7.タイタニックの二人が共演しているだけでなく、まさにあのタイタニックの物語がハッピーエンドで終えたとしたら・・・その後の二人という感じを彷彿させる映画でした。人生のピークをタイタニックで迎え、その後はマンネリ化した毎日を過ごして、あの時の燃え上がる想いをもう一度!そのために心機一転したいという、なんかそんな想像をしながら見てしまう映画でした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-02-16 17:18:41) |
6.《ネタバレ》 あのタイタニックカップルが再び、という目で見ると完全に裏切られる。今回の二人は結婚すべきでなかった二人で、子供が二人いる四人家族なのにその家庭には子供の形跡は感じられず、極めて不自然で無機質な家庭だった。なのにこの二人は愛してると言ってみたり、救いようのない言い争いをしてみたりと直情型な夫婦なのだ。矛盾に満ち溢れていて見ているこっちも不安定な気分になる事この上ない。そして夫婦の再生などを期待してしまうとまた裏切られることになる。もともとこの作品の主役はデカプリオ夫妻ではなく、完全に単独主演の妻エイプリルなのだ。相手がデカプリオじゃなければ間違った期待をされずに純粋に鑑賞されたのではないかと思うし、他人に勧めてもいい7点を入れてもいいのだが残念。ラストで補聴器のスウィッチを切ったじいちゃんみたいにできれば、エイプリルも普通の幸せを掴めたのだろうに、これも残念な結末だった。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-12 15:47:22) |
5.《ネタバレ》 あらまぁ、これまた暗い内容の作品で・・・ 傍から見れば イキ気味勘違い奥さんにしか見えないけどな 一般的な幸せの象徴=子どもが展開上ほとんど登場せず、逆に「妊娠」という本来めでたいことが 二人の自由や希望をブチ壊すモノ として現れる 家の中はいつも静かで冷たく描かれ ただただ二入が言い争うシーンばかり 結婚や子どものいる生活を 幸せに感じられないことはとても不幸なこと ちょっと病的(いや、かなりか)で精神的な 何か が崩れてしまっている こんな奥さんを演じたケイト 対して 50年代の ごく一般的な男を演じたディカプリオ さりげないシーンにも二人の演者としての実力が伺えます(あ、もちろん貫禄のキャシー・ベイツも文句ナシ) 内容的に とても人には勧められない内容で 画面を通じて 確信的で皮肉めいた「悪意」が感じられる そんな映画でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-29 19:16:34) |
4.カップルや夫婦で観た皆様はお気の毒様でした。その後の会話にさぞ気を使ったことでしょう。これは一人で見たほうが良い映画だと思う。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-26 20:48:27) |
3.《ネタバレ》 常に異なるジャンルに挑戦し成果を収めてきた監督だったけど、今回は『アメリカン・ビューティー』の姉妹篇みたいになっている。あの日常へのうんざり感が、アメリカの黄金時代だった50年代を背景に描かれていくのに驚いた(通勤サラリーマンの帽子の群れで時代を描く手ぎわ)。朝鮮戦争後からベトナム戦争までのアメリカって輝き渡ってるって印象だったけど、“絶望的な空しさ”も裏には潜んでいたのだ。その空しさから逃れるには、あと十数年後ならヒッピーコミューンって逃げ道もあっただろうが、この時代レボリューショナリー・ロードに住む若い夫婦にとっては、革命の本場パリを目指さなければならなかった。その「浅はかさ」を起動させるほどの空しさに捉えられているマクベス夫人としてのヒロイン。ダラダラしたくないという強迫観念が夫を追い立て、自身をも追い詰めていく。自分たちの革命を失敗させ、日常に最終的に縛り付けてしまうだろう錨としての胎児を子宮に抱えて、透明な笑顔を浮かべながら朝食の準備をする場に凄味があった。でもこの『タイタニック』の二人、『アメリカン・ビューティー』のK・スペイシーとA・ベニングのコンビに比べると、まあ若い世代なんだから仕方ないけど、すぐ怒鳴り合いになる演技がやや単調で(とりわけ眉間の皺ばかりが印象に残る亭主)、たとえ他人にはどんなに浅はかに見えようと当人にとっては切実なんだ、と感じられないのが欠点。…この二人は今回も大西洋の対岸に行き着けなかったわけだな。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-09 12:02:34) |
2.《ネタバレ》 レオ&ケイト&キャシー・ベイツのコンビと言えば、観客は嫌でもあのメガヒット作「タイタニック」を想起せざるを得ない。もちろん製作者側も、このメンツをキャストに揃えた時点で、彼らの「その後」を期待する観客動員を狙ったに違いない。10余年前のあのコンビは演技的にどう成長したのか?それを目にする我々観客自身も、自らが歩んできたこの十年間の人生の足跡を否応なく認識させられるという仕組み。ロマンチックなタイトルやポスターの図柄、「運命の愛」云々の甘いラブストーリーを期待させるキャッチコピーからは想像出来ないほど、これは地味だがそれゆえ見ごたえある辛口人間ドラマに仕上がっていた。「タイタニック」のような映画を期待する観客には拍子抜けだろうが、私はサム・メンデス監督作だけに、そういう映画にはなってないだろうと、ある程度予想していたのでなかなか面白く鑑賞出来た。ある意味この映画の主人公二人の喜怒哀楽感情の揺れ動きは、沈没するタイタニック船上よりも、この「レボリューショナリーロード」に建つ丘の上の家庭内での方が、より激しかったのではないだろうか。さしずめ、レオ演じる主人公の「パリ行き取りやめ」をケイトに宣言するシーンが「タイタニック」での氷河激突シーンに相当するのでは・・・?決して結ばれるべきではなかった二人が夫婦になってしまったが為に引き起こされた、ボタンの掛け違え悲劇。注目主役二人について・・・ケイトはあの頃と比較すると全身の肉が削ぎ落ちたみたいで凄みを増してきたが、演技者としてかなりの成長を遂げていると思う。後半四分の三以降は正に彼女の独壇場みたいな感じ。対するレオ・・・、これは脚本の問題かもしれないが、ここでは彼の役柄にそもそも芯がなさすぎて、かなり損な役回りだと思った。あの頃と同じく、ケイトの方がやっぱりどうしても姉さん女房に見えてしまう。ともあれ彼ら二人の再会を観るのは嬉しかった。また十年後くらいにでも是非また共演してもらいたいと思う。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-27 14:24:46) |
1.タイタニック感動した…涙、という人はノリノリで観に行くと失敗するでしょう。結構良かったですが、お勧めする人を選ぶ内容です。サム・メンデスって聞いたなぁって思って調べてみたら、妙に納得。観終わった感覚があの映画に似てましたから。最近のキャシー・ベイツはチョロっと出ていい演技しますねぇ。最後はゾッとしました。 【色鉛筆】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-25 15:56:01) |