《改行表示》49.《ネタバレ》 湾岸署の管轄内で、若い女性が首を噛みつかれる事件や――噛み痕は吸血鬼ドラキュラを彷彿とさせるものだ――家族ぐるみによるスリ事件が多発する。そんな中、さらに、会社役員の死体がSMプレイのように縛られた状態で発見された。ある捜査方法の導入を検討中の警視庁は、この殺人事件をそのテストケースとすべく、大量の人員を湾岸署に派遣して捜査本部を構える。この事件の指揮を任されたのは女性捜査官だった…。 これまで『踊る大捜査線』にはほとんど触れたことがなかったが、2024年10月にテレビドラマ版の再放送があり、それと並行するように『THE MOVIE』・本作・『同3』『容疑者 室井慎次』もノーカット放送された。かなりの話題作だったから観てみようかという好奇心に、今後はこんな機会もほぼないだろうという気持ちが重なり、よく似た立場の妻とテレビ版全話および『THE MOVIE』を視聴、その次の日に本作を視聴したのだった。 『THE MOVIE』の公開から4年経ってからの制作だったからだろう、特にテレビシリーズに顕著だった『新世紀エヴァンゲリオン』のオマージュはほぼみられなくなり、アクが少なくなった印象だ。演出の特徴が減損してマニアックさも少なくなったが、その分、観やすくなったと言えるかもしれない。 『THE MOVIE』と同じく、青島をはじめとする湾岸署員は3つの事件にあたることとなる。その中には、殺人事件を優先せよという上の命令にやむなく従いながらものちに反発する展開や、犯人からの電話を受けた捜査本部が現場の刑事に近隣の電話ボックスの一斉チェックをさせたりする場面など、テレビシリーズによく似たシチュエーションがあり、若干のネタ切れ感もあったりする。 だが、本作で一番残念なのは、女性捜査官の無能っぷりだろう。彼女の行動や発言があまりにもカリカチュアされ過ぎていて、有能な指揮官として見るにはあまりにも無理があるのだ。この指揮官は、人心掌握術も柔軟な思考回路も、さらに言えば沈着冷静に自らを律するメンタルも持ち合わせていない。彼女の起用には、警視庁が男女を平等に登用しているというアピールの目的があったと劇内で語られているが、この作劇法は女性の地位を却って下げていることになりはしないか、女性視聴者の中には怒りのような感覚を持つ者さえいるのではないかと余分な心配までしてしまった(本作が公開されてから20年ほど経ったことで、我々はこういったことに敏感になっているのではないかと思う)。 一刑事である青島が劇中で注目され過ぎている、ヒーローとなり過ぎているのではないかという気はするが、今回も事件は無事解決。今回は犯人の言う「かめだ」で野村芳太郎監督の『砂の器』のオマージュが描かれており、こちらにも思わずニヤリとさせられた。劇中で『砂の器』のビデオテープとともに、前作でオマージュされた『天国と地獄』のビデオテープもちらりと見えるカットがあったのも嬉しかった。 【はあ】さん [地上波(邦画)] 6点(2024-10-27 12:57:46) |
48.《ネタバレ》 邦画の実写のナンバーワンでございます。当時は大ヒットしたのでそれだけたくさんの人が楽しみ、思い出に残る作品となった人もいることでしょう。内容はどうであれ映画にはそういう側面もあって良いのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-18 23:55:29) |
47.部分的には面白い所もありますが、全体的には酷い筋書きで。設定が甘いのか、敵役が弱過ぎるので緊迫感が足りない。岡村は必要なかったかなぁ。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-08-08 23:41:03) |
46.犯人逮捕の下り無茶苦茶過ぎ。何だか分からない進行振りであちこちでボロを出しつつも、とにかく勢いで最後まで乗り切ったのは評価出来ると思います。 【TAKI】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-07-29 20:02:07) |
【らしゅたー】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-14 14:10:33) |
【フッと猿死体】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-11-25 14:41:16) |
43.《ネタバレ》 この副題は必要だったのでしょうか?結局許可が下りずってオチはわざとですかねぇ。岡村の存在はオチにすらなってなかったし、たくさんの方が言われてるように、真矢さんの悪役キャラはあんまりだと思いました。とは言えほのぼのと安心して観ていられる世界観は好きですし、細部まで気を使ったモブシーンもいいですね。あと出てきただけで画面が引き締まるような、いかりやさんの存在感はやっぱ凄いっす。 【シネマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-21 17:58:47) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 「リーダーのいない組織」って、そもそも組織じゃないだろ!ただ徒党を組んでるだけの雑魚の集団に過ぎない。そんなものに振り回される警察組織もどうだろう。勝手に内部分裂しているだけで、まともに動けばこんな連中に負けるはずがない。また、雪乃さんを人質に取り拳銃を振り回している犯人の傍に、「偶然」行方不明の女の子がいる→わざわざ犯人に突進して行って撃たれるすみれさん→SATに完全に包囲されている状態で雪乃さんを連れて逃げ切る犯人…という、どう考えてもあり得ないご都合主義の展開が鼻につく。君塚脚本の崩壊ぶりが甚だしい。ただ、TVシリーズから観ているファンにとっては、青島をはじめとする「踊る」のキャラクター性で押し切られた感があり、例のテーマソングが流れるとついワクワクしてしまうのだ。 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-10-20 23:41:37) |
41.面白いと思いますよ。肩の力を抜いて観る事が出来るし、娯楽作品としては評価に値するのではないでしょうか?ただ、映画としてどうかと問われると・・・パート3をやるのであれば、テレビスペシャルでやりましょうね。 【憲玉】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-01-07 00:44:13) |
《改行表示》40.厳しい意見もおおいようですが、 この余計なものがいっぱいのところがいいんじゃないですかね。 寿司屋の大将やすりの被害者など、 にやにやしてしまいましたが。 |
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39.《ネタバレ》 1にはそこそこ感心していたが2を見て「完全に失敗」感を強くした。やっぱり初回が成功しすぎると、いろんな雑音が入って、うまくいかなくなっちゃうのが常なんだな。やっぱり1は「羊たちの沈黙」をパクったところがイケていた要因だったのだな。あといかりやをうまく使ったところね。2は「1がうまくいったから2をつくらねばならぬ」という感じがありあり。何も面白くない。非Mの私には、真矢みきにいじめられても嬉しくもなんともなく、不快なだけだ。 【パブロン中毒】さん [DVD(吹替)] 6点(2005-12-25 12:32:56) |
38.コメディ要素も多くて楽しめましたが沖田というヒステリックな女が最悪でした。上に立つ人間としての器がなさすぎ。あと犯人がショボかったです。 【ギニュー】さん 6点(2005-02-26 00:08:52) |
37.このシリーズは事件のつじつまよりも人間模様で楽しむものだと決めて、筋の矛盾には目をつぶっていました。しかし、今回はさすがに弱りました。スワットが囲んでいるのにノコノコ犯人がいなくなったり、トンネルの中に堂々とアジトがあったり、数え上げるのも馬鹿らしくなる程の穴ぼこだらけ。エンターテイメントとしては人海戦術などでさすがに楽しむ事は出来ましたけど。「笑っていいとも!」を見るくらいの気軽な気持ちで見るといいでしょう。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-01-13 03:22:01) |
36.うわ~、皆さん評価低いですね。私はTVドラマを見ていないので、予備知識がなくて理解不足だったかもしれないけど、従来のパターンを知らないので「またか」と思うこともなかったし、大きな期待もなかったのでそこそこ楽しめました。ストーリーと登場人物の性格設定があまりにも単純すぎることが気になりましたが、そこが万人に理解され、大ヒットした理由なのかなと好意的に解釈しました。ストーリーが単純すぎるのは許せるとしても、「だから女が上に立つとダメなんだ」と取られかねない点は許せませんでした。犯人がどうでもいい扱いなのは、このシリーズ特有なのですか? あくまで警官中心なのですね。 【チョコレクター】さん 6点(2005-01-02 22:54:00) |
35.いやぁ~私はねぇ。数年前に映画館で涙したクチなんですよ。友人を騙してラストのオチ?を青島が死んだみたいな事を匂わせて、喜んでたんですよ。まさに私が踊らされていたんです。キョンキョンも出てたしね。しかし数年の歳月を経て目が覚めました。まあ「渡る世間」を見るような感じで流しながら、もっぱら織田裕二と柳葉敏郎の不仲に注目して見ておりました。日本アカデミー賞でも二人の確執は明白で、会話を交わす事も無かった。この映画の中でもそれはすべての彼等が絡むシーンで表れていた。微妙な距離、目を会わせないやり取り。これだけのヒットで3が無いとすれば、原因はずばりこれです。 【wish】さん 6点(2004-11-07 02:21:50) |
34.単純明快、荒唐無稽。肩の凝らない喜劇を見るのもたまにはいいもの。しかし、「使えなくなったら補充しなさい。」には笑えなかったよ。実際そういう言葉を聞いたことがあるから。 【駆けてゆく雲】さん 6点(2004-09-10 21:24:06) |
33.去年、映画館で観たとき、何通りかの事件が絡んで内容が詰まっていて、最後まで飽きずに面白かったんだけど、すごく心に残るシーンなんかがなくて印象が薄い作品になってます。気になったところで、リストラされた犯人が自分たちのことを「用なし」と掛けて、事件現場に洋ナシを残して行くのはあまりにも幼稚で自虐的だし、この話を書いた人は実際にそういう立場の人たちを本音では見下していて、無神経なのでは!?と正直思いました。湾岸署の人たちはみんな個性的で人情味があって大好きですが、ただ、映画版なので、すべてのキャラクターが登場して一人づつに見せ場が作られているので目まぐるしく感じました。ドラマの各シリーズで、今回はこのキャラクターのエピソードがメインで、次回はまた別の人が主役…というのがやっぱり面白いと思う。 |
32.ビデオで観ました。何が一番泣けたかって・・・最後のいかりやさんへのメッセージです。長さんが出てくるたびにぐっとくるものはありましたが、彼の存在感と、偉大な人物をなくしたことに泣けました。長い間本当にお疲れ様でした。 【ひなた】さん 6点(2004-07-18 23:14:07) |
31.そこそこです。内容は文句をあげたらキリがありませんが、とりあえずファンなら楽しめるんじゃないかと・・・しかしショボイ犯人達でした。 |
《改行表示》30.《ネタバレ》 うん、ドラマでお馴染みの大捜査線だから映画の中にも入りこみやすくて 面白かったんじゃないかなあ。 何より室井さんの熱い男気のある上司ぶり そして 理想の上司の元で自分の仕事に誇りを取り戻す青島はじめ署轄の 面々 見てて胸が熱くなれました^^ でも現実問題、2人殺しただけの殺人犯をお台場に閉じ込める為だけに レインボーブリッジはじめ、その他の主要道路等を 封鎖するだけの 大それた決断が そう簡単に警察の指示だけでできるかな?甚だ疑問です。。 まぁ映画だからいいか^^; 【アキト】さん 6点(2004-07-07 23:01:06) |