7.コメディ風サスペンスといったところでしょうか。進行が非常にまったりしていて、「この長回しに何の意味が?」と思う場面もありますが、まあ30年以上も前の作品なので。
筋立てとしては面白いはずなんですが、どうも緊張感がありません。ジャック・ニコルソンの驚きも苦悩も悲しみも、今一つ伝わらず。なぜでしょうねぇ。
ラストも何かオチがあるかと期待したのですが、まるでガス欠にでもなったかのように、きわめてオーソドックスにあっさり終わってしまいました。結局、右へ左へと飛ぶ旅客機の映像だけが印象に残っています。