11.《ネタバレ》 『ゴースト』や『ジェイコブス・ラダー』のシナリオの人だってんで期待したけど、それほど凝った話ではなかった。生まれてくる子に、末期ガンのパパが生前に作るビデオ、って趣向。ヒゲの剃りかたや、自動車の修理の仕方や、せがれにしたいことが、圧縮され、意識化される仕組み。「普段」の暮らし、というもののかけがえのなさが迫ってくる(なんか日本のほうがこういうの得意そうだけど、ソーントン・ワイルダーの芝居「わが町」ってのもそうで、アメリカにはけっこうこういうウェットな面がある)。超音波画像で子どもを出産前に見られるようになったし、こうして死後に向けた画像も残しておけるようになったし、「映像画面」というものを通して、今まで不可能だった出会いが可能になる拡がりが起こった。ある意味では人生の拡大。しかしその進歩を謳歌するだけにしないのが、あの一見合理万能の国の「気の弱さ」みたいなところで、そういう「人生を拡げる」科学に対する「人生を深める」もの、ってのを持ち出してこないと落ち着けない。それがあいかわらず東洋の神秘なんだなあ。それとホスピスの看護人が黒人と、アメリカ映画では精神面は有色人種が担うという絶対の定理がある。いつもそうやって釣り合いを取ってると、もうただの様式になっちゃって、そういう「気の弱さ」の本体を一度ちゃんと突き詰めてみたほうがいいんじゃないか、と老婆心ながら思ったりする。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-15 10:33:41) |
【k】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-02-20 01:44:54) |
9.若き日のニコール・キッドマンが犯罪的にかわいい。あんな奥さんが家で待ってたら、毎日定時に帰宅しちゃいます。 【Minato】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-19 23:14:16) |
8.主人公が潔すぎる。なかなか、ああ立派に死ねないものだろうなあ。…あああ、しまった、これって死のことを多少意識し始めた中年の感想だ。単純に感動できなくなった年齢が憎い…。◆ニコールキッドマンってこんな役も演じられる(演じていた?)のですね。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-12-31 11:26:24) |
7.あまり泣けなかった。でもストーリーは暗すぎず明るすぎずで、結構心に残る映画かも。 【Fuzz】さん 6点(2004-04-20 19:01:40) |
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6.意外とそこまでやる気満々に泣かせてくるような映画じゃあなかったっすね。サーカスのとこは好きですよ。いい映画…というか良心的な映画って印象 |
5.”大切な人が死ぬと言うこと””自分が死ぬと言うこと”という未来の現実を、”すぐにはない”と思って生きていることに気付かされました。・・映画では泣きませんでしたが、ここの酷評を読んだら泣きそうになりました。 【ウメキチ】さん 6点(2003-11-26 14:09:57) |
4.いい話なんですけどあまり泣けませんでした。癌なのにあんなにピンピンしてる人がいるでしょうか?しかし残された時間を精一杯生きようとする主人公には敬意を表したい。俺も、いつか自分の人生を振り返って見た時、心の底からいい人生だったと思える一生を送りたいです |
3.<ネタバレスコシアリマス>普通の癌をテーマにした映画って感じに思えました。感動したって程でもないし、個人的にはイマイチかな。ただ唯一、サーカスが裏庭に来るシーンは良かったです。 【イマジン】さん 6点(2001-08-22 12:40:13) |
2.うーん、マイケル・キートン好きなんだけど、こりゃハズしたね。 【ぶんばぐん】さん 6点(2001-03-31 06:35:50) |
1.日本では当時、NO.1ヒットを記録した(因みに週間記録)。その背景には、時同じくして逸見政孝元フジTVアナウンサーが癌告知を受け、それを記者会見で公表した時期とタイミング良く一致した背景がある。しかしこの作品には癌告知をするシーンがない。その辺は既に、「自分の死に様は自分で決める」という考えが主流な先進国らしい作品と言えるのだろう。日本の映画界には珍しく、映画の内容が合致していなくとも、話をすり替え、PRに結び付けた戦略の上手さを感じた。つまり故逸見政孝氏を映画化した訳ではなかったのである。そう言った先入観があった所為か、この映画を見て感動はしなかった。 【☆】さん 6点(2001-02-03 23:16:51) |