は素直に認めてあげたい。なんで監督がアンドレイ・コンチャロフスキーなのかという疑問はありますけどね。でも映像の随所にソ連の映画監督を引っ張ってきたという効果はみて取れます。刑務所の荒れっぷりや仕事に対する緊張感が不足している鉄道会社の社員たちの姿は、アメリカというよりも当時のソ連社会を投影しているみたいです。ジョン・ボイトを屋根に載せて機関車が突っ走るラストには、ソ連の映画作家が好む無常感に通じるものがあります。 黒澤のオリジナル脚本はもっと乾いたスリルとサスペンスを強調したものだったそうですが、それをアメリカ人がリライトしたら男と男の情念のぶつかり合いみたいな日本的なストーリーになってしまったというのも皮肉なもんです。出演者の中では半分ぐらい経ってようやく登場してきたレベッカ・デモーネイ、いつもの厚化粧とは打って変わってほとんど素ッピンみたいな田舎の芋ネエチャン風が良かったです、ほとんど活躍しなかったけどね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-17 21:14:32) (良:1票) |
10.結構なサスペンス要素盛りだくさんの割に、何故かあまり緊迫感が伝わらなかった・・ただ身を切るような“寒さ”はリアルに伝わった。北国育ちにとっては雪が氷塊になってしまうような寒さは「さむい」ではなく「痛い」ということがよーくわかるのだ。先頭車両に出るべく車外に出された彼のキツさ、想像するだに恐怖でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-01 01:10:10) |
9.《ネタバレ》 脱獄のスリルに比べると機関車パートはややぬるい。幸いなことに雪が積もっており、いざとなったら飛び降りればいいと思っちゃう。いくら釘を刺されても、黙って死を待つくらいならダメもとで行動するだろうと。しかし、マニーの最期はなかなか面白かった。所長は自分の手で殺し、機関車は止める。でいいのに、あえて死を選んだ意味とは? 若いバックを犠牲にしてでも助かろうとした自分が嫌になったのかもしれないし、単にアメリカ人が好きな英雄的展開にしたかっただけかもしれない。でもあの表情は生きるか死ぬかを自分で選べる「自由」を噛み締めている顔なんじゃないかって気がした。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-23 18:38:39) (良:1票) |
8.ハラハラシーンは、シナリオ製作時よりたぶん目新しさはなくなってしまったが、かえって人間造形の古さに出会えるのが嬉しい。マニーが人生観を述べるくだり。「地道な暮らしてえのがどんなもんだか。小さなシミをきれいに拭き取らなきゃならねえんだぜ」とか言って、若造が「ふん、馬鹿らしい」とか言ったのを受けて「俺はそれがやりたかった」とガンと言うあたり。そもそもこのコンビは、志村‐三船あるいは三船‐加山なんだけど、ここなんか特にそうでしたなあ。あとやたら若造が「パートナーだろ」とこだわるあたり、そしてラストでは尊敬の目で見送っていくの。黒澤映画の「師弟」が、こうして生まれ変わって生き続けてゆく、って単純に嬉しかった。所長との憎悪による結びつき、好敵手の関係、これも男の心理ですなあ。相手のことしか頭になくなっちゃうの。こういった「男と男」の世界が黒澤の世界なんだなあ、と改めて思わされた映画でした。サスペンス演出の盛り上げが下手なのも、師匠に対し弟子が一歩下がっているようで、礼儀をわきまえている。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-07 10:01:48) |
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7.《ネタバレ》 単純にはらはらして面白かったです。主人公と所長の無駄に熱い対立図式もよろしい。最後の強引な盛り上げ方にもびっくりしました。ただし、女車掌と脱獄囚が妙にあっさり仲良くなってしまうのは、どうみても変。それと、危機回避ネタの仕込み方については、「新幹線大爆破」の方がはるかに上ですね。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-19 01:28:00) |
6.黒澤明はコンチャロフスキーが会いたいといってきたけど断ったらしい。気に入らなかったのかな。それなりにおもしろかったぞ 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 22:54:50) |
5.あ、一応はアメリカ資本だったんだ。知らなかったな~。雰囲気は好きだったが、引き込まれる訳でもなく、最後まで何となく観た記憶が…。エンディングの挿句が良かった。ってか、アレが無かったら、更に-1点だったかも。 【ぽろぽろ】さん 6点(2003-07-09 10:05:13) |
4. (60年代の)黒澤が撮ってりゃナァ…と思っただけ。あと、ジョン・ボイトはJon Voightなんであって「ボイド」じゃないよ。ご参考までに。 【へちょちょ】さん 6点(2003-03-08 02:09:10) (良:1票) |
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2.黒澤を意識し過ぎて空回りって感じもしないでもないですが。オスカーノミネートのジョン・ボイトはラスト付近でやっと盛り上がりますね。一緒に観ていた友達が、“やっぱ、なんだかんだ言っても、言う人はやるときゃやるね!”って感動していましたが、そこへ行くまでのジョン・ボイトにウンザリ気味だったんで、個人的にはそれほど感動したってほどでも・・・まあこれも主観と言うことで・・・ 【イマジン】さん 6点(2001-06-16 15:19:24) |
1.黒澤明脚本によるハリウッドでの映画化だけど、本来予想されるべき映像にダイナミズムがなく凡庸な演出に終始しているのは、やはり監督の責任だろう。出演者が体当たり演技で頑張っているだけに、残念な仕上がりとなってしまった。 【ドラえもん】さん 6点(2001-03-15 15:47:44) |