10.《ネタバレ》 サイバーパンク!それは一時期廃れたムーブメントだったが巷では今またゲーム「サイバーパンク2077」などでスポットが当たっている。
以前から僕もレンタルビデオ屋でパッケージは見ていたが。キアヌと北野武の惹かれないツーショットでずっとスルーして来たけれど、サイバーパンクな映画として紹介されていたので今回見る事に。
これが見るとどうですか!今僕が求めていたサイバーパンク観にビシっとハマるじゃないですか!
世界を支配するジャパニーズマフィア「ヤクザ」に記憶移植、新たな病気など汚い未来観のビジュアルをこれでもかと見せてくれるので面白い。というかサイバーパンク2077は本作の影響をモロに受けてますね。美術もどれもしっかりしていて見ていて飽きない。
VRのシーンも今のVRと変わらない操作で驚いたし、終盤のショボいCGシーンは逆に今ではVaporwaveっぽくて良いモノに見える(イルカもいるし)。
だけども話的にはというとこれがちょっと退屈。
スマートな運び屋かと思いきや煩悩まみれのキアヌに、イマイチ敵か見方かわからない北野武、ラスボスとしては突然出てきてアクの強さの割に刺客シンジより出番が無いラングレンなどキャラクターの魅力は空回りして、話も偶然世界の救世主になるというなんともベタな展開が眠気を誘います。
そんな訳でなんともお話としては微妙も微妙な作品でしたが、サイバーパンク映画としては満点です。
差し引いてこのくらいの点数ですが個人的には非常に楽しめた映画でした。