《改行表示》43.長~いけど、タランティーノとパム・グリアーのセンス溢れる作品。 中盤までデニーロとビキニの姉ちゃんの麻薬パイプだけでだらけそうだが、 得意のバイオレンスにユーモアを入れて中年役者が渋く演出。終盤はなかなかヨス。 パルプやレザボア、後期のイングロリアスには劣るが見て損は無いですね。 |
《改行表示》42.鬼才と呼ばれる監督の作品なので身構えて見たのですが、意外にあっさり風味でした。つまらないわけではありませんが、インパクトには乏しい感じ。主人公の言動より、サミュエル・ジャクソンの〝編み込みヒゲ〟のほうが強く残っています。終盤、主要な登場人物たちをいとも簡単に殺してしまうあたりが、特徴的といえば特徴的でしょうか。 だいたい主人公の名がそのままタイトルになっていると、ひと昔前の朝の連ドラの影響か、散漫で冗長で中身のない作品を連想してしまいます。本作も当たらずとも遠からず、といったところかと。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-08 02:13:21) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 つまるところこの映画は、自分を悪用したサミュエルLジャクソンを抹殺しつつ、ヤツのお金もマックスおじさんのハートも奪った、したたかな女性の物語。この3大サクセスを、159分かけて段階的に成就させていくお話しです。 個人的には、オジサンのハートを奪っちゃったところが一番しびれましたた。それは、彼女がサミュエルLジャクソン抹殺やお金泥棒のように、完璧な計画を立ててやったことじゃないから。 マックスおじさんが彼女が同じ部屋にいたとき、彼女がデルフォニックスのLPをさりげなくかけ、その後日マックスがデルフォニックスのカセットをお店で買って車でかけている場面。人の恋心を表現する場面はいろいろな手法があるが、私はこういった”相手の好みに影響されている”という状況をもって、恋心を描くソフト表現のジワジワ感が大好きですよ。 最後の場面で、ジャッキーと一緒に行かないかと誘われていったん断ったマックスだが、きっとあの後黒人の相棒に話しをしてお店をどうするかの算段をしっかり着けてから、その黒人相棒にジャッキーの居場所をつきとめてもらい、ある日突然さりげなく彼女の家をたずねるんだろうな、と思う。 そんなジャッキー役の女優は、私が好きなジーナ・ガーションに似ていて、ニヤリとするときの唇のゆがみ具合がグっときました。 そしてブリジットフォンダという芸能一家の出である由緒正しき女優や脇役で光るクリスタッカーから大御所デニーロまで、ようしゃなくサラっと殺すタランティーノの心意気も素晴らしい。 確かにちょっとまどろっこしいところもあったけど、また数年後に時間があればまた見てみてもいいなと思える後味が爽やかな映画でした。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-25 09:00:25) |
40.語り口と演出は今まで以上に洗練され、成熟した味わい。バイオレンス描写はタランティーノの中では一番控えめなので観やすい。しかし、登場人物をじっくり描き込んでの155分なのだが、1つのエピソードで引っ張るのはかなり厳しいかと。B級黒人映画へのオマージュが強いとは言え、良くも悪くも優等生的で突き抜けてない感じが否めない(正攻法も撮れることは後の作品でも証明済)。『レザボア~』『パルプ~』以降のプレッシャーと反動か。 |
《改行表示》39.まず最初に とにかく長い。154分とリアルにも長い作品ですが、感覚的にも長さを感じてしまいました。私は映画観賞中に観客に時計(時間)を意識させてしまった時点で、映画としての評価は下がるものと考えています。 内容的には70年代風で「夏の日曜の午後の気だるい雰囲気」みたいな感じが上手く表現されています。タランティーノ監督が大好きだと公言しているパム・グリアーとロバート・フォスターが非常に”らしく”撮られていて、強く70年代風を意識させます。タランティーノ監督はこういった昔の(味がある)二流役者を発掘するのが本当に上手いです。しかしなかなかパルプフィクション時のジョン・トラボルタのようにリバイバルヒットにはつながっていません。 個人的に最もツボだったのはオデール(サミュエル・L・ジャクソン)の落ち武者ヘアー。日本びいきのタランティーノらしいシャレでした。また、ロバート・デ・ニーロの使い方がとてもウマかったです。デニーロ、デルトロ、ウォーケンなどはメインより脇役をやらせたほうが絶対光ると思いますので、タランティーノ監督はよく判っているなあと感じ入りました。 70年代を意識した野暮ったい脚本、タランティーノらしいシャレの利いたセリフ回し、夏の日曜の午後の気だるい雰囲気のようなテンポの悪いシーンの連続で、まあ、おそらくタランティーノ監督が狙った通りの映画になっていると思われます。当然ながら万人受けしにくい作風になっているのも事実で、仮にもっとテンポよくカット割りを削って120分くらいで納めてあればそれなりにヒットしたかもれません。最終的な印象としては、音楽的なセンスは120点でしたが明らかにヒットを狙っていない趣味映画・マニア映画だったということです。点数は監督のセンスに。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-22 11:35:05) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 長いです。長いことが苦にならない名作はたとえ2時間を超えても時間を気にすることはありませんが、残念ながら本作は、4回は時間を確認したかな・・・。さすがに中盤から後半にさしかかる辺り、つまりジャッキー・ブラウンが警察に取引をもちかけるあたりからは面白くなってきます。その辺りからは最後まで突っ走れますね。 『何も話すな』『わかった』バーン。で、メラニーが撃ち殺されるシーンや、ルイス(ロバート・デ・ニーロ)が撃ち殺されるシーンはなかなかの衝撃です。特にロバート・デ・ニーロがこんな扱い受けているのを見たことがなかったのでちょっとびっくりです。 まあそれもこれも散々時間をかけて、それぞれの人物をじっくり丁寧に見せてくれたことがこの衝撃を生み出しているのでしょう。ただ、映画ってのは限りある時間の中でドラマを見せてくれるから素晴らしいのであって、個人的には時間に頼った演出ってのはあんま好きじゃないです。 それから演出や脚本にちょっとした工夫があるのは面白いのですが、肝心のストーリーが結局のところ一本調子でひねりもサプライズもないんです。その分普通に最後まで、まあ多少はハラハラしながらストーリーを目で追って終わり、っていう安定感が感じられるのですが、こんな平凡なストーリーならやっぱこんなに時間は要らんでしょ。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-26 02:11:45) |
37.《ネタバレ》 つまんなくはないけど、タランティーノ作品ならばもう少しキレのある展開を期待してしまうところ。現状パム・グリアーもそれほど光り輝いているという印象でもないし。ロバート・フォスターは普通のおじさん過ぎるし、デ・ニーロもまたなんでこんなに冴えない役を。S・L・ジャクソンひとり気を吐いてあごから一本伸びた編みこみヒゲも凶悪に、人殺してます。映画全体的に淡白です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-11 00:25:33) |
36.《ネタバレ》 久しぶりの鑑賞であるが、やっぱりストーリー自体の起伏が乏しいというか、皆さんおっしゃられているように地味という言葉がまさにぴったり。そして時間が長い。退屈とまでは言わないが、見終わった後のだるさは否めない。まぁ、そのインパクトを残さない作品であるが故に年月さえ経ていれば二度目の鑑賞でもそこそこ楽しめるのではないでしょうか? 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-15 03:17:29) |
《改行表示》35.相変わらずブラックミュージックの使い方が凄くカッコイイ。ただ物語自体は中盤かなり間延びしていた。ムダに長いシーンも、タランティーノ特有のウイットに富んだ喋りで楽しめるかというと、この作品に関してはそうでもない。 終盤の緊迫感、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・フォスター、そしてなにより終始ショボいデ・ニーロは凄く良かった。 タランティーノ作品にはどうしても刺激を求めてしまう。本作は特別悪い点も見当たらないが、少し地味な印象は否めない。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-05 09:16:38) |
34.《ネタバレ》 B級であることに徹したって感じです.ちょっと長いですがしっかり楽しめると思います. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-03 20:35:46) |
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33.タランティーノならではのダラダラした会話術はなかなか心地よいのだが、その点を取り払うと、骨格はありがちなコン・ゲーム系でしかなく、作品としてのスリリングさはそんなにあるとはいえない。俳優陣では、ロバート・フォスターとブリジット・フォンダは意外なほどこの雰囲気にはまっているが、キートンとデ・ニーロは本領発揮の場面がなく、無駄遣いだった気がする。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-04 04:08:27) |
32.タランティーノ監督にしては、ごくごく普通ですね。たぶん、何も知らずに観たら監督がタランティーノとは気が付かないんじゃないかな? 音楽の使い方はうまいですね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-16 20:15:44) |
31.《ネタバレ》 デニーロを見た瞬間、殺されるだろうなと思ったら案の定だった・・・ 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-06-03 17:53:23) |
30.タランティーノらしさがなくて逆に自分には良かったのかも。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-02 21:43:29) |
29.タランティーノの中では地味?な感じ、パムグリアとボビーウーマックのオープニングはかっこよかったです。でもデルフォニックスの胸キュンな音とあのおじさんの恋心がすこし気持ち悪く感じてしまいました。ブリジットフォンダとデニーロ(ヤッパリ演技うまい)のやりとりは笑えます。サミュエルLジャクソンはあいかわらずタランティーノらしいオタク話で存在感アリ! |
28.普通にまとまってて悪くなかったけど、タラちゃんの作品なのでもっとひねってくるか奥深くしてくるかと思っていたのでちょい残念 ムダ話や小ネタもあったけど自分はイマイチかな スクリュードライバーのしつこさとデニーロのダメ親父、サミュエル・L・ジャクソンの演技は流石!! ん~でもいたって普通だったなぁ 【ヴァッハ】さん 6点(2004-03-09 16:21:09) |
《改行表示》27.銃の密売人の金の運び屋であるジャッキー・ブラウンが、密売人とも警察とも手を切るために知恵をめぐらしていくのだけど、良くも悪くも「タランティーノの映画」である。つまり、B級テイストが満載(笑) ボビー・ウーマックの「110番街交差点」にのせたオープニングのキャストクレジットからB級感が垂れ流される。ジャッキー(パム・グリアー)とオデール(サミュエル・L・ジャクソン)の演技力をクラシックなR&Bでプッシュしたり、選曲とキャスティングは相変わらずのセンスを見せるタランティーノ。しかしテイストはB級映画。クスリでイカれたり思わずぶっ放したりと、ロバート・デ・ニーロまでがタランティーノのB級テイストに漬かってるようでいい味を出している(それにしても"速すぎる"ぞ、デ・ニーロ)。 ストーリーにあまり必要のないファックシーンや、役目の終わったキャラクターを淡白に始末するあたりは相変わらずというか、タランティーノなんだな、と思って失笑するしかない。 ストーリーのテーマのなさをキャラクターのインパクトや、発想力で押し切るタランティーノの作品の中ではストーリー性を求めているのだが、それにこだわりすぎたのか、タランティーノ独特の時間軸をずらしたストーリーのパズルがこの作品ではあまり見られない。 唯一出てくるのが金の受け渡しのシーンなのだが、それもストーリー全体から見ればごくわずか。 B級テイストの中に隠された超A級のキレがこの映画にはないのだ(おまけに出たがりのタランティーノの出演場面もない) 【TEN】さん 6点(2004-02-18 17:00:20) |
26.いいよー。好きよー。これぞタランティーノって感じ。そんだけ。 【カワサキロック】さん 6点(2004-01-30 23:58:26) |
25.過去のタランティーノ作品と比較するとバイオレンスもそこそこに、時間軸のずれもさほどなく、落ち着いたもの。しかし別々の計画が同時進行していつそれがズレてしまうのかハラハラして見てました。しっかしキャストがキョーレツですね。サミュエル.L.ジャクソンの圧倒的に危なっかしい雰囲気、デニーロの少しおどおどして緊張している様子などかなりインパクトは大きかった。このパム・グリアーって人、初めて見たんですが、円熟といいますかこういう黒人で主役張ってる女性ってウーピーさんくらいしか知らないもんでねぇ。新鮮で独特の雰囲気を感じました。タランティーノ再生工場で彼女も変身させられたようですね。 |
24.タランティーノにしては危なげない、フツーの作品だと思う。非常にあっさりした印象を受けた。可もなく不可もないという感じ。クリス・タッカーが出ていたのがめっけものか。 【コーヒー】さん 6点(2004-01-22 05:46:40) |