12.《ネタバレ》 注)しっくりこないのでアニメ呼称を使いますのであしからず。
CGの出来は相変わらず映画界屈指の出来、それに合わせて聞こえてくるSEも実に心地良い。
ストーリーは大体「デストロン復活」→「地球の危機」→「コンボイ死亡」→「コンボイ復活大作戦」→「コンボイ復活&パワーアップ」→「ハッピーエンド」→「続編へ?」と、一応ロボットモノの基本は押さえています。
尺は約2時間半で、前回のプロローグ的な場面が人間パートに変更になったが、はっきり言っていらない。
大して魅力のないヒロインとの恋愛や、コンボイ復活のカギを持ち、勇気を振り絞って戦場をかける主人公(ここも異様に長い)。どっちも尺の無駄使い。
こちとら幼稚な設定と突っ込み所満載のストーリーでサイバトロンとデストロンが大激突する地球大決戦を見に来たんだから邪魔。
敵味方ともに新規参入したキャラがいるが、戦闘シーンも多くなく活躍するのは基本前作に出たロボ(しかも一部)だけなので、乱戦になるとどっちが敵か味方かわからない。
上記の人間パートも主人公が小学生くらいならよかったのですが、大学生にやらせてても・・・・・・。
あと個人的にTFと言えば、ロボット形態になってもビークル状態の面影が残っているのが好ましいのですが、そう言ったロボは皆無。デストロンにいたってはトランスフォームすらしない奴もいるしゾイド(これはまずい!!)までいやがる。
そしてとにかくコンボイが口悪い。『お前の顔をはいでやる!』『命はもらう!』『死ぬのは貴様だ!』みたいな物騒な言葉を吐きまくる彼を見ると、アニメで育った私としてはちょっとショック(ちなみにCGゴリラさんは対象外とします)。
エンターテイメント作品としては悪くないが、上記理由から-1点。
悲しむヒロインのアップ&スローみたいな余分な箇所削って2時間か、もっと戦闘パート増やして2時間半にして欲しい。
最後にコンボイに一言。正義の心に目覚め、お前のパワーアップのために為に死んだデストロンロボのパーツをあっさり捨てるな!!せめて墓でも作ってやれ!!