1.《ネタバレ》 釧路湿原を望むラブホを舞台に、いつくかの人の物語を垣間見る。
なかなか面白い設定だなと思いました。
観ていて笑っちゃう一人もいれば、しんみりしちゃう二人もいて。
従業員のお母ちゃんもそうだし、みんなそれぞれ過去がある。
主人公は父親と色々あったけれど、その父親の過去に思いを馳せて和解していく。
いつも下しか見てなかったけど上を向くとこんな景色になってるんだと
蜘蛛の巣を見つけるシーンがありますが、人の過去に想いを馳せて
相手をもっと知れば自分が優しくなっていく、そんな作品かなと思いましたね。
宮川さんに想いを打ち明ける終盤の展開が少し説明的だなと感じたのと、
切なさと笑いのバランスをとっていくのがすごく難しかったのだろうなという印象を持ちました。