38.監督が決まらないなどと、危ぶむ声もあった本作。
観てみればけっこう面白かったですし、上手くまとめたと感じました。
私は中学生の男の子の母なので、「あら~!ハリーもロンもハーマイオニーも大きくなっちゃって!」と子供の成長だけでもう、うるうるしていました(笑)
シリーズものって次第に尻下がりになったりするものですが。
「ハリーポッター」は監督が変わってもベースのイメージが統一されて、ハズレない・・というか外さないところが凄い。
しかし、ちょっと残念なところも・・
とまさんのおっしゃるように、エピソードの構成も一考の余地があると思いました。
それから一番気になった所は・・・
私は「アズカバンの囚人」のディメンダー(列車でハリーを取り込もうとした布ひらひらのクリーチャー)が気に入っていました。
見ているだけで私の頬も触られてひやっとしたように感じたほど、臨場感がありました。
今回はどうでしょうか?久々に姿を表したヴォルデモート卿は?
確かにレイフ・ファインズさんの眼力、演技力は素晴らしかったです。
しかし・・あの顔の出来はどうでしょう?
私はふ~・・とため息をついてしまいました。
視覚効果の人にもう少し手直ししてもらえば、もっと恐ろしく、深みのあるヴォルデモート卿が出来たかもしれません。
ヴォルデモート卿はハリーポッターでは敵のボスキャラなのですから、誰よりも強い印象でこちらに迫って欲しかったのですが・・・
残念!
話しは変わって、今回ははじめてのイギリス人監督だそうで確かにとってもイギリス映画していました(笑)
ウィズリーの双子の兄弟が飄々と楽しそうにしていたところがお気に入り。
なんだかんだ言っておりますが、こんな”しばり”の多い作品をここまでまとめた監督やスタッフに敬意を表します。
他の”しばり”の多い映画を考えると・・・
SWは監督の思うように完結しました。
007はどのように出来てくるか、こちらも興味あるところです。
もちろん「ハリー・ポッター」の次回作も期待しています。