17.《ネタバレ》 映画として普通に面白かったので悪くはないのだと思います。 では期待していたストーリー展開だったかというとそうではなく…。史実に基づいているからある程度は仕方が無いとは思いますが、これは映画。エンターテイメント。多少の脚色はあっても良かったかなと。 『秀吉が唯一攻め落とせなかった城がある。』『20000対500』なんだかとてもわくわくさせられるキャッチフレーズではないですか。これは期待に胸が膨らみます。もちろんその期待というのは『少数精鋭』であり、『数の不利を知略で補う』という爽快感に対するものであるでしょう。 ところが蓋を開けてみるとたいした策がないまま、ほとんど『地の利』と『個人の武勇』だけで強引に戦いを進めてしまいます。予想と全然違う。だまされた気分です。唯一策っぽいところと言えば、成宮君演じる酒巻が敵を城門の中におびき寄せて、油に火矢を放つシーン。ここぐらいでしょうか。 結局石田三成が未熟ということに加え、柴咲、正木という猛者によって戦が有利に運んだだけ。挙句の果てには、石田三成が早々に水攻めに踏み切っちゃったりして…。なーんかこーゆーのが見たかったんじゃないんだよなー。 しかも水攻めと気付いたシーンで成田が『敵もバカじゃなー』とのんきに言うから水攻めを回避する策でもあるのかと思ったら、何もないんかーい。とゆーか成田、つまりのぼうがまるで活躍していない。唯一やったことと言えば小舟の上で踊って、敵に自分を狙撃させ、武士たちや百姓たちに弔い合戦をさせるというもの。なんて浅はかな。こうなってくると『のぼうの城』が落ちなかったのはただ運が良かっただけという気になってきます。 実話ベースですから限界はあるかもしれませんが、どうせコメディ調にするなら、もう少し爽快な戦い方にしても良かったんじゃないでしょうか。 甲斐姫を差し出すエピソードなんて後味が悪くなるだけなんだから、まるまる削除して良かったんじゃないでしょうか。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-04-28 04:30:45) (良:1票) |
16.犬童監督には期待してなかったけど、2万の軍勢に対して5百とも3千ともいわれる小兵力で戦い最後まで城が落ちなかった史実にまずは興味がそそられる。コメディ調の今風過剰演技に戸惑うがVFX映像はまずまずだし脚色されたストーリーも慣れてくるとそれなりに面白い。勝者が歴史を書きかえてしまうのが世の常だがこの戦の細かい記録が残っていないのが残念。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-17 23:32:56) |
15.《ネタバレ》 のぼうさまの田楽踊りだけが頭から離れなかった。仕事中も、ずっと「おっとと、おっととー」とグルグル頭の中を回っていた。そのおかげで殆ど他のストーリーを覚えていないのだが、石田三成がなぜラストだけ急激に物分りが良い人になっていたのかは謎。 【TINTIN】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-06-13 20:56:12) |
14.《ネタバレ》 野村萬斎さんの演じる長親、何をするのかわからない魅力満載でした。 勝った負けたを超えた、戦う理由にスポットがあたった面白い作品でした。 上地さんの演技はたしかに気になりましたが、それもまた味かな、と。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-17 11:42:11) |
13.《ネタバレ》 「忍城水攻め」の史実、状況を映像として観ることができたのは良かったです ただ、映画作品としては、ほのぼのとした喜劇的要素と迫力のあるアクション的要素と「めでたしめでたし」とは言えない戦国時代のシビアな史実とがコロコロと入れ替わっていくのに追いつけず、作品に入り込めませんでした。 どうせだったら、レッドクリフくらいの娯楽大作にしてしまった方が良かったかなと思います。 【TM】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-11-08 15:01:32) |
12.《ネタバレ》 原作既読。原作ではもっとワクワクドキドキを味わえたと思うですが、映画になってみるとよくあるストーリーの薄っぺらな内容になってしまった感が否めません。キャラクターたちも魅力を感じることがなく、ただストーリをなぞるだけなので、盛り上がりに欠けます。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-03-17 21:53:40) |
11.《ネタバレ》 水攻めのシーンにスケール感が有り楽しめた。ただ、のぼうの物凄い奇策を想像していたので、少しがっかりしましたが、佐藤浩市の渋い演技に救われた感じ。結局、甲斐姫を渡すことになったのも残念。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-02-11 12:28:02) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 知略で城を守る話を想像してたので、人情喜劇のような展開には驚かされた。 内通してあっさりと城を明け渡すというのもびっくり。 でも、その後の城攻めは想像の範囲内の攻防戦でしかなかった。 それでも、野村萬斎の力技でそこそこに面白いレベルの作品には仕上がってると思います。 ラストの着地点はなんとも言えない後味の悪さがありますけど、史実ということで仕方ない部分もあるのかも知れません。 【もとや】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-01-06 11:27:24) |
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9. 埼玉にこんな痛快な話があるなんて知りませんでした。しかしよく考えると、たいした策もないのですからやはり無謀な戦いですね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-25 21:28:44) |
8.《ネタバレ》 原作未読。思ってたものと違った。もっと変わった策略があるのかと思ったが、そうでもないし。敵もただのバカにしか見えん。あの感じだと数で押し切れば勝てたんじゃないのかな?でも水攻めが本当にあの凄まじさだったらヤバいな。ただ野村萬斎はあの時代にしっくりきてた。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-09-23 22:17:27) (良:1票) |
7.三成の戦へたは有名ですが、この映画の三成はただのばかにしか見えません。ちょっと?な感じでみていました。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-16 21:28:56) |
6.《ネタバレ》 やや長尺ではあっても飽きることなく鑑賞できる作品。ただし、合戦シーンの迫力や頭脳戦的駆け引き、何より野村萬斎の船上の田楽踊りなど見所は多々ありながら、水攻めシーンの特撮のクォリティがチープであったり、妙にぎこちない笑いがあって、史実に基づいてはいるもののやや青春おちゃらけムービーといった感があるなど、ちょっと引いてしまう場面もあります。エンドロールを含め、全体として上手く纏められていて監督の力量を感じるのですが、どうしても「邦画」臭さを抜け切らない(抜け切る必要はないのだろうけれど)のが残念。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-05 00:58:26) |
5.《ネタバレ》 水攻めのシーンが、まんま津波そのものだったのでこれは公開延期も致し方ないなと思いました(笑)。まぁしかし、その水攻めのシーンのCGクオリティの低さはちょっと気になりましたね。今のお客さんは目が肥えてますから、あんなCGだとどうしても、ね。ただそれ以外はまずまずでした。もっと真面目な時代劇なのかと思って観始めたので、漫画的なリアクションや成田長親のあまりのアホキャラに失笑してしまったのですが、彼が村人達から慕われていて、その村民たちが一致団結して彼のために立ち上がる展開から目が離せなくなり結局最後まで楽しんでみることが出来ました。やはりこの作品のピークは「田楽踊り」のシーンでしょうか。肩の力を抜いて、コミック的に楽しむのが良いと思います。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-05-14 00:42:30) |
4.史実を元にした小説を採用した時点で、ドキュメンタライズな重厚な時代物は捨てて、エンターテインメントな映画を作ろうとしたのはわかるし、そういう考えで見てみればまあそれなりですね。しかし、なんか物足りない。何が足りないんだろう。 【min】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-07 21:52:14) |
3.《ネタバレ》 面白かったんだけど、観た後の満足感が今一歩なのはなぜなんだ。 話題の水攻めのシーンは、やはりCGくさくてそんなにスゲエ!と言えるようなものではなかった。邦画のCGは、進歩が遅い気が…。 首チョンパありの合戦シーンは、結構力入ってるんだが、それもそんなに長くないのは残念。 序盤でのぼう様が戦うことを決意するシーンは熱いんだけど、そこがピーク。野村萬斎がでくのぼうに見えず、普通に策士に見えてしまっていたのは良くないかと。 この映画でいちばん見せたい部分がはっきりしてない感があり、気分が盛り上がらない。 野村萬斎の踊りが一番の見せ場ってんなら、ちょっとなぁ・・・。 エンドロールの気が利いているので、加点。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-01-20 15:59:26) |
2.最後の最後にとても良い映像が見られるのでエンドロールが始まっても席を立たないように。全体に軽いノリで、笑うところが多い一方、合戦のシーンはなかなか迫力がありました。序盤が説明臭かったり、台詞が聞き辛い部分が多々あったりと、エンタテイメント作品として統一感に欠ける感じがしましたが、役者さん達がそれぞれ個性的で楽しめました。全体に良くも悪くもマンガ的だと思いました。 【すらりん】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-13 02:11:55) |
1.《ネタバレ》 この垢抜けないお姉ちゃんはダレだっけか?見た事あるような無いような・・・ってエンドクレジットで名前見るまで榮倉奈々だと気付かず。あらら。一方で山口智充が殊のほか良かったですなぁ。どっしりとして力が漲っていて、まるで『三国志』の張飛みたい。総じて「顔」がよく撮れてる映画だったかな。 さて、映画は最初からしばらくがキツいなぁ、という感じ。もうひたすら状況説明。勢力状況とか人物関係とか、とにかく説明に費やすばかりでちっとも映画にノッてゆけないの。のぼうだって、あれ、ただのウザいヤツで(麦踏み妨害したりして)みんなに慕われてる、っていう感じには全然見えない状態でしたし。あの前半部分をもう少しキレイに整理してさっと流してくれたならば、もっと中盤以降が活きたと思うのですけれどもねぇ。 中盤以降はテンポアップし、見せ場もタップリで楽しめるようになります。スペクタクルな要素も盛り込まれ、大作らしいスケール感に溢れて。樋口真嗣共同監督って事で昭和版『日本沈没』のオマージュみたいなシーンがありますが、ちゃんと物語に生きてますし(「直ちに門を開いて避難者を宮城(きゅうじょう)内に入れて下さい!」ってね)。 そのスケールゆえに映像を整理しきれていない感はあります。せっかく対峙する勢力を地理的に映像で分けていたのに途中でイマジナリーライン越えたり各門の地図上の位置と映像とのリンクに半端に拘って逆にワケ判んなくなっちゃってたような気が。後半になるとそれってどの門のハナシ?って感じになっちゃいますからねぇ。 でもまあ今の日本映画の世界で良くやった、という感じで。これだけのものをよく作れたねって、そこは素直に褒めちゃいます。最後にそういう事が本当にあったっていう事を伝えるためには現在のその場所を見せるべきだよねぇ、って思ってたらちゃんと出てきて溜飲が下がる思いでしたし。見せ方はともかくとして(ちょっとクドくて不粋かな)。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-08 20:45:39) (良:1票) |