《改行表示》12.《ネタバレ》 60’s意識高い系リア充共が乗ったヨットが難破。漂着した先は鳥も近寄らぬ謎の無人島。 和気藹々としていた彼らも不安と空腹が心を狂わせて行く。今でも全然古臭く感じない弱い心のぶつかり合いっぷりはなんとも生々しい。だんだん感情と暴力がエスカレートしていく様はそれだけでも十分サスペンスとして成り立っている本作。しかし本作の主人公はなんといってもキノコ!マタンゴ! キノコの誘惑!そして恐怖はシュールだけど恐ろしい!美味い!そしてトリップしちゃって気持ちが良くなっちゃうキノコにみんなメロメロ!でも危ない!食ったら最後キノコ人間になってしまう!だがキノコの甘美な誘惑に次々と負けてくリア充達。キノコ人間に囲まれる様は側からみればシュールですが本人にとっては絶叫するくらいの恐怖! ラストの締めもなかなかキマっていて最後の最後までまでドキドキハラハラの映画でした。 ちなみに特撮的にはキノコ人間も良いですが病院から見えるイカれたネオン街のミニチュアもイカしてました。うーん、マタンゴ! 【えすえふ】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-26 11:38:55) (良:1票) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 いい意味でひどい映画だった。 オープニングが精神病院からやし、船内の人間関係が最初っから良くないので始終暗い。 無人島に漂着したのに海洋ロマンのかけらもない。 マタンゴ自体はそれ程印象に残らなかった。 それよりも役者達の怪演が印象に残った。 この映画一体誰が対象だったんだろう。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-02-13 21:40:50) |
10.《ネタバレ》 観る前は、マタンゴという名の怪物と人間が闘う映画なのかなと勝手に思っていたのですが、いろんな意味で予想とは違ってました。マタンゴの正体は、キノコを食べまくった人間であり、食い過ぎて自らもキノコになってしまったという。そして、なによりも人間の葛藤劇が中心だったということ。この島は要するに、欲望に負けるとそれに溺れて出て来れなくなっちゃうよ~という戒めであり、それ故にラストは東京の街とリンクさせているのでしょう。マタンゴが完全な着ぐるみで、今観るとB級ものなんですが、1960年代前半に、これだけのセットや特撮を駆使して作られているのでその当時は超A級の作品だったんじゃないかな。「怖かった」とおっしゃられる方がご年配の方ばかりなのもうなづける。これはやはり、子供時代に観るのが一番です。大人の僕が初見するとマタンゴが出てくる度に笑っちゃうんですが、子供の時にみたらたぶんトラウマものだと思います。特に、音響にも力が入っていて、キノコが群生してる森の中で鳴り響く人の声の効果音はなかなかの不気味さでした。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-02-21 18:35:28) |
9.《ネタバレ》 怪獣ものかと思ったらシチュエーションスリラーに近い。無人島ってことで「蝿の王」にも近い。そこに怪奇ものが加味されるからんだけど、マタンゴなかなか出てきません。引っぱります。だからシチュエーションスリラーとしての面白さがあるわけなんだけど、まあ面白いと言っても知れてます。だって、こいつの本性ってこんななの?とか、こいつが裏切っちゃうわけ?とかないし(最初から本性悪そうにしか見えない)。で、いよいよマタンゴ登場です。襲ってきません。いや、襲ってるんだけど全然怖くないです。気持ち悪いだけです。『エイリアン』みたいな密室パニックになりません。マタンゴが出てきても相変わらず人間ドラマです。キノコを食うか食わないかの葛藤ドラマです。そのキノコはめちゃくちゃ美味しいらしい。で、最後まで食べなかった大学の先生だけが日本に帰ってこれるのだ。彼は欲望に勝ったのだ。葛藤を克服したのだ。多勢に流されずに人間であり続けようとした男。空腹に惑わされずに生還した男。最後に勝者の顔が映される。食っとるやんけ! 【R&A】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-03-11 17:45:40) (笑:1票) |
8.マタンゴ。このネーミングを思いついた人、センスあるなー。ま・た・ん・ご、って、何とも言えない響き。でもって映像の「マタンゴ」を見ると、それはもうまさにMATANGOの響きの持つイメージそのもので、「そうか、これぞマタンゴだ!」と納得させられるんだよなぁ。内容は、怖くはないけど不気味ではある。発想は面白いし。そもそも本作を見たのは、相方がある知人のことを「マタンゴに似てる」とふと漏らしたことが発端。見終わっての感想は・・・、ま、雰囲気がね・・・、ちょっとね・・・。そう思うことは不謹慎なのか、やっぱり。 【すねこすり】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-09-10 16:43:40) |
《改行表示》7. 学生時代、映画館で見て最近CSで見直しました。なんだか面白い心理劇でした。古い映画だからツッコミ所はたくさんあるけれど、話題を呼ぶだけのことはあると思います。ネタとして面白いからといってリメイクはしてほしくないですけど。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-03 10:44:15) |
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6.「 飢え知らず 無人島での 非常食 心も体も トリップできます 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
5.《ネタバレ》 “昭和の娯楽映画フェチ”な僕にとっては、ゾクゾクとする時代の空気感が秀逸だった。俳優たちのキザったらしい台詞まわしも聞きなれてくるとたまらなくなるものだ。“マタンゴ”という新感覚の怪物の発想と、漂流した男女の極限状態を見事に融合させた物語の骨格は素晴らしいと思う。ただ、もう少し丁寧に展開を描いてほしかった。それぞれのキャラクターに個性はあるが、その言動があまりに唐突に思える。そもそもマタンゴという生命体の性質自体が曖昧だった。ラストなんとか逃げ延びた主人公も結局はマタンゴに侵されているわけだが、「え、いつ食ったの?」という疑問が残る。しかしその顛末の描かれ方自体にはこの映画の締めとしての相応しさがあった。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-07 15:37:35) |
【flyhigh】さん 6点(2004-12-08 20:59:26) |
《改行表示》3.公開当時は凄かったのかもしれないけど、今観るとマタンゴの造形はチープで笑える。 むしろマタンゴよりもエゴ丸出しの人間ドラマの方が見ごたえあった。 【新井】さん 6点(2004-02-06 13:57:05) |
2.密室モノの面白さはあると思うけど、最後があっけなかった。 【MASH】さん 6点(2004-01-03 07:08:28) |
1.マタンゴって単語の響きだけで、いきなりインパクト十分です。毒々しいキノコのオンパレード、おどろおどろしさがたまりません。それでいてストーリーに引き込まれてしまうという秀逸さ。ある意味、マタンゴに負けず劣らず人間たちもエグかった・・・。 |