1.《ネタバレ》 パロディの形を採らないと、もう西部劇は描けないのか。しかも吸血鬼もの。パロディの枠の中で何か「マジ」なものも匂うのだが(たとえばこのころのD・リンチなんかそういう感じだった)。吸血鬼がコロニーを作るんなら、もっと薄暗いところに作ればいいのに、陽光さんさんの西部劇の世界に作ってサングラス掛けている。つば広の帽子かぶって。ドラキュラが保安官の役回り。神に祝福されて十字架でも融けないところで場内爆笑。木の杭の代わりは木製の銃弾となる。傘を突き刺したところでパッと開くなんてギャグもあった。やっぱパロディだけだったかなあ。音楽は完全に西部劇。かなりザツなコウモリが三匹飛行の図もおかしい。