1.《ネタバレ》 アメナーバル監督は個人的にお気に入りの監督さんでして、久々の作品で期待はしていたのですが、そうですねぇ、佳作かな、と。
誰が本当のことを言ってるのか、悪魔信仰は本当にあるのか、と序盤はサスペンスらしい感じで地味ながらも雰囲気はありました。
特にアンジェラの供述を録音しレゴーダーを聞き、儀式の様子を想像しているシーンは見ごたえありました。
ただ中盤過ぎてくると、もうだいたいわかっちゃうんですよね。なのでどんでん返し的なカタルシスはありません。
まぁテーマとしては嫌いじゃないです。人の記憶はあやふやだし、思い込みも激しい。
どんな時代でも人の本質は変わらないので、常に科学的客観的視点が大切。
悪魔的なものが普通に出てきちゃうことが多い中、派手さはなくともこういう作品もまたアリでしょう。