37.《ネタバレ》 高校生の頃にテレビで初めて見て以来、四半世紀ぶりかも知れない再見。オードリー・ヘプバーンと聞いてすぐに思い浮かぶタイトルが今でも「ローマの休日」とこの「ティファニーで朝食を」なのだが、本作はやっぱり今見ても昔見た時と同じくなにかイマイチに感じる。確かに全体的なお洒落さはとてもいいし、ヘンリー・マンシーニの音楽、とくにオードリー演じるホリーが歌うシーンをはじめ、「ムーンリバー」のメロディーがいつまでも耳に残る(やっぱいい曲だと思う。)のだが、話としては凡庸な感じであまり面白さを感じないし、ホリーのキャラクターにもあまり惹かれるものがなく、ポールとの恋物語にもそんなに魅力は感じられずに終わってしまったような感じ。初めて見た時はラストの雨の中猫を捜すシーンが印象に残っていたが、今回見るとその前のタクシーの中でのポールの一言でホリーが我に返るという展開がなんとも甘く見え、その後の猫を捜すシーンも自業自得のように感じてしまった。オードリーは清楚なイメージから脱却したかったのかも知れないが、このホリー役は別の女優のほうがしっくり来たのではないかと思ってしまった。企画段階ではマリリン・モンローが考えられていて、原作者カポーティも推したというが、本当にマリリン・モンローが演じていたらどうだっただろうと思ってしまう。でも、「ムーンリバー」はオードリーが歌うのを前提に作られた曲だというし、何より、オープニングのホリーがティファニーの宝石を眺めながらパンを食べるシーン(結局、「ムーンリバー」を歌うシーン以外ではこのシーンが今回見ていちばん印象に残ったシーンだった。)はオードリーでないと絵にならないような気がして、そう考えるとやっぱりオードリーで正解だったのかもしれない。それからもう一つ、ミッキー・ルーニー演じる日本人カメラマンの表現が現在では差別的と言われるようだけど、それ以前にこのキャラは全体的に見て雰囲気からかなり浮いているような気がしてそこが気になった。(2022年6月16日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-03-31 11:18:27) |
36.《ネタバレ》 パッケージ詐欺の元祖かも知らん。あの有名なポスターの左下に『この映画ではティファニーで朝食は食べません』って入れなきゃ。 OPのクロワッサンを食べるシーンは原作にはない“タイトルを言葉通りやっちゃった”映像だそうだけど、下手したらOPが映画の中で一番印象的。 金持ちの世界への憧れを表現するとしたら、ホリーの着るジバンシィは(一張羅とはいえ)高級ブランドだろうし、なんか違和感があるけど、やはり名場面だと思う。映画の一場面と言うよりイメージビデオみたいな。当時ムーン・リバーもヒットしたそうで、女優と歌とブランド商品のコラボ、アイドル映画の元祖と言えるかも知らん。 獣医のドク(推定40代後半)が14歳のホリーと結婚していたのに驚き。調べたら法律上2017年までは14歳で結婚できたのにも驚いた。ポールとの会話「どうぞ」「何?」「クラッカージャックのオマケだけど、いります?」「要らん」。クラッカーにしか価値を感じないドクと、クラッカーの底に潜む子供向けのオマケを開封したポール。そのまま二人のホリーへの接し方のようだ。 ドクを見送ったあと、二人でストリップを見る気持ちが理解できない。しかもあちこちにカップルが…興味深い文化。 ティファニーでオモチャの指輪に刻印することは、ティファニーで朝食を食べるのと変わらない身分じゃないだろうか?ティファニーで接客する店員が昼下りの情事のX氏。けっこうお気に入りの俳優さんだ。 不評を買っているユニオシ。珍妙な名前は“由仁雄氏”と解釈。 雨の中捨てられた子猫を抱きしめる主人公。の元祖かもしらん。もっとも自分で捨てて自分で拾うのと、根が優しいヤンキーじゃないのと、子猫と言うより成獣だが。パンを咥えて「遅刻遅刻~!」なみに少女漫画のベタすぎるシーン…ってかオードリー、OPでパンを咥えていたな。 ハッ!しかもポール転校生じゃん! 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-24 14:55:08) |
35.《ネタバレ》 主筋はかなり繊細ながら、洒脱な演出でオシャレに軽妙に語られるのはかなり心地良いしそこそこ面白いし。また、ホリーの奔放さの演出にも巧さが在るし、オードリーの絶対的な魅力とも相まって主人公の印象も悪くない様に仕上がっているし。 ただ、この映画には以下の2つの難がある。 ・オードリーに「配慮」し過ぎてホリーが娼婦だという点がボヤかされ過ぎて、描写が不自然であるだけでなく主人公のキャラに深みが出ていない ・ユニオシに代表される唐突で奇怪でセンス0なギャグが、全体の淡い雰囲気をただ損なっているだけな様に感じられる まあオードリー大好き人間の私としては、本作は天真爛漫さ炸裂なオードリーの出来だけで大満足な作品ではあるのだが(音楽も最高だし)。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-24 09:54:01) |
34.ローマの休日の次にオードリーかわいい。 それだけ。 お世辞にもオードリー・ヘップバーンの映画で話の質が良いのって一本か二本ぐらいでしょ。 【ume0214】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-13 20:29:32) |
33.《ネタバレ》 ヘップバーンは奇麗だが、映画はそんなに面白くない。挿入曲のムーンリバーは良いのだが。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-16 11:31:40) |
32.階上の日本かぶれのおじさんがいい味をだしていた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-21 06:58:25) |
31.《ネタバレ》 ホリーという女性に共感を覚えることができず、内容も何てことないどこにでもあるような恋愛ドラマでした。本作は、オードリー・ヘプバーンという女優の魅力によって映画自体の輝きが数段にも増している感じがします。映画史上最も有名なこの女優は、その出演作品に魔法をかけてしまうのだなぁと実感。おそらく、観て何年か経てばその内容はほとんど忘れるだろうが、ティファニーのショーウィンドウを眺めながらパンを食べるオープニング、雨の中猫を抱きしめるラストなどは絵としてはやはり最高で、これは彼女の魅力とともにいつまでも忘れることはないと思います。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-29 00:01:21) |
30.《ネタバレ》 不幸の影のある過去、離れた家族(弟)への愛情、囚人の連絡係に知らずになってしまうお人よしというか少々オツムの弱い「可愛い女」、といったもろもろは、どちらかというとモンローの世界だった。モンローが亡くなるのはこの翌年。なんか時代が決定的に移ろったことを思わせる作品だ。一番それを感じたのはファーストシーン。早朝のニューヨーク、ひとけのない街角に車から降り立つオードリー、開店前のティファニーを覗きながらパンをかじる。まだ名前のつけられていない野良猫のようなヒロインを画面に収めながら、ムーンリバーが流れていくあのシーンで、アメリカ映画は60年代に入っている。このトーンは70年代にもつながっていく。しかしモンローの50年代とははっきり質が変わったように思う。都会生活者のコメディってのはずっとあったが、人間主体でどこの都市でもかまわないようなものだった気がする。しかし60年代になって都市そのものにも重心が掛かってきたんじゃないか。これはニューヨークの安アパートが舞台でなければならない映画だ(『アパートの鍵貸します』も60年)。相手役のG・ペパードってのがつまらないとか、M・ルーニーの“ゆによし”さんが一人で40年代やってる、とか不満はいくらもあるが、時代が変わったことを告げる冒頭シーンの抒情は捨て難い。それと猫で収めていくラストの情感、きっとあの猫にも名前がつけられることだろう。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-31 09:44:38) |
29.あまりにも有名な映画。個人的なポイントは 1.オードリーの美しさ2.音楽の良さ(ムーン・リバー)である。カポーティの原作とはニュアンスも雰囲気も違う気がするけど、映画単体として、単純に良い映画だったです。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-06 15:46:37) |
28.《ネタバレ》 あまりにもタイトルが有名であったため名作かと思っていたのですが、凡作でした。ただ、オードリー・ヘプバーンは美しすぎる。時代を超える女優ですね。 【いっちぃ】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-03-15 22:58:26) |
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27.オードリーが別格の美人さ。ティファニーは宣伝料を払うべき。 【たこちゅう】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-12-16 00:07:38) |
26.《ネタバレ》 オードリーが高級娼婦って…という気はするけれど、黒のジバンシィをまとったホリー・ゴライトリーのイメージは鮮烈。 マンシーニの「ムーン・リバー」は彼の「刑事コロンボ」(MISTERY MOVIE THEME)とならんでお気に入り、哀しげな中に明るさのある調べが心をかき鳴らす。 カポーティの小説のように彼女は遠くへ旅立った方がよくはなかったか。 時おり寂しげに見えても、自由な女ホリーにはふつうの幸せは似合わない気がする。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-20 13:27:34) |
25.オードリー・ヘップバーンが出ていること以外は平凡なラブコメで、非常に観やすかったです。コロンボじゃないですが、個人的にはふくよかな女性が好みなのと、あまりに共感できるポイントが少なかったので、これくらいです。日本人を演じていた白人のおっさんは、日本人のどこを見てああいう演技にたどりついたんでしょうかね。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-17 18:03:10) |
24.《ネタバレ》 おしゃれなファッション、おしゃれなお店、おしゃれなグッズ、アイテム、インテリア、一昔前の日本のトレンディ-ドラマのよう。内容はこれと言って山もなく谷もない。おしゃれと、オードリーの可愛さだけの作品。このオードリー、清楚なイメージとは打って変わって、自由奔放かなり小悪魔ですが、個人的には嫌いじゃない。かなり良い。名無しの猫が最後にあんな形で使われるとは。小悪魔と名無し猫と、あとティファニーの店員さんだけかな、良かったのは。乱交パーティーのシーンは長すぎて面白くない。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-09 15:40:14) |
23.いくら弟のためとはいえ、こんな女はいやです。 実際のティファニーもあれぐらい粋ならいいな。 |
22.物語(というか登場人物等の設定?)は正直あまり好きになれません。が、オードリーとムーンリヴァー(名曲です)に免じて6点。 【SITH LORD】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-06 07:02:29) |
21.オードリー・ヘップバーン以外の誰がこの役をやって許されるのか。 【あるまーぬ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-25 05:43:10) |
20.オープニングシーンとテーマ曲がすばらしい。しかし、それ以外は印象が極めて希薄な映画。オードリーの美しさには目を見張るものがあるが、作品としてはもうひとつかな。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-07-25 01:01:41) |
19.《ネタバレ》 ストーリー性よりもオードリー・ヘプバーンの輝きを押し出したファッション映画の側面が見受けられました。主題歌は名作に花を添えていました。 【獅子-平常心】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-14 21:13:53) |
18.午後のコーヒーさんに同じく! 粋なNYを感じられてよかった。 【りえりえ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-17 20:18:42) |