46.《ネタバレ》 脱獄囚と人質との逃亡ロードムービー。手堅いつくりと、ウィットに富んだセリフが良く、のんびりしながら退屈せずに見れます。ただ、追っかける方のクリント・イーストウッド側は、全員何の活躍もしないのが微妙。もうちょっとケヴィンとクリントの絡みを入れられなかったものか。 そして、とってつけたようなクライマックスが嫌いです。もう死にかけてるのにわざわざとどめささんでも・・・。子供も一度逃がしてるのに、あの状況であのラストはないわ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-29 20:20:51) (良:2票) |
45.《ネタバレ》 ケビン・コスナーというキャスティングも良かったし、あのキャスパーのお面の子役も良かった。でもやっぱりあのオチがねえ、、。私はバカなんでああいうしょげる展開は好きじゃないんですよ。何とかしたれ!って思う。わざとなんだろうけど、あれのせいで悲壮感漂ってしまって、それまでの親子愛に近いあの絆みたいなものがぶち壊された気がしました。後日談でイーストウッドとコスナーがバーのカウンターで酒を交わすみたいなのを付け加えて欲しかったです、きっとそれはそれで違うと言われそうですが(笑) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-19 15:45:43) (良:1票)(笑:1票) |
44.安楽の地に希望を求めて旅に出る犯罪者と人質の子供の映画。優しい心と凶暴な心の二面性を持つ主人公に共感出来るところもあり物語自体の造りの奥行きが感じられる。なんとも悲しく優しい映画であるが、もう一味欲しかったところでもある。映画から受けるメッセージ性は大分抽象化されている気がするので気付いたら終わっていたみたいな印象を受けてしまった。景色の良さが心に残る。 【たにっち】さん 6点(2003-11-22 18:24:36) (良:2票) |
43.う~ん?よう解らん!これのどこがパーフェクトワールドなのか?私には解りません。ロードムービーとして観れば確かに泣けないこともない。でも違う。泣かせたいが為にケビン・コスナーを上手く利用しているようなクリント・イーストウッドの演出がどうにも引っ掛って、素直に泣けない。クリント・イーストウッドにとってはパーフェクトかもしれないが、ケビン・コスナーからしてみたらパーフェクトとはどう考えても思えない。二人共にパーフェクトであるなら良いけど、それにやはりケビン・コスナーは悪役よりも善人、ヒーロー役の方がピンとくるし、似合う。クリント・イーストウッドにケビン・コスナーと共にアメリカを代表するスターであって、監督としても成功を収めている。そんな二人の共演ということの方が先走っている気がしなくもない。作品的にはけして悪い映画だとは思わないけど、でも何か物足りないのと違う気がする。ロードムービー的な形を加えての逃走劇として考えてみた場合、逃走劇にしては妙に落ち着きすぎている。のどかな感じが強すぎる。ロードムービーにしたいのか?逃走劇にしたいのか?欲張りな映画て気もしてしまいます。あまり比べるのも何だけど、少なくとも「明日に向って撃て!」よりは完全に落ちるし、遠く及ばない。最後に自分だけ良い所を持っていくクリント・イーストウッドとは対照的なケビン・コスナーが可愛そうです。やはりイーストウッド自身が監督している映画であるからだろうか?いずれにしても私にとってはタイトルのようにはパーフェクトとは行かず、それなりに楽しめた程度ということで6点てことで、それより高い点数は付けられませんし、クリント・イースドウッド監督作品では他にもっと良い映画が沢山、ある筈です。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-12 21:11:55) (良:1票) |
42.「明日に向かって撃て!」のニューマン演じた「ブッチ」を今回のコスナーを見て思い出した。名前が同じだからかもしれない。イーストウッドは映画に何を表現したいのだろう。彼の演じるキャラはクールで熱血漢的なイメージが多く大好きであるが、監督での彼は「ダーティハリー」のようなスーパーマンなどこの世には存在せず、あるのは幸不幸が混ざり合った現実だけだと観客に語っているかのようだ。それはあたかも悟りの境地にたどり着いていると思えなくも無い。この映画はまさに「悟りのイーストウッド・ワールド」に位置づけられるように思う。 【クルイベル】さん 6点(2004-01-15 09:44:50) (良:1票) |
41. イーストウッドとコスナーが初顔合わせ!…って取って付けたみたいにラストでチョロッとだけジャン!!両者がっぷり四つに組んだド迫力のアクション映画を期待してたのに~。看板に偽りは(一応)無いが、JAROに訴えたくなる衝動に駆られた苦い思い出に…6点。しっかし、「脱出」(1972・米)とかもそうだった(な、何と!ネッド・ビーティを…!!)けど、あっちのレ○プ犯ってヤツはもう老若男女見境ナシですな。イヤ全く、アメリカは「完璧な世界」どころかトンデモなく怖いところジャ~~~~~!!!と痛感。 【へちょちょ】さん 6点(2003-03-11 01:02:33) (良:1票) |
40.冒頭にイーストウッドと犯罪心理学者とでやりとりされる「データ分析や論理では人を判断する事はできない」という主旨の会話がテーマと言えるだろう。この辺は先日見た『人生の特等席』に共通するものがある。言い換えれば、人間は多種多様って事になるだろう。ステレオタイプに人を見るな、生身の人間と直に向き合えというか。この点はイーストウッドが映画で訴えたいひとつの信念なのかもしれない。役柄では脱獄囚のケビンコスナーに対して、野性の勘で対応するイーストウッド、データー分析や論理で対応する犯罪心理学者、ステレオタイプに対応するFBI捜査官という役割分担になっているが、現実社会ではデーター分析や論理を基盤にしつつも生身の人間というものに直に向き合う必要があるだろう。作品のオチもそういう教訓になっているように思える。 |
39.パーフェクトワールドってタイトルのセンスは置いといてアメリカならではの良質なヒューマンドラマの仕上がり。 犯罪者と純粋な子供に妙な絆が芽生える。垣根を超えた友情に観る人によっては惹かれるだろう。 ケビンコスナーの何か自由を得たようなラストは印象的な映画だった。 |
38.《ネタバレ》 クリントイーストウッド監督映画の特徴みたいなもんですが、スピード感も無く、特に盛り上がるシーンもあまりないのですが、 一つ一つのシーンが素晴らしく飽きずに観ていられます。 ケビン・コスナー演じるブッチ、子役の名演・描写も素晴らしいです。 子供好きの善人のようで根本的には悪人(余程でない限り殺人を犯すほどではない)という描写がうまく表現されていると思います。 さすがに子供に銃を撃たせなくても・・・とは思ったものの その後のやり取りもうまく魅せてくれました。(ちょっと引っ張るなぁとは思いましたが) 警察側のトレーラーの漫才が必要だったのかは疑問ですが、結果的に言えば面白い作品だと思いました。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-09-15 01:09:42) |
37.二度目かな、観たのは。 良い映画という印象があったけど、今回観直してみて、思ったよりは普通の作品だという気がした。 主人公が目指した世界にはそもそも到達しないし、それは矛盾した状況かもしれない。 【simple】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-03-19 11:40:42) |
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36.いや、悪くはないんだが。普通にいい話だとは思うけど。ただ、K・コスナーって、実際のとこ子供好きじゃないんじゃないかな。それまでヒーロー役ばかりがハマリ役で売れていたわけだけども、どうもこのブッチという複雑な人格の役は本人やりづらかったのでは。 真に子供が好きなら、二人の間のあうんの呼吸みたいなものがこちらにも伝わるものです。二人とも達者な演技をしているけど、仲の良い空気は読み取れなかった。後味がなんか薄味なのはその辺が原因じゃなかろうか、この作品。 イーストウッドとローラ・ダーン達も何しに居るのかいまいち存在意義が不明だしなあ。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-11-07 23:23:22) |
35.感動という程ではないけど、じーんとくるものがありました。ブッチが見せる、悪党としての側面と子供に向けられた優しさ。この両面が交互にバランス良くでてきて、人間の奥深さみたいなものを感じさせられました。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-05-22 13:56:52) |
34.《ネタバレ》 ブッチが悪人なのに善人すぎて。。まるで親友のような戦友のような2人でしたね。良かったです。 【civi】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-11-27 17:27:41) |
33.《ネタバレ》 うーん。 ロードムービー好きだからつまらなかったというわけではないけど、テルマ&ルイーズみたいないきあたりばったりもんでもなし、リトル・ミス・サンシャインみたいな珍道中ものでもなし、トゥルー・ロマンスみたいなバイオレンスもんでもなし、何だろうなあ。 ブッチの人間性に焦点を当てるには薄いし、要はストックホルム症候群だよなあと言う感想しか出て来ない。 途中の濡れ場は不要だし、イーストウッドは何を訴えたかったのだろう。 【かめきち】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-04-15 10:54:39) |
32.《ネタバレ》 脱獄囚と人質の子供との疑似親子的な交流は上手く描かれていて、ジーンとくる場面が幾つかあったけど、一方の追う側の刑事達が肉焼いて食ってみたりキャンプでもやっているかの如く呑気で、まるで緊張感なし・・・ その辺がチグハグでした。 冒頭の気持ち良さそうに昼寝でもしているかのような主人公(実はラストの場面である訳だが・・・)は、パーフェクト・ワールドに行き着いたように見えました。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2011-04-11 13:47:13) |
31.《ネタバレ》 ブッチが悪人でないだけに悲しい。この世にパーフェクトワールドなど存在しないこと、そんな世で社会に適合して生きるには環境に恵まれなければならないことを彼の死によって突き付けられた気がした。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-25 15:46:07) |
30.イーストウッドの映画にでてくる自動車はいかにもアメ車ってかんじですごくかっこよくみえる。彼は車すきなんでしょうね。 |
29.少年に銃を拾わせ自分に狙いをつけよと言うブッチ、ラストの伏線でもあるが、少年にとって不意に「父」のようなものが目覚ましく現われた瞬間でもあって、ここから逃げ出す早朝の感じなんかいい。伏線と言えば、動き出した車の前でブレーキをかけるまで動かないのもそうだ。そういうふうにシナリオを組み立ててるんなら、「あそこ」でピッと決めて終わりにしちゃえばいいのに、なんかこの人の映画はいつもちょっと長い。そのあと原での向かい合いが続く。退屈はしないんだけど、なんか着地後に演技してる感じ。ローラ・ダーンは必要あったのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-18 13:24:17) |
28.《ネタバレ》 ブッチが黒人一家を殺害しかねない状況下、それを見過ごすのか、それともブッチを撃ってそれを止めるのか、子供が判断するには過酷な状況だったろう。あのさびれたレストランは、売春宿も兼ねていたのか? 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-05 23:36:09) |
27.《ネタバレ》 単なる疑似父子映画と考えると浅く見えるが、ブッチは終始一貫して「誰かに自分を罰してもらいたかった」のではないだろうか。それも、官憲でも宗教者でもない、それにふさわしいしかるべき人に。そう考えると、冒頭でためらわずに少年を人質として選択したのも、少年に手を出した相棒を即座に射殺したのも、少年に撃たれた後はそれまでとうってかわって穏やかな表情になっているのも、一本の筋として自然に理解できる。テーマが明確なので、いくつかみられるありがち設定も気になりません。ただし、すでに指摘されているとおり、レッド側の掘り下げが浅いのが残念。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 01:33:56) |