1.《ネタバレ》 このサイトに訪れる映画好きの方々の中には、キネマ旬報を読んでる方々も多いと思います。その中に、珍しいとは思いますが大槻ケンチ゛の「オーケンのなんかヘンなの観ちゃった」を読むのが楽しみという方も含まれていることでしょう。そんな方には是非、この映画を観て欲しいものです。読んでおられない方にちょっと説明を。この大槻ケンチ゛の「オーケンの~」は、大槻ケンチ゛が観た、ちょっと変な映画(ほとんどB級ホラー)を彼のイラストとともに面白おかしく紹介するコラムです。僕はB級ホラーはほとんど観た事ありませんが、このコーナーは大好き!そんな僕がビデオ屋の棚で埋もれていたこの「STACY」を手に取ったのは、自然なことだと言えるでしょう。手に取るには取ったのですが、B級ホラーに縁のない僕です。とりあえず置いてこの「みんなの~」でチェックしてみました。登録ナシ。そこで自分で登録申請してみました。登録されて待っていたところ・・・やっぱり書込みナシ。誰も観てないんだなぁ。そこでようやく重い腰を上げて、恐る恐る借りて観てみたというわけです。いやー僕の感想も、「なんかヘンなの観ちゃったよ。」俳優の演技はちょっと笑っちゃうし、少女達はみんな制服(しかもセーラー)でぐちゃぐちゃ人食っちゃうし、ホラー苦手の僕にはとっても気持悪いんですが、ラストはちょっと上手くまとまってて爽快感すらあるんですよね。ヘンなの。最後の詠子を殺すシーン、音だけで映像を映さなかったところは、たぶんホラー映画としては失格なんだろうけど、僕には嬉しかった。加藤夏希(他にはTOKYO 10+1というB級映画で観た。)のゾンビはあんまり観たくなかったけど、白目むいてて頑張ってたなー。それでも全体としてニアデスハピネス(←観ていない人にはわかりずらいだろうけど。)で気持悪かったという、なんだかヘンな感想です。原作者オーケンやエコエコアザラクの佐伯日菜子も登場(しかもコスプレ)。彼の培ってきたB級映画への情熱が遺憾なく発揮されたこの作品は、是非オススメということでいいと思います。