37.《ネタバレ》 前から見たかった映画が丁度録画されていたので勇んで鑑賞。今まで未見だった理由は「バンパイアにインタビューする」という題名が気に入らなかったから。冷静に考えたら結構シャレオツだし、吸血鬼という設定上は十分にあり得る流れなのでこれはこれで結構アリだなぁとは感じます。うん、むしろ結構良いタイトルではないかと思い直しています。 レスタト(トム・クルーズ)が非常に良くて、相方のルイス(ブラッド・ピット)は微妙。でもおそらくこの判りやすいほどのアンバランス感が映画を深いものにしているのでしょう(深いか?)。皆さんから評判が良いクローディア(キルスティン・ダンスト:撮影時11歳前後)は個人的には少し若すぎて萌えませんでした。まあ確かにレスタトをいたぶる演技は最高に素晴らしかったものの、やはりロリ過ぎて萌えないのはいけません。(でもキルスティン・ダンストは非常に好きな女優さんです) あと何気に天下のアントニオ・バンデラス(アーマンド)、クリスチャン・スレーター(ダニエル)も特筆すべき見せ場もなく淡々と過ぎてしまいましたね。 点数が低い理由はシンプルに物語が面白くなかったから。タイトルから想像できる「何百年も生きてきたバンパイアの苦悩」が聞けるのは面白い発想ではあるものの、肝心の現代を舞台にした利点がラスト以外ほとんど生かされていませんでした。インタビュアー無しでルイスの回想だけでも成り立つ流れはいかがなものかと。個人的にツボだったのはやはりレスタト。「あいつ(ルイス)ま~だグズグズ言ってんのかよ~」というラストのセリフは最高に素敵でした。やはりトム・クルーズには何をやらせても板についてしまう”持ってる気質”は本当に凄いと思います。 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 6点(2024-07-30 16:46:39) |
36.《ネタバレ》 “ Interview with the Vampire”『 ヴァンパイアと会って直接話す』。ライターのダニエルが吸血鬼のルイにインタビューするって意味と、ヴァンパイアの出生の謎を求めるルイの旅も掛かっていそうなタイトル。 トム・クルーズ初の悪役?ただ悪と言っても人間基準の悪。本人はただご飯を食べてるだけ。語り部のブラッド・ピットより名前が先に来るし、作中のインパクトもトムのほうが上。 こんな人気俳優が、18世紀の豪華絢爛な世界で、耽美な夜を延々と観せてくれる、まさに出血大サービス。好きな人にはよだれジュルジュルもんですな。 様式美と悪趣味な殺人。単純に美女の血を吸うだけでないこの映画の吸血鬼。レスタトは『双子とか一家全員一晩でとかセンセーショナルな設定マニア』やサンティアゴは『棺桶に数世紀閉じ込めるとか朝日でじわじわ殺すとか時間を掛けて相手を苦しませたい苦痛マニア』の変態チックな趣向がこの作品の不思議な味付けになっている。 永遠の命は魅力的に感じるけど、ご馳走見て食欲が沸かないのは面白くないなぁ。食欲を満たすのも(たぶん)性欲を満たすのも、血を吸うだけってのは…。 「空虚?それだけ?」レイが過去を振り返る話だけで終わっていれば、吸血鬼のアメリカン・ニュー・シネマ味って映画だった。 最後に今の時代に馴染んで文明を謳歌しているレスタトが出てきて、レイの話はどこまで本当だろう?って。 レイもまた『やむを得ず相手の血を吸うしか無い、人間と吸血鬼の狭間に苦しむ俺。って設定の自虐マニア』なのかも? 【K&K】さん [地上波(吹替)] 6点(2023-09-10 21:43:29) |
35.10年以上前に観たときは、もっとドラマチックだった記憶があるのですが、やけにあっさりしていると感じました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-04-08 01:11:24) |
34.《ネタバレ》 何かスタイリッシュな雰囲気が漂うのは、トム・クルーズとブラッド・ピットの二人によるものだとは思うけど結構グロイよね、まぁヴァンパイヤものだから仕方ないけど…。そういえばこの二人の共演ってあまりないような? 華がある二人とはいえ全体的に暗い場面が多く(基本夜ばっかり)、二人とも顔色悪いし(まぁそれはやっぱりw)、テンションも低い(苦笑)特にトムが退場してからはちと退屈。まぁそこをキルスティン・ダンストの力強い演技がうまく埋めてましたね。最後はどうまとめるかと思いきや「そう来たか!!」結局トム様おいしいとこ持ってったよ(笑)さすがでゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-03 19:40:51) |
33.《ネタバレ》 アメリカ人のバンパイア、てのが違和感あるなあ。ジーンズとポテトとプレスリーの風土だからなあ いたとしたってゾンビだろうなあ。やっぱり吸血鬼といえば古城をバックに湿気とコウモリ、石畳と十字架が必須アイテム、という世間の(ワタシの)イメージに対して「俺たちだってできるぜ」とばかりハリウッドがご用意した美男俳優の二人ですが・・、どうでしょうこれ。首までフリル過多な衣装に身を包んだところで似合わないことおびただしい。ヨーロッパの俳優だったら着こなせるんじゃないかな、これ。ヴァンサン・カッセルとか数十年前のジェレミー・アイアンズとか。お話はというと、奇しくもトムがラストで言い放ったブラピの「何世紀にもわたる愚痴」、もうそのまんまなのでした。あと、座った目つきでトムの首を掻っ切ったキルスティン・ダンストが若輩ながら一番のお芝居してました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-11 00:10:18) |
32.アン・ライスは5歳の娘を病気で亡くしたことの絶望から『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の執筆を開始しましたが、その際には、生きる目的を失い、死人同然となった当時の自分の姿をルイに、厳しい運命を受け入れた上で自由奔放な生き方を選択するという、自分にとっての憧れの姿をレスタトに反映させたと言います。この点に注目して本作のキャスティングを見ると、なかなか意義深いものを感じます。ルイを演じるブラッド・ピットはレスタト役のトム・クルーズとたった1歳差であるにも関わらず、キャリア的には10年の遅れをとっていました。仕事がない時期にはストリッパーの運転手までして食い扶持を得ていた苦労人であり、厳しい下積みを経てようやくキャリアに日の目を見はじめたのが本作製作当時のピットの状況だったのです。対するクルーズはデビュー直後からヒット作に恵まれ、さらにはオスカー受賞作への出演も多いという正真正銘のスターでした。当時の状況を比較すると、両者はまさに陰と陽。ルイとレスタトを演じさせるには最高の組み合わせだったと言えます。クルーズが企画に参加する以前にはダニエル・デイ・ルイスやルトガー・ハウアーがレスタト役の候補として上がっていましたが、彼らではクルーズとピットのような微妙な関係性を見せることは出来なかったはずです。。。 以上、本作はキャスティング面では成功を納めているのですが、残念ながら肝心の内容はイマイチでした。美青年ヴァンパイア達の美しいお姿と、彼らのホモっぽい日常を見せることに全力を投入しているために、ホラーとしてもドラマとしても突っ込みが甘いのです。前半においてルイは、自分が生きるためには他人を殺さねばならないという宿命に心を痛めていましたが、後半部分ではその話題は映画から完全に姿を消します。数百年間、彼は人を殺しながら生き続けてきたわけですが、そのことに対する後悔や反省というものがまったく描かれないのでは、前半と後半でドラマが断絶していると言わざるを得ません。また、数百年を生きるヴァンパイアのドラマでありながら、時代の変化を目で見せる工夫がなされていないために、設定の美味しい部分が死んでしまっています。基本的な演技も演出もしっかりしていただけに、設定を煮詰めきれなかった脚本の不出来が悔やまれます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-04-19 22:30:48) |
31.《ネタバレ》 …私の思うバンパイアそれは「ポーの一族」!!! それが、トム・クルーズとかブラピとかバンデラスとか、なんかゴツいんだよなあバンパイアを演じるには~。みんな普段からジムに励んで筋肉維持しているような俳優ばっかでしょう。「ブレイド」のような割り切った作品とは違うわけだから、リアリティを重視してもらいたいものだ。 誰も貴族体型じゃないし、もっというと顔がちが~う。 クルーズもブラピもエラが張りすぎ。顔がファンシーすぎ。バンパイアじゃなーい。 ジェレミー・アイアンズがレスタトで、ジュード・ローをルイとか、そのへんを持ってきて欲しかったです。ジムに励んでいる俳優は吸血鬼はダメです。 そんなわけで、キャストで雰囲気ブチ壊し。全体的に18世紀って感じが全然しないまま照明でごまかしてる気がするし、パリに行ったって全然パリじゃないし。あの地下要塞とかちょっと美術がショボくないでしょうか。 クローディアのハイテンションぶりで話を引っ張るのでそんなに退屈はしないが、とにかくブラピのエラにばかり目が行くし。こういう話はキャストが合ってないと全滅する。ダメだ、私はニール・ジョーダンは好きなのに。 【パブロン中毒】さん [地上波(字幕)] 6点(2010-06-21 20:55:15) |
30.劇場公開時、トム・クルーズとブラピの競演ということでワクワクしながら映画館に見に行きました。でもトムは意外と良かったけど、ブラピのヴァンパイア姿がひたすら受け付けなかったのを覚えている。吸血鬼はヨーロピアンな顔じゃなきゃ嫌だ。 【あっち】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-21 17:27:16) |
29.中世の美麗な雰囲気が素敵なヴァンパイア映画。トムさんが意外と良いが、ブラピのロンゲと繊細キャラに違和感。キルスティンはグレイトです。もっとストーリーとテンポが良ければな。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-18 11:57:32) |
28.ホラーって言ってもそんなに怖くない。ドラキュラだからホラーって感じ。ちょっと笑える部分もあってまぁまぁ楽しめる作品。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-10-26 22:18:07) |
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27.ブラピよりトムクルーズの方がキレイな気がしました。配役を入れ替えたバージョンも、観てみたいです。(そういうのないの?) 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-01 23:23:25) |
【長尾 景虎】さん 6点(2004-02-17 19:36:20) |
25.すんごいだらだらしたつくりでした。ボヤッキーなブラッドピット。結構微妙だったんですけど、まあ面白かったかな。 【りょう】さん 6点(2004-02-11 21:42:38) |
24.コレ以前の”ワイルド”ブラッド・ピットから一変非常におとなしい役柄なれど初めてと言えるメジャー作品のまともな役の今作をきっかけに彼は大きくはばたいたといってもいいかも。一方トム・クルーズのレスタト役も、もうけ役と言えなくもない。そこそこ演技力を認められつつあるなかでのこの奇天烈な役は絶好の役柄と言える。内容はそこそこ面白い。ただ全体に漂うホラー色がせっかく美しさを醸し出しているのに”雰囲気がいい”だけに終わっている。美しさに隠された怖さが感じられない。好みの問題だろうがもっとおどろおどろしいものを見たい。 【R&A】さん 6点(2004-02-04 10:43:01) |
23.《ネタバレ》 確か役柄とイメージが合わないと言われてトム・クルーズが凄く減量して挑んだんですよね。そのかいあってかいつものトムとは全然違う鬼気迫る演技と言う感じがします。何年経っても大人になれない少女吸血鬼の最後は残酷で、そして悲しかったです。インタビュー仕立てと言うのもアイデアとしては面白いと思います。なんで?とは思わないでもないですが。 【あかりん☆】さん 6点(2004-01-23 00:00:37) |
22.今ひとつパッとしないクリスチャン・スレイターだが、この作品なかなかがんばっていると思う。トムクルーズは迫真の演技だとは思うが・・・。私はストーンズファンなので最後に聞きなれた曲が流れるとちょっと嬉しくなる。 |
21.所詮は吸血鬼ものと思ってほとんど期待していなかったのですが、意外にしっかりした時代劇でした。特に、当時日の出の勢いであったブラッド・ピットを前に旧アイドルとしての意地を見せたトム・クルーズの気合がびんびん感じられます。私は基本的に彼は大根だと思っていますが、この作品では彼の存在を十分に鑑賞できますし、本作がなかったらその後の彼のキャリアも変わっていたでしょう。ただし、インタビュー(=現在とのつながり)の必然性は感じられません。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2003-12-31 18:03:23) |
20.美しい映画ですね。登場人物たちが。もう少しバンパイアで あるがゆえに切なさは欲しかったかも。 【とま】さん 6点(2003-12-05 19:57:54) |
19.バンパイアをはじめとする「似て非なる人間もの」(変なくくりでスミマセン)が成功するときの条件として、その存在が(1)すごく怖い(2)すごく強い(3)すごく美しい(4)すごく切ない、といった要素があると思うのだけど、この映画は、そのどれにも針が振り切れていない感じがした。強いて言えば(3)がアタマ一つリードしていたけど、現代劇で顔の割れた俳優さん達による、作り込まれた中世ゴシック調のコスチューム・ドラマ(しかも「中世」なんて歴史を持たないアメリカ産)って、何だか原宿辺りでコスプレ少女を見かける時に似た「痛さ」を感じてしまう。公開当時、映画館で見て面白かったし、実際良く出来た映画だとは思うのだけど…… 【中山家】さん 6点(2003-12-03 08:46:29) |
18.惜しい作品。映像に耽美的な面が足りないのが、こういったゴシックホラーとしては大きな欠点かと。トム・クルーズはやや健康的すぎるもののなかなかレスタト役が板についていたのでは。 【恭人】さん 6点(2003-11-21 17:26:41) |