1.「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」の4話からなるオムニバス。
全てが江戸川乱歩原作の作品だ。
4話全てに浅野忠信が出演しており、浅野忠信ファンには贅沢な一本であった。
しかし、「蟲」以外の作品は、浅野忠信の魅力が十分に発揮されていたとは言えず残念だった。
もっと言えば、浅野忠信じゃなくても問題なかったというレベルのものだった。
しかし、最終作品の「蟲」はかなり浅野忠信の個性と魅力が発揮されていた。
私の苦手な“ヒル”も登場しまくりだったし。
満足とまではいかなかったが、“及第点”と言えるレベルの作品であった。
ただ欲を言えば、もっと過激な描写があっても良かったと思う。
なんか中途半端な過激さだった。
そこが残念と言えば、残念である。