26.《ネタバレ》 これは評価に悩む作品。私がハッピーエンドを求める方なので、やっぱり点数は厳しめにつけてしまう。 「ラブストーリー」としては、ごくごく普通な展開。音楽の力でカバーしている感じかな。 歌でつくられるHAPPYな雰囲気や盛り上がりは見事で、映像美も見てて楽しい。演出はパーフェクト。これぞ映画という感じ。 でも、ラブストーリーとして、個人の心理描写が甘いかな。。登場人物が惹かれていく様子とか、すれ違う辛さとか、、が繊細には描かれていない。だから、恋愛にイマイチ感情移入が出来ない・・切なくって泣ける!!という感じはありません。 このあたりの好みほんと分かれると思う。ほろ苦い結末はあっさりで、ちょっと私には物足りないというか、大人な見せ方過ぎた。 IFのストーリーを歌で上手く見せてるとは思うんだけど、すでにラブストーリーとしての結末は、わかってるから、ラストの盛り上がりにのれないのが辛い。もどかしい。楽しげなミュージカルシーンが空回りしている感じ。HAPPYな歌とダンスと色鮮やかな演出にこだわるなら、とことんハッピーな気持ちにさせて欲しいと思ってしまう。気持ちが置いてかれてしまったラストが残念。 でも作品の完成度としては悪くないので、見ておいても損はない。大人のヒトにお勧めです。 【うらわっこ】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-03-12 19:46:48) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 最初のミュージカルシーン。停止する事で移動する乗り物でなく、お立ち台として機能する車。人の移動を伴いながら全てがワンカットで捉えられる。 グリフィス天文台のシーンでは、建物、オブジェ、踊りながら二人が描く軌道、プラネタリウム室、星などのあらゆる物が円のイメージをかたどる。キスで締めくくられる事で二人の関係性も円満に収束し、円で縁どられる二人が映され暗転する。 そして反復とズレ、空間距離と精神距離を一瞬で破棄する事で虚を突く、ありえたかもしれない過去を映すキスシーン。 他にも、原色を基調とした色彩や基本としてワンカットで貫かれるミュージカルシーン。 古き良き物として皮肉混じりに何度も映される、成功の象徴である壮麗なプールサイド。水の中に入りカメラが旋回する場面は露悪的な絢爛豪華さが一つの絶頂すら迎えている。 等等見所は多い。 ただ天文台での二人の初めてのキスを境に話が山場を迎えるにつれ、映画自体は凡庸化していく。 ハリウッド、夢、現実、挫折、成功、離反が事務的にも思える手際の良さで処理されていく。そもそもミュージカル映画にストーリーの深みを求める事自体間違っているのかもしれないが、ミュージカルシーンをとっても後半になればなるほど曲も見せ方も単純につまらなくなっていく。 そして作られた背景で作られた過去が繰り広げられるラストは、抒情に訴えるだけの安易な蛇足であり、二人にとって重要であったキスの不在と視線のやり取りを映すだけで十分であると個人的には思う。 【ちゃじじ】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-03-05 00:17:19) (良:1票) |
24.《ネタバレ》 映画大好き、でもミュージカルは苦手です。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンじゃなければ一生観ることは無かったと思います。主演の二人の俳優の相性が見た目からして良いですね。 オープニングなんですが、長回しというのがわかって「へぇ~~大変だったろうな」とは思いましたが、アレ、いいですか?長いなぁ~いつまで続くんだろと感じ、ダンスも振り付けも音楽も特にいいとは思わなかったです、元気がいい、威勢がいいというのは思いましたが。 で、なぜかゴズリングとエマちゃんの素人っぽいダンスの方が良いんですよ、不思議ですねぇ。これがハリウッドスターならではの魅力なんですかね。 セブが収入のために参加したバンドの曲、私もびっくりしました。ジャズから派生してるジャンルなのはわかるけどなんと古臭い曲というかなんというか。 バンド名がメッセンジャーズ、もう笑うしかなかったです。ここでいったい年代はいつなんだとわからなくなりました。「I RUN」をリクエストしてたけど。 話の内容は男と女の違いというのをしっかり描いてるなと。もし女優になっていなかったらセブと・・・と想像するとこがほんとに女にありがちなことですよね。しかし5年とはね、子どもは2歳くらいなので3年前には二人はダメになってるんですね。早っ! ミアのアップで終わらなかったのがこの映画の最も良いとこです。ラストのセブの表情所作が抜群でした。 しかし今となっては「ラ・ラ・ランド」といったらアカデミー賞授賞式のあの大惨事がいちばん印象に残ることに。 プレゼンターはフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティでしたね、ベイティは「え?ん?」て戸惑ってるようだったけど、 隣のダナウェイが「なにしてるの?ここに書いてあるじゃない」と、言っちゃったんですよね。 間違って渡したのがいちばんダメだけど、ボニーとクライドも御高齢になり判断力が少々衰えたかな?? 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-05 15:23:11) |
23.もう一つのタラレバの過去と現実、ラストはちょっぴり切ないですね。 でも、もし初めての出会いが完全無視ではなくキスだったとしても、彼らの価値観では同じような運命が待っていたのでは? 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 6点(2021-07-22 22:49:40) |
22.《ネタバレ》 この物語には二つのストーリーがあり、一つは夢を実現する過程を描いたストーリー、もう一つは平凡な幸せを手に入れるストーリー。ラストのストーリーの見せ方はとても興味深く、完全に心を奪われました。が、ミュージカルが中途半端である感が否めません。見せ場二人で夜景を見ながら踊るシーンくらいでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-06 15:36:37) |
21.ミュージカル嫌いの私でも一応最後まで観ることは出来ました。でもやっぱり唐突に踊る必然性はやっぱり感じられず、違和感が。 まあ踊りを抜かすと、本当にありきたりなストーリーになってしまうので、映画にするためには仕方ないのかなあとも。 恋も演技も演奏も、狂っていなけりゃ出来るわきゃない、その描写なんだよ と言われれば、多少は・・・ううん、やっぱり無理。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-09 22:19:13) |
20.ミュージカル映画はあまり得意ではないが、本作品はそのテイストが薄かったので、観やすかった。 少しほろ苦い大人の恋愛という感じで良かった。ただ、ラスト以外は見所があまりない。 【アクアマリン】さん [地上波(吹替)] 6点(2019-07-21 19:04:24) |
19.期待しすぎた、私が悪かった。 映像は衣装も含めてとても綺麗で良かったのですが、 肝心なストーリーと楽曲がいまいち、、、。 まぁ、古き良き欧米ミュージカルへのオマージュなのは観ていてわかりましたが、 オマージュがキツすぎて、逆に物足りなさを感じてしまうジレンマに陥りました。 ミュージカルシーンや楽曲がおとなしくて印象が薄くなってしまって、、、。 ストーリーもオマージュがキツすぎて古臭いに転じてしまった。 現代風に作るならもっと展開があっても良かったかな、と。 そんなお話なら昔の良作ミュージカル観るしって感じになってしまった。 ただ、映像は夕暮れ時のマジックアワーを上手く使っていたり セットや衣装で色合いが凝っていたりで眼では楽しめました。 ダンス以外。 まぁ、でも昔のミュージカル映画を観た事のない映画好きの若人には 一種のリトマス試験紙なのかもしれない。 これを気に入った若い方、ぜひ各国黄金期のミュージカルも観て欲しいな。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-25 17:35:01) |
18.《ネタバレ》 女優の卵と売れないジャズピアニスト、それぞれの出会いと挫折と成功と別離、確かになーんかどこかで観たような、聞いたようなお話で新鮮味は全くなく、成功するきっかけも非常に安直で、ストーリーに期待すると完全に裏切られることになる。 しかし時代設定が現代であるのに、暴力もドラッグもセックスとも無縁で(夜中に女性が一人で道を歩いていて大丈夫?)、 スマホやSNS中毒もなく(映画館で待ち合わせて相手が来なければ即スマホで連絡するでしょ)、描かれた世界は健康的で明るく夢のあるアメリカ。 現実にはこんな世界はもはやあり得ないわけだけど、人はだからこそ一時酷い現実から逃避して夢の世界に浸りたい、古き良き時代に戻りたいという欲求をみな持っているのではないだろうか。その為の映画だと思えば納得もできるし、心地よさや安心感に浸らせてくれる映画だったと言えます。 それにしても最初のオーディションでミアの顔が大写しになったシーンは、女優さんには失礼ではありますが、正直8K放送だったら無理があっただろうな、などと感じてしまった 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 6点(2019-02-10 16:19:34) |
17.このストーリー内容で、ミュージカルにする必要あるの? しかも、ミュージカル部分がほとんどない..普通にドラマで創ったとしても、使い古された恋愛ストーリー..どちらにしても、凡作..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-12-31 14:47:30) |
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16.歌もダンスも特に響かず。ストーリーも普通。ただ、ラストの空想?シーンは切なさがあった。主人公の二人の演技で最後まで引っ張る感じ。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-20 18:45:56) |
15.《ネタバレ》 まぁあれですね、お話しとしてはぶっちゃけ普通。じゃぁミュージカルしてるかというと思ったほどしてない、というか最初のオープニングの高速道路のシーンだけでしょ実質。もっとグイグイくるかと思ったら正直そうでもなかったね、というのが印象です。でも少なくても最後まで飽きずに観れたから面白かったとは思いますハイ 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-06 20:39:50) |
14.《ネタバレ》 ジャズバー経営の夢を持つ男とハリウッド女優を目指す女が出会い 自らの夢に葛藤しつつ互いに影響を与えることになる。 最初の高速道路でのダンスで一気に引き込まれました。 1番の見どころはミュージカル部分。 これだけでも観る価値はありますね。 ストーリー自体はしんみり来るけど普通かな。 良作。 【Dry-man】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-05-05 16:23:24) |
13.《ネタバレ》 期待が大きかっただけに、最後には尻つぼみなストーリーにがっかり。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-04-27 08:26:34) |
12.オープニングのダンスもワンカットですごいと思うが、感動とはいえず、ミュージカルといえるほどの名場面もなく、何でこれが高評価なのかわからなかったが、最後の15分には確かに感動させられた。ただ、最後のシーンをミュージカルにしたいがための2時間はちょっと無理があった。役者の卵とか、映画関係者にはめちゃ受けるんだろうけど。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-06 17:33:45) |
11.瞳の大っきなエマ・ストーンと瞳の小っちゃなライアン・ゴズリングによる青春恋愛ミュージカル。大傑作「セッション」の監督による2017年イチバンの話題作。中盤まではウタもオドリも軽くて、思わず夢の国へ飛んでしまうことも。終盤は重厚さを感じた。エマ・ストーンはその眼力と歌唱力でオスカーをゲット。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-01-15 20:19:31) |
10.《ネタバレ》 映像や音楽のセンスが凄く良かったです!!ただお話的には普通かな。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-01-09 19:50:08) |
9.《ネタバレ》 冒頭におけるハイウェイでのダンスの異常なテンションには圧倒され、「これはドえらいミュージカル映画ではないか」と大いに期待させられたのですが、あれが本作最大の見せ場であり、しかも、主人公たちのドラマには直接関係のない序曲みたいなものだったという点で、ガッカリさせられました。 エンタメの世界を舞台にした青春ドラマという素材は監督の前作『セッション』と共通しているのですが、イヤな指導者といかに相対するのかというテーマに普遍性のあった『セッション』と比較すると、本作はエンタメ業界に寄りすぎているために、一般人にとっては他人事に見えてしまうという欠点があります。夢を目指した経験のある人にとっては大いに共感できる内容なのかもしれませんが、大多数の観客にとっては、主人公2人の抱える苦悩への共感がかなり薄くなってしまいます。 また、主人公2人ともに才能があって、両方が成功を収めるという甘々の結末にもリアリティを感じませんでした。成功者に対して圧倒的多数の失敗者によって成り立つエンタメ業界のお話しをするのであれば、カップルのうち片方、もしくは両方が夢を諦めて現実社会に戻り、それなりの幸せを掴むというオチとした方が、一般の観客からの理解は得られやすかったのではないかと思います。 失敗という点でいえば、エマ・ストーン演じるミアがいったん夢を諦めて実家に帰るという展開がありますが、一人芝居での失敗はともかくとして、それまでのオーディション場面などではさほど屈辱的な描写などはなく悩むほどの苦しみを味わっていたようには見えず、展開にやや唐突感がありました。この辺りは、ハーバード卒という綺羅星の如き経歴と、若くして天才と持て囃される才能を持ち(彼は本作で史上最年少のオスカー監督賞受賞者となりました)、底辺で屈辱を味わった経験のないチャゼル監督の限界なのでしょうか。 また、本作は古き良きハリウッドのミュージカル映画を参考としすぎる余り、不自然な展開がいくつかあった点もいただけません。例えば主人公たちは何度かすれ違いをし、そのすれ違いがドラマの分岐点となるのですが、そのどれもがメールか電話をすれば簡単に解決した問題であり、見ていてイライラさせられました。こんなことならば、時代設定を50年代か60年代にすればよかったのです。 とまぁ文句を書いてきましたが、「もしあの時、違う行動をとっていれば、今の自分の隣にはあの人が座っていたのかも」というラスト15分は大好きです。この部分には、あらゆる人が共感できるのではないでしょうか。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-08-12 17:22:59) |
8.緻密に計算されたと思われる脚本や構成を感じることができた(とくに最終盤)けれど、心に迫るところまではいかなかったかな〜。 【ようすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2017-08-02 21:11:39) |
7.《ネタバレ》 前半はテンポも良く、楽しく観れたのだが、、二人が結ばれた辺りから何と無く冗長になっていくような感じがした。エンディングに至っては、結局何が言いたい映画だったのか、わからないという印象を持った。夢を追う人達への応援歌なのか、成就しなかった恋を描くほろ苦い恋愛話だったのか。。もう一度観るとまた理解も変わるかもしれない。何故かこの映画を観た後、無性にマルホランドドライブが観たくなった。 |