19.《ネタバレ》 一般的な評価も高く、賞も受賞しているようだが、個人的にはハマることはできなかった。 良い設定のアイディアがひらめいたが、それを上手く発展させることはできなかったという印象も受ける。 エンターテイメント性を重視せずに、精神的な世界を描こうとしたことが自分には合わなかったのだろうか。 SFファンを楽しませてくれそうな小ネタや不可思議な設定が満載だが、あまりそういったことにも深い関心はない。 3年という労働期間が、彼らにとっての寿命なのか、月面作業による肉体崩壊(宇宙では骨がボロボロと聞いたことがある)なのかどうかも、何故ロボットではなくてクローンが働かされるかも、何故韓国企業なのかも、自分にはどうでもよい話だ。 クローンの悲哀のようなものは見ていても面白みには欠けた。 もちろんクローンではなくて、生身の人間の姿が投影されているとは思う。 単身赴任で何年も家族に会えないサラリーマン、会社で酷使されて使い者にならなくなったらポイ捨てされる労働者などといった、実際の生身の人間の悲哀のようなものを投影しているようには思えるが、上手くまとまっている印象はない。 ラストで「俺たちは人間なんだ」って言われても、あまりグッとは来ないが、コンピューターシステムのガーティがサムの味方をすることを考えると少し感じるものもある。 ガーティは何代もサムのクローンを見守ってきて、サムに対して友情に近い感情を持ち始めたのではないかと思う。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-09 12:36:44) (良:2票) |
18.《ネタバレ》 最初ホラーかと思いましたよ…。自分しかいないのに人の気配が・・・・って。 ちゃんとSFでよかった(ホッ) クローンの悲哀とかいろいろ感じる前になんか・・・危険な仕事に派遣使い捨てって感じで身につまされます…。 いろいろ突っ込みどころはあるのですが、私は主役の演技がちゃんと使用前使用後みたいで面白かったです。なぜか同じクローンなのに片方はやけに訳知りで妨害電波のこととか気づくのか謎ですが・・・・。 月の映像の美しさと恐ろしい静けさがこんなとこにひとりなんて絶対嫌だ!!!気が変になっちゃうよ!!とみててほんとにこわいです。そういや最初のほうで主人公が見た女の人の妄想?はなんだったんでしょう?? しかしあの仕事って人力でやるよりロボット使ってやったほうが効率いいんじゃないでしょうか?わざわざ妨害工作とかまでして人間使うより。そんなこと考えちゃダメですね。はい。 【ぺーこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-26 23:38:26) (良:1票) |
17.こういう地味なSF好きです。大ヒットする要素はたくさんあったと思うけど、この作品はこれくらいの出来でちょうど良かった様な気がします。「サイレントランニング」の雰囲気があるのがとてもいいね。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-31 14:50:28) (良:1票) |
16.登場人物が実質1人の異色映画。現実世界でもしクローンが作られるなら人間の感情を持たせてはいけないと思う。感情を持たせれば持たせるほどそれを知ったときのショックは大きくなる。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-18 23:21:46) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 人類にとって夢のような資源が月にあった。1人の人間の大量のクローンを3年ごとに入れ替えて採掘をさせ続けるという怖~い未来の話。3年が近づくと急速に体調が悪くなるのは遺伝子操作によるものなのか。徐々に明らかになる真実に興味津々。ただ、2人のクローンが鉢合わせするのは、これだけの計画(きっと予算が相当かかっている)にしては絶対にあってはならないミスだし、計画を実行するマシンも主人公に協力的だったりして結構ゆるゆるだ。もう少し緊張感を出してくれないとダメだな。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-07-18 20:46:00) |
14.《ネタバレ》 SFの佳作。 クローンを奴隷化するシステムが残酷。 それを是認したオリジナルが、地球で幸せに暮らしているだろうことを考えるとさらに残酷。 自分のクローンならどう扱ってもかまわないということか。 ガーティが主人公を裏切らなかったのが人間味を感じて意外な展開だった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-05-21 00:13:53) |
13.《ネタバレ》 自分たちがクローンだという絶望的な事実を知ってもなお、2人のサム・ベルが協力的だったのがよかったです。サム・ベルしか登場しませんがなかなか人間臭く魅力的なのと、サムロックウェルの演技がやはり素晴らしかったからか最後まで楽しく観賞できました。あとガーティがいい奴だったのが意外でした、どうしても自我を持つロボットを見るとHALみたいなやつを想像してしまいます。 【しっぽり】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-01-24 21:09:53) |
12.《ネタバレ》 切ない映画でした。ただクローンとわかった時、ロボットが全部管理すればいいんじゃね?とツッこんじゃいました。あんな優秀なロボットがあるんだしね。それにしてもあのロボット欲しいなぁ。画面の絵文字で気持ちが伝わるのがまた良いですね。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-02 23:23:45) |
11.《ネタバレ》 ダンカン・ジョーンズ監督の長編デビュー作。ミッション8ミニッツの原点のような作品ですね。密室劇なので、小劇場の芝居っぽい話でありながら、映画でしかできない物語なのが魅力。月面の特撮描写もさることながら、特にサム・ロックウェルの一人芝居(と言っていいのか?)が大きな見所。SF映画だけど、あくまで見せ場はSFX(VFXとは別なのだ!)ではなく人間そのもの。かなり入念に、そして根気づよく計算して撮影しているんでしょうが、それを感じさせない自然な演技でした。BDの映像特典をみて、改めて脱帽です。まるでSF版「マルコビッチの穴」。部屋の奥の秘密の通路を抜けるとその先には・・・。うーむ怖い。 ガーディも対照的でいいです。本来感情を持たず、表情も単純なニコニコマークしか表示されないのに、彼がなかなか泣かせる演技を見せてくれます。 良い意味で「小品」な作品です。 【ゆうろう】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-05-10 10:30:37) |
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10.《ネタバレ》 自分のクローンはどうなってもかまわないという考えを持つ人間のクローンが、果たして地球に住む赤の他人の為に三年間もの間一人で月で頑張れるもんなのかと疑問に感じました。 主人公は地球で待っている嫁と娘だけを生きがいに一心に仕事に励むんだけど・・・。 それプラスどうせ支払われないのだから景気よく「この任務が完了したら十億やるぞ十億」ってことなら、まだ説得力があるかも。 まあ金の為に働く主人公ってことになったらそれはそれでつまらん映画になっちゃうかな。 特典映像によると地球にいるオリジナルは、たくさんの金を貰って幸せに暮らしているらしいですけどね。 【ゴリラの住む丘】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-07-11 14:31:10) |
9.雰囲気や映像、デザインなど、惹きつけられるものはあります。物語としてはやや小さくまとまった感じ。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-10 14:33:08) |
8.ミッション・8ミニッツが面白かったので、監督のデビュー作も観てみることに。あらすじや設定等をまったく知らないまま鑑賞したので、理解するのにやや時間がかかることもあったが、面白かった。セリフとして表現はされていないが、状況設定で表現されていく絶望。それがこの映画の醍醐味ではないだろうか。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-01 17:44:22) |
7.全編を通じて出演者がたった一人という、異色のSF映画。 「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」「エイリアン」シリーズのイメージが、 至る所のシーンで頭に浮かんでくるんだけど、シナリオ自体はよく練られています。 一人劇ということで、さすがに後半はちょっと重苦しい雰囲気になったが、主人公の心情描写がたっぷりと描かれていて、 久々に見応えのある娯楽作品を観たな、という満足感を与えてくれました。 映画好きな人なら、十分納得できる内容に仕上がっているのではないかと。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-17 04:08:16) |
6.《ネタバレ》 やさしすぎるHAL。 最初はいつ裏切るかドキドキだったけど 秘密の部屋を探してる人間は放置だしこりゃ裏切ることないなと少し拍子抜け。 永久の3年間はすぐに気付いたけど、それでも最後まで見ていられました。 【ume0214】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-25 13:58:23) |
5.《ネタバレ》 昔良く読んだ短編SF小説の世界を絶妙に映像化した様な作品。 派手さは無いが良く出来ている。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-18 20:58:30) |
4.《ネタバレ》 自分のクローンを発見したときのお互いの反応がリアルだった 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-13 15:51:37) |
3.《ネタバレ》 見事に乗せられました。ので、楽しんでみることができました。 ロボットがやさしい。この映画では、ロボットが真実を見ることを手伝ってくれる。でも見てる側はどこまで信じていいのか、戸惑いながら見ることになってしまった。やはりHALを連想させるからかな。そして家族との電話が切なすぎる。 見終わってみると、話がきれいに決まりすぎている気もしなくもないが、まぁよしとする。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-04-10 00:58:05) |
2.《ネタバレ》 船内造形や、その中での憂鬱というか寂しさというか、漂ってるムードが、タルコフスキーの「惑星ソラリス」や、キューブリックの「2001年宇宙の旅」とか、スコットの「エイリアン」とかイヤでも思い出しちゃう感じでした。とくに、なんか人格が違うもう一人の主人公が出てきてからは「惑星ソラリス」の不気味なムードそのもの。パンチングボールをビシバシ叩く第二の主人公は本当に人格の違いを感じるとともにヤバそうなイメージで、役者さんの一人二役が上手に思えました。が、心理的に揺さぶる感じのストーリーではなかったです。ラストには、ちょっとジワーンと感じるものがありました。どうも、帰ったところで人々にもみくちゃにされて幸せになれそうにないムードなんだけど、それでも念願の地に帰還するということの喜びは消せないよねって感じで、「いろんなヤツがいて、いろいろあるだろうけど、生きるってそういうことだよね」って語られた感じがして、自分一人(二人?)だけの世界から人波へ向かう図は、けっこう良い余韻だったと思います。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-10-23 06:38:35) |
1.SF風サバイバル作品。とても面白かった。終いに、もう1展開あったら、名作に入る域だったかもしれない。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-21 21:32:59) |