64.《ネタバレ》 本人に気付かせないまま、リアリティ番組の主人公として、その生活をテレビ放映するというような話。リアリティ番組とは言え、リアルをそのまま垂れ流して成立するわけもなく、番組の人気を保つために、隠し撮りだけにとどまらず、主人公のリアルな人生にプロデューサーが介入し、演出的な意図で捻じ曲げ、掌の上で転がしていくところまで踏み込んだところがキモですかね。人権問題に加えて、リアリティ番組におけるフィクション性の問題まで取り込めていて、なかなか味わい深くなっているなと感じました。フィクション作品の中では普通に行われている演出を、超大掛かりな装置と、人海戦術により無理矢理に実現するなど、あえてリアリティを無視することにより、コミカルな味付けが得られているところはいいと思うのですが、それとは別に全体的に醸し出されているインチキ臭さ(絵に描いたような人物像とか、会話のやり取りとか?)は、狙いはわかるのですが、少しうるさく感じてしまいましたかね。友人と語り合う建造中の道路橋の端っこというロケーションも、何か、行く先が途絶した箱庭世界を暗示していて面白いですし、最後に辿り着く境界、一気に世界がブコツなハリボテに変化するところは好きですね。テッド・チャンの中編小説「バビロンの塔」の終盤を連想しました。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-21 19:04:01) |
63.《ネタバレ》 自分の人生が他人に監視されていたら、自分の人生が誰かの作り出したものであったら。それに気づくのが本当に幸せなのかどうなのか。30年間島から出たことがないというのはちょっと無理のある設定なのかもしれません。ふと思ったのは今自分が生きている人生は自分の人生だと言い切れるのかな? 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-14 23:51:50) |
《改行表示》62.6.5点 良かった点 ・映画の設定がとても斬新 ・演者がとてもいい 残念な点 ・斬新な設定だが、無理がありすぎる(あの年まで気づかない事・私生活TVがそんなに熱中される理由 等々) おもしろい設定だとは思いましたが、無茶すぎるかな? 観て損はしませんでした 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-10 01:10:05) |
《改行表示》61.国際線の飛行機でかなり以前(当時)に観た。 気を抜くとバカバカしいと思ってしまうが、この設定は面白いし、最後のシーンが秀逸だ。そういう映画。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-06-02 20:50:34) |
60.発想は面白いし、途中のCMなんかもうまい。人の人生を何十年も覗き見して楽しいのかな。飽きると思うし全世界が夢中になるほどとは思えず。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-12-10 21:25:41) |
59.おもしろい話で、まあまあ楽しめました。ハリウッド(アメリカ)らしさが、良くも悪くも出ていました。 【cogito】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-05 09:53:18) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 レンタルではヒューマンの棚に置いてあるけど、設定だけならSF。料理の仕方がヒューマン。 おもしろい設定でちょっと背筋が凍るようなシーンもあって途中までは良かったんやけどラストすごい安っぽくなってしまった。 これは最後はクールに締めて欲しかった。惜しい。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-02-10 21:04:06) |
57.《ネタバレ》 30年に及ぶ壮大などっきりカメラのようなもの。人の人生をひたすら覗き見して何が楽しいのか理解に苦しんだが、彼がどうやって真実に辿り着くのかが焦点になっていく。覗き見を楽しんでいたはずの視聴者の興味がそっちに逸れていくのが面白い。巨額の金が動いている分、仕掛け人が必死の抵抗を見せるも、さすがに長くやり過ぎてスタッフがダレてきて粗が見え始めたり、情が通ってしまった共演者がネタばらしに走ったり、同居人役が精神的に追い詰められたり、熱心だった視聴者が終了後にあっさり別の番組に興味を示したりとなかなかのリアリティではあるが、何億人もの視聴者の中からなぜ人権問題が噴出して来ないのか不思議。まあ基本コメディなのでツッコミ所は満載だが、それにしても変わらぬ友情・愛情を注いでくれていた周囲の者達が全て演技で接していたのかと思うと少々気の毒ではある。美人で明るく理想的な妻が会話の途中で唐突に商品アピールを始める様は、自分的にはコメディというよりはかなりホラーだった。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-05-05 19:17:35) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 自分の人生がすべて番組の作り出した世界で演出されたものだったというアイデア勝負の作品。 SF的で突拍子もないが、身近なテーマを含んでいて考えさせられる。 安全な虚構の世界を捨て、何の保障もない外の世界に飛び出した主人公の選択は頷ける。 その選択を熱狂的に支持した視聴者がすぐにそのことを忘れたかのように別の番組にチャンネルを変えるラストが、ブラックテイストで皮肉が効いていた。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-06-15 23:52:14) |
《改行表示》55.《ネタバレ》 「ガタカ」に続いて”人間の尊厳とは?”というテーマを扱っており、実にアンドリュー・ニコルらしい脚本となっています。空から落ちてくる照明器具、おかしなタイミングで挿入される広告宣伝、セットの裏で休憩しているエキストラ等の小ネタも面白く、脚本の仕上がりは上々です。問題に感じたのはピーター・ウィアーによる演出が堅過ぎたことで(当初はニコル自身が監督する予定だったが、ジム・キャリーが主演に決定したことで製作費が倍増し、監督経験の豊富なウィアーに交代させられた)、本来は毒のあるコメディであるべき本作が大真面目な人間ドラマになっています。。。 公開当時、本作はメディア批判の映画として評価されていました。これこそウィアーによる真面目な演出の結果なのですが、本作をメディア批判という視点で鑑賞するとあまりにも穴が多すぎます。万里の長城に匹敵する超巨大セットが組まれ、小国の経済規模に匹敵する製作費が投入されているという基本設定はあまりに荒唐無稽。クリストフにはテレビマンとは思えない行動が多く(ハプニングこそが視聴者を引き付けるのに、ハプニングが起こると放送を打ち切ってしまう)、そもそも「トゥルーマン・ショー」という番組がまったく面白そうではありません。これらの点が本作を中途半端な出来にしており、もしメディア批判の映画を観たいのであればロン・ハワードの「エドtv」をおすすめします。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-06-24 22:08:07) |
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【アフロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-20 19:48:59) |
《改行表示》53.《ネタバレ》 アイディア勝負の映画でした。 でも、あんまり引き込まれなかったような。。。 最後ヒロインとの再会的な場面があるのかと思ったら、そこまでいかずにエンディング。 あえて感動のラストにはしなかったんですかね。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-20 16:46:03) |
《改行表示》52.最後まで楽しめたのはジム・キャリーのおかげだと思います。 他の俳優だともう少し湿っぽい印象になったのではないかと。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 20:52:27) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 このアイディアを、よく映画化したなと思った。 途中、クライマックスがどんな楽しいものになるか期待してたが、案外ハートフルな展開だったのでびっくりした。 まあこれはこれでありかと思えたかな。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-24 01:20:06) |
《改行表示》50.まず、このストーリーに行き着いた発想が凄すぎるのが、今ひとつ点数を伸ばせない結果なのかもしれない。 あらすじ見ただけで「絶対面白いだろ、これ」と見る前に見るもののハードルを上げてしまうその設定と世界観。 イメージだけがとても印象深く残っただけで全体的に無難な話になってしまったのは何が原因だろう。かなりブラックユーモアの漂う世界観で無理やりハートフルに持ち込んだことなのかな? 【バニーボーイ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-14 23:30:09) |
49.アイデアが面白い。奥さんや母親、友人たちの笑顔が怖いです。けど、この題材ならもっと面白く料理できそうな人って他にいそうですよね。あのドームもちょっと荒唐無稽すぎたような気も。しかしラストシーンはルネ・マグリッドの絵のようで不思議な絵だなーと思いました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-08 12:41:38) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 設定とか着想は面白いんですが、主題が展開し始めるとその良さを崩しながら言いたいことに突っ走ってしまってるんですよね。だからせっかく「もしかしたらあるかも」的な導入部を放っておきながら、飛び道具的なシーンが支配的になってしまうのがもったいない。 こういう「もしかしたら自分たちは小説やゲームのキャラなのでは」「もしかしたら宇宙は1原子として宇宙を構成して、それも宇宙を構成するのでは」などという心配や好奇心。誰もが自分の存在感への疑いと言う物は古典的な物語をどこかで見聞きして知っているわけで、それを物語にして収束する手段を速度的に表現したためか、どこかツボを押さえ切れていない映画という印象をもってしまいました。ラストの表現も、ブラックユーモアのような形で逃げずに最後まで現実的に造るべきだったんじゃないかと思います。 フィクションであれば最終部を現実的にしてもハッピーエンドでもバッドエンドでも造れるはずですが、なんで煮詰めていない非現実的な含みにしてしまったのか、本当にもったいない。映像や脚本には金が掛かってて当たり前のグレードの映画だと思うんですが、いろんな都合があったんでしょうか。着想が良ければ、どんでん返しを思いつけば、カルト的な異常性があれば、というような評価基準のみで行けば年代を考えると高度なのかも知れませんが、高度であることより知的満足感をくすぐられることより、「ちゃんと最後まで面白いのかどうか」と言うことが重要じゃないかなと思うんですよ。 たとえ100円で借りても、鑑賞者は2時間も使うわけですから、表面的な着想や内面的な奇抜さとともに「出来る限り完成した物」を提供して欲しいな、などと思うわけです。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-07-25 15:08:26) |
47.《ネタバレ》 ○設定はなかなか面白い。ただ、話の展開自体は陳腐。○テレビにおける擬似現実よりも、テレビは視聴率のためなら何でもやるという方を風刺しているように見える。○クリストフの役柄がいつものハリウッドの如く極端に悪役過ぎる。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-25 09:24:49) |
《改行表示》46.わかりやすい伏線が分かりませんでしたorz 設定はいいんだけどリアリティに欠ける。何よりあんなドーム作って維持したら黒字にできるわけないでしょ。 出来はよくて面白かったので6点 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-30 23:42:22) |
《改行表示》45.発想としては良かったが、 いまいち主人公に感情移入ができず、途中でだれてしまい、 当時、高校1年生だった私にとっては少々物足りなかった。。。 【ナラタージュ】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-04-30 17:54:48) |