22.《ネタバレ》 ”異常”が日常になって、それでも人生は続くとなった場合の正しい対処法が提示されます。「今週のゾンビ殺し」に輝いたおばさんはピアノで連中を圧死させ、普通に暮らす。頑ななまでに日常を生きててツボでした。 みんな基本タフでして、うまいこと各キャラを配したもんだなあと思います。主人公なんぞ筋肉系じゃないけどメンタル的にタフ。美人姉妹は頭が切れて、お菓子好きの中年男はゾンビ退治のスキルが最上級。ビル・マーレイなんかふざけて撃たれちゃって実に彼らしい。 正しいB級作が持つべき”明るさ”、”力技を可能にする屈託の無さ”がきちんと機能している楽しい作品です。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-11-17 00:38:54) (良:3票) |
21.《ネタバレ》 それこそゴミくずのような作品が無尽蔵にあるゾンビ映画の中にあってこれは意外とよくできた方。 しかもともすれば人体破壊見本市のような修羅場の映像集になりがちな(もしくはそれだけ映しておけばよい)この類の作品にのなかにあって、決して残虐描写のみに逃げず、王道ではあるがしっかりとした物語と一般人にも観賞可能なゾンビ映画に仕立てた点は評価できます。 ただ、生き残るためのルールが、いまいち使いきれていないように感じました。 確かに、内容自体はゾンビ映画の「あるある」なのですが、↓六本木ソルジャーさんの仰る通り、それを逆手にとって徹底的に笑いに転じるか、もしくはルールを守る者、守らない者の対比を描き、徹底的に有効性を取って頭でっかちさをアピールさせるか等の描き方をすればなおよかったのではないか、と思います。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-11 03:22:28) (良:2票) |
20.《ネタバレ》 ゾンビ映画としてはかなり風変わりなテイストを持った作品。そもそも、ゾンビから逃げることに重点が置かれていない。「ソーシャル~」「アドベンチャーランド~」と立て続けにアイゼンバーグ主演作を観た後だったので、相変わらず内省的なキャラしか出来ない兄ちゃんだなぁと思いつつも、それがゾンビ撃退のルールの細かさに似合っていてハマリ役である。そのルールがクライマックスのオチにも使われる工夫が好感でした。中盤でちょっとダレて来たところにビル・マーレイが実名で出て来る。「ゴーストバスターズ」ネタでひとしきり映画ファンを楽しませてくれるんだけど、あそこでゾンビの真似しちゃ、そりゃ撃たれるよね。そのおマヌケなところが実名出演でもやっぱり映画の中のビル・マーレイで、ヌケヌケと楽屋オチで笑わしてくれる。ん? 主人公って殺人犯か? まぁ、ゾンビ映画に殺人罪って概念はありませんな。死んで笑わせるビル・マーレイを除くとメインキャラは誰も死なず。窮地に陥っても死ぬような気配が無いから緊張感も無いんだけど、見返りとしてたくさん笑ってホカホカと心が温まる。とても人に薦めやすい。こりゃゾンビ映画の風上に置けない(笑)。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-02-17 01:12:55) (良:1票)(笑:1票) |
19.英国産ゾンビコメディ『ショーン・オブ・ザ・デッド』に対するハリウッドの回答。途中からガチな展開になっていく『ショーン~』に比べ、こっちはオフビートなコメディの中にゾンビが紛れちゃったみたいなノリ。タイトルに違わず遊園地のアトラクション感覚のため、カラッとしていて全然悲壮感がないのが良い。今や全員オスカー候補経験者という豪華なキャスティングが絶妙で、特にジェシー・アイゼンバーグが後の『ソーシャル・ネットワーク』の主人公に通じるキャラのため、先に見ておくとメタ的な面白さあり(あの本人役もそうだが)。83分のタイトさの割に中だるみはあるが許容範囲。正統派ではないにしろ、ある意味、『ショーン~』へのアンチテーゼを掲げた気楽に見られる一本。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-10 19:16:31) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 主人公のへたれぐあいな容貌は良かった(ひきこもりに見えたかというと疑問でが)。彼の実践するルールも一部ですが範例もあり楽しめました。ルールにかかる行動を起こすと文字で表示されるのもゲーム的でおもしろかったです。 コメディとはいえふざけすぎず、ゾンビ映画としての部分も残し、十分なロケーションを見せてくれました。 ただ4人の絆が深まっくる過程はなかなかおもしろかったのですが、中盤で一応の決着を見てしまうので終盤は少し退屈になりました(約一名の生死は気になりましたけどね)。(蛇足:ウィチタさんよりは406号のお姉さんのほうが好みだったかな) 【映かったー】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-06-03 17:52:33) (良:1票) |
17.クラッシックゾンビが好きなので、走るゾンビは基本的に嫌いなんですが、この映画ではネタとして「走らないと」成立しないです、これで良いです。かなりのほほんとしていますが、押さえるところは押さえております。そしてまさか、あの方が、こんな役で! 【leo】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-02 17:05:03) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 基本的にタイトルに“ゾンビ”というワードが入った映画は観ない。理由はただ単に、「怖いから」だ。 何歳になってもホラーは苦手で、故にゾンビ映画も避けてきた。 ただし本作は、もろに「ゾンビランド」と銘打ってはいるけれど、他のゾンビ映画に対して随分と“毛色”が違う感じがありありとしたので、意を決して観てみた。 言うなれば、「ゾンビ映画」というジャンルを冠したロードムービーといったところか。もしくは、ゾンビ映画そのものをパロディ化したコメディ映画とも言える。 ゾンビが蔓延る世界で何とか生き延びている元ひきこもりの青年と息子を亡くした無頼漢と美人詐欺師姉妹が出会い、道中を共にしながら、結束を強め無くしていたものを取り戻していくという、想像以上にドストレートなストーリー展開だった。 正直なところ、もっと破天荒でエスプリが効いた映画世界を期待していた部分もあったので、物足りなさは否めない。 全編に点在するコメディ要素も少々ローカルネタすぎるというか、アメリカではウケるのだろうなというものが多くて、入り込めなかった。(「トゥインキー」って結局どんなものなのかいまいち分からずじまい……) 展開はもうひとつパンチが足りなかったけれど、主要キャストはそれぞれ良い味を出していた。 特に、「ソーシャル・ネットワーク」でフェイスブックの創始者を演じてアカデミー賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグは、神経質な主人公を好演していた。 「ソーシャル~」の時とほとんど同じ風貌で登場し、今作での役どころも引きこもりのパソコンオタクという設定なので、キャラクター性に面白い類似性があった。まったく関係のない映画だが、「ソーシャル・ネットワーク」の“パラレルワールド”という位置づけで観ると、また違った面白味が生まれてきそうだ。 ところどころで脱線したり、無意味に思える演出も多い映画だったが、そういう“粗”自体がこの映画の面白さだろう。 僕のように、「ゾンビ映画」が苦手な人のための「ゾンビ映画」だとも言えると思う。 あー、あとこれは言っておかなければ。 ビル・マーレイは流石だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-03 01:54:15) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 ジャンル映画のパロディの体裁を取りつつ、そのジャンルの総括と批評を散りばめた「ショーン・オブ・ザ・デッド」へのアメリカからの返答。先にイギリスに傑作を作られ、ゾンビ映画の本場(?)としてはさすがに黙っては居られなかった様子。ルール絡みの小ネタやビル・マーレイのシーンは狙いすぎだけど面白い。クライマックスの遊園地でのバトルは映像的にもシチュエーションも斬新でした。ジェットコースターやお化け屋敷など遊園地ならではのアトラクションを使ったバトルは最高!しかしそこへたどり着くまでのロードムービー的なシーンがちょっと長くて間延び気味。もうちょっと遊園地のシーンを観たかったですね。 【8bit】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-11-29 15:05:09) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 「生き残るためのルール」は、ゾンビハザード時のあるあるネタとして意外と核心をついており、ちょっと『スクリーム』を思い出した。アスリートゾンビがわんさと襲ってくるが、基本コメディなので、『28日後…』のような緊迫感はなく、ファミリーでも楽しめる感じ。全般に映画ネタが多いが、ゾンビリスペクトよりもビル・マーレイリスペクトになっているのは何故?あっさり殺されちゃうところなんかも、笑えばいいのか悲しめばいいのか、いまいち判然としない。全体的に少し中途半端な印象を受けたが、この手の作品は嫌いではないので、まずは楽しめた。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-11-16 00:55:23) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 ゾンビ映画ではありますが、主人公たちがゾンビと比較して強すぎるので、途中で少々マンネリ化です。一番気になるところは最終目標が見えてこないところで、週末世界の日常を描いてるだけなので、エンディングでも希望が見えてこないのは続編に譲ったからでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-06 14:52:14) |
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12.《ネタバレ》 ビル・マーレイ以降が面白くなかったですね。とても退屈。それまでは楽しめました。ウディ・ハレルソンとエマ・ストーンは本当に良い俳優ですね。お人好しな役ばっかりの女優エマ・ストーンにしては読みにくい役柄でした。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-14 15:06:19) |
11.《ネタバレ》 ややオフビートなゾンビ物。語り手が終始主人公とあるせいもあり、主人公が死ぬかもしれないという緊迫感はゼロ。他のキャラクター、特にウディ・ハレルソン演じるタラハシーは最後にはあんなに絶望的な状況だったのに結局生きていて、その辺は笑えたけれど少しガッカリもしました。また無駄に派手な遊園地をホラー作品に登場すると逆に恐ろしいっていう設定は「サイレント・ヒル3(だったかな?)」「デッド・ライジング」等で使い古されたものなので、どうひねりを加えてくるのかと思いましたが、特に目新しい物もなかった。 ビル・マーレイの出演はファンとして嬉しかったが、彼が出てきて特に何をするでもなく死んでしまうのもなんだかなぁ……、なんでこんな映画に出てるんだ。 しかし何故かトゥインキーを強烈に食いたくなる映画である。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-13 21:51:39) |
10.正統派ゾンビ映画ではなく、邪道なストーリーですが結構楽しめる作品ですね。詐欺姉妹はおまけかもしれませんが。 【SAT】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-26 22:56:10) |
9.《ネタバレ》 予告編を観て期待したレベルよりは・・・少し落ちますかね。面白いは面白いんですけど、個人的にはもうちょっとパンチが欲しかった気がします。思ったよりゾンビが飛び出してくるシーンが少なかったっていうのが理由でしょうか。対ゾンビのためのルールや4人の掛け合いなどはおもしろおかしくてよかったんですが、そちらにウェイトを置き過ぎてしまったという印象はあります。 ほんとう、あくまで個人的にですが、ゾンビ映画としては物足りなかったです。見どころは予告編で見たものがほぼ全てだったような気がしますし。「予告編バレ」の多い映画だったということで。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-02 19:09:22) |
8.ゾンビ好きがゾンビ好きのためにつくった映画。お約束的な部分はそれで楽しいんだけどさらにもうプラス爽快感がほしかったかなぁ。 【とま】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-04 11:46:16) |
7.ゾンビに支配された週末的世界観のなかで、他者の存在、コミュニケーションの回復、疑似家族の形成っちゅう人間間における問題に焦点をあてた作品で、ダニー・ボイル監督による『28日後…』に似通ったところがあんねんけど、同じようなテーマを超絶ハイテンションによって描き出したバカバカしいノリがよかったし、残酷描写のえげつなさもゾンビ映画としてはグッド。しかしビル・マーレイのカメオ出演にはびっくりやったなぁ。 【幻の『モンスター』】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-12-18 17:21:35) |
6.《ネタバレ》 ゾンビ物のコメディーだけど、『ショーン・オブ・ザ・デッド』の笑いとは違ってアメリカンジョークってことかな。 俺はイギリス系のショーンの方が好き。 こっちはもともとアメリカ人が保有しているおかしさ(へんな所)をいじっているので、なんとなく使い古された感がある。 お決まりの展開にお決まりのジョーク。ビル・マーレイなんかもうベタの象徴って思うな。 もっと笑わせるには何か必要な気がする映画。 主人公のキャラはいいね。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-27 10:15:34) |
5.ストーリー自体はシンプルで、割と型にはまったような構成でしたが、出演者の魅力と、極限状態なはずなのに笑わせてくれる演出とで、それなりに楽しめました。ちょっと間違えれば、B級映画になってしまうところを、ギリギリのところでA級にとどまっています。出演者が割と豪華なのはどうしてなんでしょうか? 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-04 17:00:48) |
4. テンポが良くて楽しめる映画だった。 5.5点くらいの映画だけど、四捨五入で6点。 【タックスマン4】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-13 10:42:55) |
3.かつてアメリカ映画は、心置きなく殺戮できる敵ってのを持っていた。西部劇ならインディアン、戦争映画なら相手国の個性のない兵士たち。しかしそれもベトナム戦争までで、自分たちの正義が疑わしくなってくると、どこからも文句を言われずに安心して殺戮できる敵は、宇宙人とゾンビだけになってしまった。今ゾンビ映画がやたら作られるのは、かつての大量殺戮の爽快感を忘れられないアメリカにとって、最後のテーマパークだからだろう。実際本作には西部劇の余韻が残っていて、登場人物たちは西部に楽土を求めていくわけだ(民芸品店で暴れたのは現実のインディアンを殺せなくなった白人どもの代償行為?)。ちょっと面白くなれそうだったのは、主人公の青年がいわゆる「引きこもり」で、他人をゾンビのように避けて生きてきたため、今回の災厄で生き残れたという設定。箇条書きされたマニュアルに沿い、用心に用心を重ねてきた。その彼が恋のために勇気を奮い立たせヒーロー的行動をとる、ってところでアメリカ映画の常道に戻ってしまうんだが、もっと彼の臆病を臆病として生かせなかったか。ゾンビランドとなったアメリカは、衣食住に関してそれほど困惑しているようでもなく、トゥインキーなるお菓子(?)を熱望するぐらい。ハリウッドの某俳優の豪勢な家で寝泊まりできるし、普段はよく停電していた西部なのにゾンビの国になってから電力事情は良くなったらしく、遊園地まで動かせる。やっぱり日常からちょっと立ち寄るだけの、テーマパークとしてのゾンビランドなんだな。まあ映画ってそういうものなんだけど。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-23 10:10:37) |