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海は見ていた

[ウミハミテイタ]
The Sea is Watching
2002年上映時間:119分
平均点:5.00 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-07-27)
ドラマラブストーリー時代劇小説の映画化
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タイトル情報更新(2023-12-31)【イニシャルK】さん
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監督熊井啓
キャスト清水美砂(女優)菊乃
遠野凪子(女優)お新
永瀬正敏(男優)良介
吉岡秀隆(男優)房之助
つみきみほ(女優)お吉
河合美智子(女優)おその
野川由美子(女優)おみね
石橋蓮司(男優)善兵衛
奥田瑛二(男優)銀次
加藤隆之(男優)八番屋
土屋久美子(女優)向かいの女郎
原作山本周五郎『なんの花か薫る』『つゆのひぬま』(新潮社刊)
脚本黒澤明
熊井啓(脚本潤色)
音楽松村禎三
山本純ノ介(音楽補)
撮影沖村志宏(色彩計測)
製作宮川鑛一
石川博(「海は見ていた」製作委員会)
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(「海は見ていた」製作委員会)
テレビ東京(「海は見ていた」製作委員会)
日活(「海は見ていた」製作委員会)
製作総指揮中村雅哉
企画黒澤久雄
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
日活
美術木村威夫
安宅紀史(美術助手)
衣装黒澤和子(衣装デザイン)
編集井上治
録音小川武
照明矢部一男
その他目黒祐司(スチール)
吉川威史(キャスティング)
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5.黒澤監督が女性を主人公にしたということで、すごく期待してたんだが・・・・ガックリ。物語はすごくいいし、それだけに残念、勿体無い。熊井啓監督はもちろん大巨匠なんだけど、クライマックスの大洪水の場面を除けば彼向きの題材ではないと痛感した。生真面目な中学生が、精一杯背伸びして作ったような、あるいは新劇の舞台を見てるような窮屈さ、気恥ずかしさを台詞の一言一言にかんじてしまう。色町の「粋」や「いなせ」が全然出ていないんだもの。ああ、熊井監督ってモダンボーイじゃないんだなと思ってしまった。一言で言うと、台詞から演出からすべてが「野暮」なんですよ。江戸っ子が本当に言いたいことでも、わざとちょっと外して言う。ストレートに言うのを照れる。そんな江戸っ子のシャイから来る屈折した美意識のようなものが全く無視されていて、演劇見てるようだった。音楽もトランペットでしょ?江戸の色町の話なんだから長唄、端唄、小唄や三味線でやってよ。それから無理に現代の感覚を盛り込もうとしてるのも見てて邪魔だった。監督は最近の若い女性に映画を見てもらって、彼女らの意見を参考に撮ったというが、そんなことしなくていいの。今時の女性の感性やら意見だのは無視していいの。女性の感性=優れているっていう思い込みが仇になってるよ。江戸時代の価値観をいまの価値観で裁断するのはいいことだとは思えないし、キツイ言い方をすれば「卑怯」とすら言える。不毛です。「アメリカの西部劇はインデアンを差別してるからよくない」と「今」の価値観で裁断しても意味がないのと同じ。やはり黒澤演出で見たかった、あるいは愛弟子の小泉さん、他に適材がいっぱいいると思うよ。山田洋次監督も女性を描くの上手いから彼が撮ってたらもっと感動的な映画になったかもしれない。結果論だけど。それにしても満点の星空のラスト「野良犬」へのオマージュのつもりなのかもしれないけど、あの流れ星のセンスは頭が痛い・・・・。本当は3,4点にしたいんだけど、洪水のさすがの迫力に免じて6点。
ひろみつさん 6点(2004-01-14 14:44:58)(良:1票)
4.音楽が映画の内容と全然合ってなくて、すごくちぐはぐな印象を受けました。音楽担当者は実際映画観たんですかね~?かなりギモン。皆さんかなり酷評されてますけど、俺は映画自体は悪くない出来だと思ったんですけど。ちゃんとした脚本があれば、多少の不備があっても大人の観賞に充分耐え得る映画が出来るっていう典型みたいな作品だと思います。
放浪紳士チャーリーさん 6点(2004-10-17 12:19:27)
3.全体的な雰囲気はとても好きでした。一番印象に残ったのは、おしんちゃんと吉岡秀隆扮するお侍さんのエピソードです。彼は確かに「好き」とは一言も言ってないし悪気はないんですが、その分怒りのぶつけようがない、というような状況に妙に共感してしまいました。それ以降はストーリー的にあまり面白くありませんでした。。。ラストももっと違う感じにしてほしかったです。
Mプさん 6点(2004-02-14 22:00:01)
2.他愛のない薄っぺらな遊女の恋の物語に荒唐無稽な大洪水を絡めて全然訳が分からない~ところが妙にそそられる。遊郭のセットや洪水のVFXがいかにも作り物という感じが、かえって仮想現実となって襲ってくる。不思議な映画でした。
つむじ風さん 6点(2003-09-23 23:40:51)
1.遊女の世界を描いた作品としては、よくありがちなストーリーで、とりたてて目新しさは感じられない。黒澤明の遺稿で初のラブ・ストーリーというだけで、果たしてなぜ今映画化したのか、大いに疑問の残る作品だと言える。江戸時代の深川に展開される人間ドラマに、どれほどの深い意味を持たせられたのだろうか。往年の活力を失った熊井啓の演出は上滑りをするばかりだ。クライマックスの豪雨のシーンはいかにも黒澤らしく豪快だが、そこで展開される作劇とのズレを感じるのは私だけだろうか。それにしても惚れっぽい娼婦役の遠野凪子は、大半のシーンが泣き顔ばかりで、ほとんど演技らしい演技をしていないのには困ったもので、さっぱり印象に残らない。むしろ少しも娼婦に見えない清水美砂の、相変わらずぶっ飛んだ存在が痛快で、このつまらない作品を救っている。
ドラえもんさん 6点(2002-09-13 00:46:32)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 5.00点
000.00%
115.88%
215.88%
315.88%
4211.76%
5423.53%
6529.41%
7317.65%
800.00%
900.00%
1000.00%

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