1.《ネタバレ》 幼馴染みが成功して、それぞれバラバラの道を歩き出す。新しい仲間や、価値観に触れ、歯車が少しずつずれてしまった彼等は、不仲になってしまう。青春映画でありがちな展開です。そして、どうやってその離れていった距離を埋めるのかなと眺めていると、ほぼ葛藤は描かれずに、昔みんなで楽しく過ごしたあの頃のように、プールの中をスケボーですべるだけ。離れていた心が、自然とあの頃に帰っていく。言葉なんかいりませんよね。このあたり、すごく共感できます。彼等の住んでいた街、犯罪の横行する薄暗い街は、スケボーに乗って滑走する瞬間だけは、輝いて見えていたのではないかなあ。スケボー文化の自然発生と、その黎明期を見れるという点では貴重な作品でした。