1.《ネタバレ》 すいません、平均下げます。全体的にストーリーに面白味がなかったです。中盤辺りでアルチュールがオディールを見送った後に近くにいた人たちにボコボコに殴られていたシーンで、劇場内に笑い声が多々聞こえてきたのですが、自分には、えっ?ここ笑うところなの?という感じで、さっぱり意味がわかりませんでした。
ただ、一つ一つのシーンを見てみると面白い箇所がいくつかあったのでそのシーンを挙げるとすると、「1分間沈黙しよう」といって無音になるシーンでしょうか。こういった斬新さも面白いですし、何よりも、アルチュールとフランツの表情が面白くて思わず吹き出しちゃいそうになりました。
あと、キスのしかたの話をしている時、オディールが「舌を使うんでしょ」と言った後にアルチュールの方にカメラが向けられた後、再びカメラがオディールの方を向いたらオディールが舌をベロ~ンと出していたシーンがありましたが、あの撮影方法が何というか、とてもレトロな感じがして妙に好きなんですよね。
それと、音楽がミシェル・ルグランということもあってか、「シェルブールの雨傘」の音楽が流れていたところもグー!