30.おお今見直してみるとフェイブルマンズで語られていた地平線が上にあると面白い絵になる、地平線が下にあっても面白い絵になる、その考え方を忠実に守って撮られているんですよね。あれはジョン・フォード監督秘伝の奥義というよりもハリウッドで広く伝わっていた教えだったことがよくわかります。当時のハリウッドの最高の技術のすべてが注ぎ込まれたカラー撮影と美術と衣装、ほとんどオーパーツみたいな作品です。スカーレット・オハラの堅苦しい風習に縛られない自由なキャラクターは今でも古びていません。何せこの時代に自分で事業まで始めちゃうバイタリティーです。しかしその割りに異様に土地に執着しているのが歪ではあります。軍隊や戦争が美化されているわけではないあたり、なおさら一番正当化したいのは奴隷制そのものだったという考えが見えてきます。逞しく自由に生きようとする理想と他者を踏みにじってでも利益を得ようとする貪欲さ、まあ良くも悪くもアメリカという国そのものを描いている映画だと思います。 |
29.《ネタバレ》 午前10時の映画祭でやっていたので劇場で鑑賞。これは本当に個人的な趣味なので申し訳ないのだが、自分はこの手の悲劇に立ち向かう女性のお話がどうも苦手なようだ。何と言うかやはりこういった少女マンガの世界観に昔から入り込めないのである。少し違うかもしれないがレミゼラブルも同じような感想を持った。どちらも劇場では女性のすすり泣く声が聞こえてきたのだが、自分は「うーん」と首をひねるしかなかった。本作だがやはり4時間がとても長く感じてしまった。特に後半は辛いものがあった。しかし驚くべきことは本作が80年前に製作されたものであると言う事で、例えば劇中4歳くらいの女の子が現在は84歳なのかと思ったり、殆どの方はすでに亡くなられているのかとかそう考えると時間の概念が歪んでしまい、ああ映画というのは本当に永遠なのだなと思った次第である。 |
28.《ネタバレ》 戦前の映画にしてスケール感は大きいが、どうも主人公に感情移入できん。名作扱いするなら、ハリウッドお得意のリメイクをしてみてはいかが? |
【六爺】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-01-26 15:05:19) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 長い!わかっちゃいるけど長かった!! それもこれも自己愛の強い主人公のキャラクターにハマらなかったからそう感じたのかなぁ。 前半は南北戦争に巻き込まれていくストーリーに彼女のキャラクターがバッチリ合っていて、なるほどこれは名作たる出来栄えだと感心させられましたが、後半がいただけません。 前半で創り上げたキャラクターの貯金を食いつぶすような蛇足蛇足、蛇足の嵐です。 特にスカーレットとレットの『愛』の応酬は猫の目のような展開であっち行ったりこっち行ったり。。。 地蔵のアシュレーと慈愛のメラニーがいなかったら、辟易してしまうほどの愛憎劇でした。 あ、あと黒人の女性の使用人さんはスカーレットにもズケズケ言ってくれるので、長い上映時間において、わたしの大切なストレス解消として機能してくれました! まぁやっとこさの鑑賞、これだけのビッグネームな映画を無事に観終えてホッとしてるのが正直な感想でしょうか。 みなさん仰るように制作年を考えれば、とてつもない名作だということは言わずもがなです、ハイ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-18 17:03:46) |
25.《ネタバレ》 その昔、あまりの長さに辟易して、映画がようやく終わった時にはこの上ない安堵感に浸った(笑)記憶だけがあったのですが、これはこらえ性の無い自分が悪いんだろう、次に観たら楽しめるんじゃないか、と思っていた訳です。そう思いながらも敬遠し続けてきた訳です。で、久しぶりというよりは初心のつもりで今回観たのですが……初心どころか、ちょっと「昔の自分」に同情してしまいました、ハイ。いや、人物描写といい、壮大なスケール感といい、前半は間違い無く楽しめますよ。後半に入って物語の色合いが変わっても、しばらくは違和感が無い、のだけど……最後の1時間くらい、どうしてこうも投げやりなんですかねえ。とにかくギクシャクしていて、歯切れが悪い。レットと娘のロンドン行きのエピソードなんて、たったこれだけしか描写しないんなら、いっそ無い方がマシでしょう。娘の死に続くメラニーの死、ここも異様な程にメリハリが無く、一体どっちの死を悲しんでるシーンやら、と観てて苦笑すらしてしまいます。とにかく奇妙なまでに断片的で、ラストに至る肝心の場面で、スカーレットもレットも、その人物像が消し飛んでしまうのは、残念としか言いようがありません。結局、やたら長い映画のようでいて、実はこれでも尺が足りなかった、ということですかね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-17 08:15:11) |
《改行表示》24.ビビアン・リー演じるスカーレット・オハラがハマり役で、その存在感がすごい。 このスカーレットがなんとも鼻持ちのならない女で、嫌悪感を覚えてしまう。 この時代にこれだけスケールの大きい映画を作ったのは驚嘆に値するし、ストーリーの面白さは認めるが、主人公を好きになれない映画は、どうしてものめりこめない。 こういう女性に惹かれる人にとっては、感情移入もできてすばらしい作品となるだろうけど。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-12-06 17:41:27) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 正直、そこそこ面白かったのだが、南北戦争や大自然にはこの映画が表現していたものを求めていなかったのもありフーンと見終わった。 戦中戦後のアメリカ映画にある、人間の身勝手な欲求を生暖かく見守るような映画って言うのを子供の頃にいくつか見たため、こういうキャラに免疫が付いたのは僥倖か。 そんなことよりこの映画を見て本当にスゴいと思ったことは、これ無茶苦茶戦争中やんけ。だ。 ドイツがポーランドに侵攻した年に作られ、パリが空爆されてる年に大ヒットしていた。これを作って楽しんでいたこんな恐ろしい国と戦争をして勝てると思っていた大日本帝国という国が日本国と名称を変え、その同じ国の同じ軍隊に守られてることをすっかり忘れて、アメリカ軍を罵って出て行けと言う。 その脳天気さは70年前も今も変わらないなぁなどと全く脈絡もないことを考えてしまうのである。3時間半も観てらんない集中力のなさが悲しい。 【黒猫クック】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-13 01:41:57) |
22.《ネタバレ》 映画歴史上間違いなく名作に入る(と言われる)本作、やっと観る機会に恵まれました。率直な感想 ヴィヴィアン・リー 可愛い…確かに作中ではなんか一人で勝手に騒いでるだけな人の印象ではありますが、、、 まぁ演技力スゴイと解釈します ただ残念ながらそれ以上の印象はなく最後もどうなんですかねぇ えー「映画的」にいい勉強になったと思ってオリマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-12 22:24:45) |
21.ヒロインのキャラクターがあまりにひどいので、マミーとがメラニーが出てくるたびにほっとするような気分でした。でも決してヴィヴィアン・リーさんのせいじゃないです。彼女も含め、女優さんたちの演技が本当に素晴らしかったです。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-12-19 17:37:42) |
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20.名作中の名作かと言うとそうでもないように思える。ただこの時代の息吹をしっかりと感じることのできる映画だと思う。 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-03-27 15:41:02) |
19.名作の名にふさわしく壮大なストーリーですが、面白さから言えば並程度。 【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-12 03:09:51) |
18.いかにもアメリカ映画らしい大味なつくりですが、音楽はいいですし、話自体もそれなりに楽しめます。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-14 17:54:35) |
17.《ネタバレ》 前評判が良かっただけに、実際鑑賞してみると長い、飽きると過大評価されすぎではないだろうか。もっとも、小説で読めばまた違うのかもしれないが・・・。スカーレットのわがままはタラを守るためとわかっていつつも、最後は本当にそのためのわがままなのか疑問を抱かざるを得ない。それにしても、この家の馬に対する悪運は異常、お祓いしてもらったほうがいいよ。 【超甘味王】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-28 16:22:02) |
16.逞しいが独善的で我侭なヒロイン。このヒロインに憧れを抱ける女性なら楽しく観られるのかもしれない。けれど自分は男なので感情移入出来るわけもなし。それでもこの長い映画を何故か退屈せずに観れてしまうのは、クラーク・ゲーブルが非常に格好良く、魅力的に感じるせいだろう。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-11 10:31:41) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 アシュレーの魅力がわからない。結局、手に入らない人のものを欲しがって、 その嫁が死んでようやく自分のものになるんだと思った途端に、やっぱり愛してたのはレットって。 そして最後すがって捨てられて、土地は裏切らないって。結局不動産かよ。んー悲しい。 オーデコロンを口に含んで酒臭さを消すってのがすごいな。 あとカーテンで作ったドレスはやっぱりカーテンだったよ・・・ 【モフラー】さん [地上波(字幕)] 6点(2006-03-11 23:23:27) |
14.映画だいすきとかっていいながら、昨日初めて見ました。 それにしても女2人(スカーレットとメラニー)と男2人(レットとアシュレー)はそれぞれ性格が正反対ですねぇ。メラニーは最高に優しくて大好きだけど、自分はスカーレットみたいに生きたいかな、やっぱ。あの時代にあんなに自由奔放に生きるなんてステキ!! そこがこの映画の見せ場だよねー♪ ちなみにあたし! おとこはどっちでもいいや。笑 それにしても70ねんくらいまえにこんなすごい映画あることにもびっくりした。前半のがすきだなぁー ちょっとながすぎるんです 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-16 21:22:52) |
13.すげースケールでかいし、かなりの名作だとは思います。でもスカーレットのわがままに親子二代でついていけなかった。キューブリックの「バリーリンドン」のほうがよかった。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 00:59:21) |
12.映画は全部を通して見たのは2回、部分的に見た回数は・・・忘れました。アトランタにある原作者ミッチェルの家に行ったこともあります。なのに今までコメントを書かなかったのはミッチェルの家に行った時におみやげに買ったペーパーバックの「風と共に去りぬ」を読破してから書こうと思ったからです。映画のコメントとしては見て感じたままを素直に書けばいいんですが、岩波新書刊の「『風と共に去りぬ』のアメリカ」に「ビビアン・リーは野生の女スカーレットをあまりに知的に演じすぎている。」と書いてあり、「ホンマか?」と思って書くのを躊躇していたんです。(目下、原作は三分の一を読破、完読の見通しなし。)この映画に登場するスカーレットが知的ですか???ビビアン・リーがシェークスピア俳優の第一人者でシェークスピアもの映画の草分けであるローレンス・オリビエを追ってアメリカに渡り、監督の目にとまったという裏話を知っているので野生的に見えるのかもしれません。上記の本のコメントのせいで-3点、長すぎるので-1点です。 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-26 15:18:04) |
11.下の方の意見と同じ思いで見ていました。自己中心的で高慢。これでは主人公に共感しろというほうが無理です。スカーレットは歳を取ってから、後悔し、運命を呪い、迷惑をかけた人たちに懺悔する日が来るのではないか、との思いが消えません。しかし【ひのと】さんがおっしゃるように、この古い時代にあそこまで強い女性を貫いたその生き方には、何かしら感じるものがあるのではないかと思いました。個人的にバトラーに感情移入することがしきりにあり、自分の気持ちを代弁してくれているような気分になりました。点数は高くありませんが、スケールの大きさ、壮大なロマン、やはり一度は見ておくべき名作だと思います。(VIDEO、字幕スーパー) 【mhiro】さん 6点(2005-02-11 20:40:57) |