24.《ネタバレ》 深いようで浅く、浅いようで深いそんなお話でした。この映画でのアフリカに満ちている空気は死ぬほど怖ろしい。善人の大人が誰も出てこない映画だったように思う。「結局この世に善なんて存在しないんだよ。ケッ」と酔った金持ちがシャンパン片手に説教してくるような不快感。いや、映画自体は飽きることなく楽しめたんだけど・・・。 【りんす】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-08-21 12:29:39) (良:2票) |
23.《ネタバレ》 何か悲しいね。妻と子供には逃げられるし目の前で弟が蜂の巣にされるし親には勘当されるし。普通に観たら後味悪い映画なんですがそういう風に感じられなかったのはアンドリュー・ニコルの力量でしょう。このままニコラス・ケイジは一生武器売って死んでいくのか。ん~久々に戦争って誰が悪いのか考えさせられた。 |
22.「我々は必要悪なんだ」捜査官を前に言い切る主人公の台詞が印象的だった。悪を悪と断罪するのは簡単だが、どの国だって外交も貿易も、所詮は自国の利益を第一にやっていることだろう。人道支援などという言葉で飾り立てるのも結構だが、そんな人道行為だって利益優先で行われている。戦争や売春がビジネスにしてはびこり、結果それが国の利益を生むこともまた現実なのだ。こんな現実から目を背けて平和を説く国や人々の、なんと薄っぺらなことだろう。そんな哀しい現実を踏まえて、その上に立つ平和や人道を考えなければならない。人間の性善説を真っ向から否定した、価値のある映画だ。‥‥‥銃弾が作られ、人の命を奪うまでを追ったオープニングは秀逸。ここまで本編のテーマを象徴し、かつ観る側をその世界に引きずり込む、ショッキングで魅力的な映像は初めてだった。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-30 19:46:12) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 ひとつの銃弾が工場で作られ、戦地へ運ばれ、装填され、放たれ、撃たれ、殺される。この銃弾の生と死がタイトルバックに流れ物語は始まる。全て弾目線で語られるこの一連のシーンだけでも、観る価値はあると思う。ウクライナで家族が経営する飲食店を手伝う主人公ユーリ・オロノフはある日マフィアの抗争に巻き込まれた事から、銃に興味を持つ。この出会いが彼の運命を変え、そして武器商人として成り上がってゆく。その成り上がり劇の中に世界規模での武器やりとりが描かれていくのだが、それはそれはとても興味深い世界。しかし全体的にメッセージ性が強くかなり皮肉めいた印象を受け、もっと娯楽色を出してもいいと思った。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-11 16:00:05) (良:1票) |
20.武器商人のお話。主演がニコラス刑事(ハゲ)だったので、またあっちょんぶりけ映画なのかなぁと思っていたんですが、アクションじゃなかっただけ良かったですね。淡々とした切り口でアレヨアレヨと話が進んでいきます。当然テーマは重いですよ。武器を売っても直接人は殺していない。外国に武器を売ることは法的には禁止された行為です。しかし、それで儲けているお偉いさんがいて許されちゃったりして…観ていてよくわからなくなってきました。なんでアメリカのガンショップは営業おっけー?って。アメリカ最悪とかそういうことが言いたいわけじゃありません(それは件のむさ苦しいブッシュ大嫌い監督が言うこと)。でも日本にだって包丁売る人だっているわけですよ。ま、包丁は人を殺すためのものではありませんが、それで死ぬ人がいることは事実。人を殺すわけではないけどパソコンでデータをやりとりするウィニーだってそうじゃない? 渡すのはダメ。だけど作るのは良い? 線引きが曖昧すぎますよ。正義と言うのは簡単。必要悪というのは詭弁? それは個人で判断することもあるし、しないこともある。誰かが決めるかもしれない。大勢に流されるかもしれない。それでも僕らがすべきことは善悪を簡単に決めることではなくて考えることじゃないかな。この映画は武器取引という限られたテーマだけどそれは全てに通じるような気がしました。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-22 22:05:59) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 主人公のナレーションベースで場面がどんどん切り替わるので、 テンポがよくて、分かりやすい映画だったとは思うが、同時に少し淡泊な印象を受けた。 武器に詳しい人はもう少し楽しめるのかも。 正義感の強い刑事が主人公を追い詰めたと見せかけて、 結局勝てずに終わった点は、映画としては良い方に出ていると思う。 旦那の仕事のきな臭さに感づいていたであろう奥さんが 終盤に証拠を見つけてアッサリ旦那を売ったのは、無情というかなんというか・・・。 両親が絶縁したのは言わずもがなです。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-04 17:28:25) |
18.タイトル、戦争の道か…と思いながら映画を観始め、出たタイトルがLord of WAR road じゃなくて Load かよ!意味違うじゃん、単純なカタカナ化タイトルじゃダメな奴じゃん!とツッコミつつの鑑賞。 いわゆる「死の商人」的な物はいろんな映画や小説、コミックに登場しますが、それは敵の黒幕だったり頼りになる味方だったり(おもにマッコイ爺さん)であって決して主役ではありませんでした。 あんなにいろいろ見かけるのに「死の商人」自体が主役の話ってのはほとんど存在せず、私もこの映画で初めてみたように思います。 (ヨルムンガンドも主人公達は死の商人ですが、ちょっとあれは扱い方が違います) めずらしい死の商人物、しかも実話ベースのフィクションという事で、なかなか興味深くみる事ができます…が、武器は人を殺すものなんだ的な陳腐な説教臭さと反アメリカ的な空気は、さすがにちょっと青くさいかな…と思いました。 まぁそういう感じの物を入れないと映画にならないのかもしれませんが… 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-24 20:48:00) |
17.救いの無い話なので、真面目に見てたら弟みたいになってしまう。 これはコメディなんだと割り切って楽しむのが正解。 実話ですとか言われてもどうしようもない。 【もとや】さん [映画館(吹替)] 6点(2019-10-03 19:50:03) |
16.《ネタバレ》 真面目でおかたい社会派サスペンスドラマ。実話ベースらしく、淡々と物語は進んでいきます。 緊張感あるプロットと画作り。そしてニコラス・ケイジが主演。更にはブリジット・モイナハン、ジャレッド・レト、イアン・ホルム、イーサン・ホークと脇を固める役者の存在感もすごい。それぞれがエヴァ、ウィタリー、シメオン、バレンタインとして重要な役割を担っていて、物語に『厚み』『深み』があります。 旧ソ連の叔父さんとの闇取引。国際警察の執拗な追跡とガサ入れ。アフリカのとある独裁国家との駆け引き。そのどれもがある種のユーモアと潜在的な恐怖をないまぜにした独特の緊張感で描かれます。はっきり言って映画の完成度はかなり高いと言えるでしょう。 ただ、肝心なのは、私が『武器の密輸』になじみもなければ興味もないので、あまり物語りに入り込めなかったことです。もっと言うなら、『ちょっと今そんな気分じゃなかった。』ってゆーね・・・。それに後味が悪い映画ってのはどーにも好きになれませんでして。ホラー映画の後味の悪さってのは平気なんですが、こーゆードラマっぽいやつの後味の悪さってなんか残るんですよね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-01-26 12:06:57) |
15.《ネタバレ》 序盤は退屈だと思いましたが、中盤以降、アフリカ編等、ドキドキさせられて面白かった。ニコラスケイジの一番いい時の作品かも。表情豊かでカッコいいです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-04-03 22:35:16) |
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14.《ネタバレ》 多少リスクはあるものの儲かるんなら武器商人も悪くないと思う。まして商売のセンスがあるのならなおさらのこと。まあ、嫁と子供は離れていったけどまた新しいの見つければいいんじゃない?弟はバカだから死ぬのもしょうがない。あの場面で人助けしても意味ないってことがわからないんだから。自分が卸した武器で誰かが死ぬ。そんなこともっと以前に気づけよっての。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-02-23 23:21:20) |
13.武器商人からこの世界を見ていくという内容が新鮮でした。 【noji】さん [地上波(吹替)] 6点(2012-10-27 10:38:36) |
12.テンポのよい映画でしたが、意外とメッセージ性が強くビックリしました。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-19 23:51:55) |
11.終盤の台詞にビックリ。 ハリウッド映画でそれ言っちゃって大丈夫なの?と。 監督さん次回作待ってます。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 21:38:01) |
10.《ネタバレ》 ドキュメンタリー調の独特の語り口。情けない弟が死に妻子に見放されてもなお自らの生き方を貫く孤高の男。その果てに何を見たのか…。意外に見応えありました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-15 18:33:40) |
9.思い話題ですが、続きが気になるつくりで飽きさせず良かったと思います。ただ、もう一度見直したくなる作品ではないかな。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-03-28 09:59:39) |
8.武器商人をテーマにした映画を他に知らないこともあって、飽きることなく見られましたが、メッセージ的にはあまり深いものは感じられませんでした。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-01 23:42:16) |
7.「武器商人が世界を受け継ぐ」。わからなくはない。頭では理解できる。ただ、残酷な事実。ただ、不合理な事実。それだけが最後に転がってきて頭を離れない。そんな映画。映画としてはドキュメンタリー要素が強く、考えさせられるが、その全てがやはり後味のよいものではない。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-10 23:28:51) |
6.武器商人の話しです。キャッチコピーに引かれて見てみたクチです。全体的にテンポも良く飽きさせない作りになっている上、作品のメッセージも判りやすく描かれていて、楽しく見ることができました。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-24 02:39:09) |
5.《ネタバレ》 興味深い題材、小気味よい演出によって退屈することなく観れる。 構成自体は一直線の教訓話の体で進み、芸が見当たらないけれど、シニカルな真実によって事態は解決。 そして、また同じ過ちの道に戻るといった主人公のドラマ処理でまとめるのではなく、社会派としてテーマを突き付ける。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-10-08 06:04:52) |