3.56年版よりこちらを先に見ましたが脚本は多少の手直しがある程度でほとんど同じですから悪くはないです。
水島が三角山で負傷し僧になったいきさつなどむしろこちらのほうが順を追って分かり易くなったりしてます。
違うのはカラーであることと北林谷栄以外の出演者くらい。
あと歌う唱歌の曲目変更とか数も増えてたでしょうか、、、
監督まで同じでリメイクというのは珍しいですがよほどビルマの赤い大地にこだわりがあったんでしょう。戦死者の魂の象徴の赤いルビーの色も鮮やかです。
北林さんはようやく年相応の役ですが話しっぷりは変わらず、年季が入った分堂に入ってます。
出演者で言えば優しい石坂隊長はともかく、他の兵隊達の印象は今ひとつ薄い気がしました。
56年版でも同様ですが船上で水島の長い手紙を読み上げるシーンで、海と聞き入っている兵士達ばかり延々と見せられるのが気になります。