24.《ネタバレ》 「ゴジラ」――。終戦直後の日本が生んだ、この世界に誇る大怪獣がハリウッドで、しかも巨額の予算を投入して映画化、しかも当時はアメリカが日本に投下して間もなかった原爆という悪魔に対する怒りをその創作の原動力としていたのに対し、本作のゴジラは大震災後に起きた原発事故によって日本にもたらされた未曾有の危機の暗喩として描かれているということを知り、なかなか興味深いものを感じてこの度鑑賞いたしました。まず最初に言っておくと、僕はずっと昔に記念すべき第一作目である白黒『ゴジラ』を観たのだけど、確かにその優れた脚本やゴジラという特異な魅力に満ちた怪獣の造形美などは充分に認めるものの、そこまで心に残るものを感じませんでした。なので、僕はゴジラというものにそんな思い入れもないまま、基本的にニュートラルな立場で最後まで鑑賞。結果、映画の出来として純粋に評価するならまあ“及第点”というレベルになるのではないでしょうか。2時間、ビール片手にポップコーンでも食べながら頭空っぽにして観るモンスター・パニック・ムービーとしてはぼちぼち楽しめると思います。肝心のゴジラが一向に出てこないやーん!とか、魅力的なキャラクターなり印象に残るシーンなりがほとんどなーい!やら、映画の胆となるべきゴジラ大暴れシーンが暗くて見難いんじゃー!といった本作の欠点もまあ目を瞑れる範囲内であったと思いました。てか、つがいの巨大昆虫ムートーが交尾し卵を産んで子孫を増やそうという極めて自然な営みをしようとしていたのに、そこに勝手にやって来て邪魔するゴジラって、ムートー目線で見たらけっこうヤな奴ですよね(笑)。そんなリア充カップルに執拗に嫌がらせをしに来る非リア充の哀しき男子・ゴジラ君が大活躍するクライマックスに僕は思わず応援せずにはいられませんでした。うん、ゴジラ君にはこの勢いで世の中のムートーみたいなカップルたちをとことん蹴散らしてもらいましょう!!頑張れ、ゴジラ!! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-09-25 12:34:38) |
23.《ネタバレ》 前作より10年,ハリウッドで作成された新作ゴジラ.日本の架空の都市で原発が事故で崩壊し、原発の科学者である主人公 の母親が死ぬ。主人公とその父親は事故の原因を調べるため,封鎖された原発に15年後に侵入すると,そこには放射能を吸収する怪獣ムトーが巣くっていた… 今回,ゴジラや敵の怪獣ムトーは全てCG.CGゴジラの咆哮や放射能火炎はかなり迫力あり.ムトーとの怪獣バトルも迫力はあるが,肝心のところでモニター 画像に切り替わったりしてバトルの迫力は今一. ムトーはギャオスに似たキャラクター(オスとメスの二匹出て来て,オスは飛行しメスは卵を出産する),雰囲気的には平成ガメラの「ガメラ対ギャオス」に似ている.これはこの映画に限った事では無いが,ハリウッドのこの手の映画はCGに頼りすぎてわざとらしい映像が目立つ(間一髪で飛んでくる車を避ける等).そういうのは個人的にはもう飽きて白けるのだが… 又,冒頭の原発崩壊のシーンと、後で出てくるムトー出現により発生した津波により崩壊する街の映像は3.11を思い出してぞっとする迫力がある. 米国版らしく核の批判は全く見られない.割と躊躇無くサフランシスコ沖で広島級原爆の数十倍の威力のメガトン級水爆を爆発させる.一応日本人の芹沢博士は 止めるのだが.ゴジラ(1984)でも核を使うかどうか悩む場面があったと思うが,それに比べるとあっさりと使っちゃうね (^^; ゴジラ映画の欠かせないもう1つの主役である自衛隊は,今回は米国版と言う事で米軍海兵隊に チェンジ.基本的にはステレオタイプな描写で行け行けGOGO!である.水爆を数人で物干し竿にぶら下げて運ぶ場面は笑える (^^; ムトー相手に勇敢に立ち向かうが,武器が通常のライフル銃や機関銃なので全く効果は無いだろう.次回作では是非,対怪獣作戦を練ったり,対怪獣兵器を開発して立ち 向かって欲しい物だ. 冒頭に主人公の母親役で,レオス・カラックスの映画で有名になったジュリエット・ビノシュが出演.個人的にはお気に入りの女優なのだが,何故この映画に出 ているのか…?結構激しいフレンチ・キスを見せてくれるが,もうちょっと若い時に見たかった… 米国製映画では常連の渡辺謙演じる芹沢猪四郎博士(!)も一応最初から最後迄出演しているが,あまり役に立っていない.まあ,ただ日本の立場寄りの発言はしてくれる.次回作では是非,眼帯を付けて出演して欲しい所だ. 映像的な迫力はあるが,ストーリーが今一.次回作に期待! 【ahiru3】さん [映画館(吹替)] 6点(2020-10-17 19:11:53) |
22.《ネタバレ》 壮大な悪夢を見ているような映像はたしかに凄かったのですが、いったい何が起こってるのかほとんど理解不能でした。渡辺謙が「ゴジラは《調和》の怪獣だから殺さないでくれ」と言い出したときは「おいおいおい…」とツッコまずにはいられない。調和もなにも、ゴジラが2、3歩あるくだけで世界が滅びそうなんですけど…。(ラストサムライが「武士道のためなら村人を犠牲にしてでも戦う」と言い始めたときにも「おいおいおい…」と思いましたけどね。それと同じくらい意味不明な妄言だったと思います) アメリカ人ってのは、日本人が意味不明なことを言うと「なんかスゲーッ!」って感じるのかしら? ラストシーンでは、ゴジラが米国民たちの喝采を受けながら海に去っていきました。まるで西部劇に出てくるさすらいのガンマンみたいに。はたしてゴジラにとっての《調和》とは、生態系を守ることだったのでしょうか? それとも、人間社会を守ることだったのでしょうか? 善玉生物を利用して悪玉生物を駆逐するという発想は、きわめて人間的な価値観にもとづくものです。それは《調和》というよりも、人間が生存するための《戦略》ですよね。わざわざ僧侶みたいな日本人を登場させて禅問答をしなくても、アメリカの軍人に「ゴジラを利用してムートーを倒そうぜ」と主張させれば済む話だったと思う。 ちなみに、この映画は、初代ゴジラにも最大限のリスペクトを払ったらしいけど、「米ソの水爆実験は怪獣を殺すためのものだった」という話が出てきたときにも、やっぱり「ん??」ってなりました。初代ゴジラの視点が捻じ曲げられているし、現実の核実験をフィクションのなかで正当化するのはいかがなものでしょうか? 映像的には8点ぐらいつけたいけど、あまりにもワケが分からないので6点。 【まいか】さん [地上波(字幕)] 6点(2020-06-25 22:28:41) |
21.ゴジラに特別思い入れがあるわけではないが、なんとなく懐かしい気分に浸れたので自分にとってはまあまあのリブートだった。やっぱりゴジラは他の怪獣と戦わなきゃね。一方、家族の物語は尺稼ぎといったところ。ブライアン・クランストンのような名優の起用が逆に勿体なさに繋がってしまった。続編はもうちょっと評価が高いようなのでそちらに期待。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-04 15:34:37) |
20.《ネタバレ》 「暗くてよくわからん!」これが第一印象でしょうか。 でも、日本のこれまでの正義の味方ゴジラシリーズと比較した場合、それらの流れを踏襲しつつも、さすがハリウッドと言っていいなかなかの出来になっていると思います。 シン・ゴジラと比較した場合どうか。超強力核ミサイルで木っ端みじんといういかにもアメリカさんらしい解決策を試みるのですが、こんな作戦が海軍提督(ハリウッド映画のほとんどの場合は大統領が登場するわけですが。。。)の判断でポンっと決まってしまうかのような描写。この結論に至るまでにどれだけの人が関わり、どれだけの手続きを経なければならないのか、或いは逆に、そんなことをしていて緊急時に対処できるのか、といったところに、シンを観る前なら思い至らなかったでしょう。そして、シンでもやはりアメリカさんは核ミサイルで解決しようとするのですが、「この状況であればアメリカはそうするだろう」と納得させられてしまうだけの説得力がある緻密な設定とシナリオ。そもそものゴジラという存在へのアプローチの仕方(決して正義の味方ではない)。 どこをとっても、私としてはシンには遠く及ばないという感想を持つと同時に、「シン」の意味をより一層理解できた気がしました。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-09-23 12:48:58) |
19.《ネタバレ》 ハリウッド版のゴジラが公開される!と聞いた時、マグロばっかり食ってるやつを思い出したのですが、今回はきちんとゴジラでした。 日本で原発事故が発生し、長年の封印されていたところにはなんと怪獣が!…と夢あふれるスタートだったのですが、そこにいたのがなんとゴジラではない!? 実は鑑賞前に情報をなるべく仕入れずに行くのですが、ムート―が出てきた時には正直驚きました(いい意味で) 今回は人間vsゴジラだと思っていたのでまさかの敵怪獣出現に興奮。ただ、よかったのはここまで。 そこから長い。とにかく長い。 まずゴジラが全然出てこない。スポットはどちらかと言うと軍人中心。 んで、やっとゴジラ出てきた!と思ったらダイジェストで戦闘シーンカット。フザケンナ!!! その軍人たちの作戦も何か微妙。 まあ、電子機器がぶっ壊されるから鉄道やら人力やらでなんとかするしかないのは分かるんですが、雑というかなんというか。 結局核に頼っちゃうところがアメリカだよなぁ…。 もっとゴジラを見せて欲しかった。 せっかくの怪獣バトルも暗すぎて何が起きてるかよく分からなかったし。 それでも、シン・ゴジラが制作されるキッカケ(かは定かではないけど)になった点はありがとう、と言わざるを得ない。 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 11:34:42) |
18.怪獣のデザイン(設定を含む)が良かった。 物語は冗長で無意味なテーマにいらつくが、米軍と怪獣の戦闘だけで十分に満足できた。 どこまで無心に怪獣と怪獣映画を信奉できるかという 踏み絵のような映画である。 大きさやデザインは時代に合せて変る。 それは仕方が無いし必要である。 オリジナル版をいかに愛していようが、 この時代にあのデザインでは勝負できないのはたしかですから。 先行優位のイメージに立ち向かい作品を世に出してくれた事に 感謝しましょう。 次は面白い作品をお願いします。 【病気の犬】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-10-24 20:27:45) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 序盤からめっちゃドラマチック&超スペクタクルな爆発でワクワクが止まらない。これぞ超大作!!ゴジラの登場シーンはめっちゃテンション上がって「よっ、待ってました!!」と歓声を上げたくなった。 ゴジラは初代の感じで敵として出てくるのかとおもいきや、敵であり味方という、初代ゴジラファンにもゴジラVS好きにも嬉しい絶妙な立ち位置。 雰囲気としては、辛気臭い初代のシリアスさを大事にしていて、3.11が強く意識されている。でも、時おり挟まれる日本語に違和感があって、笑えてしまえるのはダメなんじゃないか…。 敵方のモンスター(通称、武藤さん夫妻)も出てくるんだが、これが気持ち悪い。ゴキブリのようなぬらぬらと、カマキリのようなすらっとした手足。しかもツガイでチュッチュッ、イチャイチャ!出番がゴジラより多いし、インパクトも強いからこいつらの姿のほうが脳裏に焼き付いている…。 しかし、画面の暗さはどうにかならなかったものか…。 ゴジラも武藤夫妻も黒いし、画面も暗いし。夜が明けてから戦ってくれないものか。 戦いを終えた後の「あー、しんどかった…」ってな感じで オッサンみたいな動きのゴジラさんが、やたら人間らしくて印象的だった。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-10 00:59:54) |
16.《ネタバレ》 ニッポンの生んだ怪獣ゴジラがハリウッド進出。どっしりした足腰、噴き出す青炎。見事に再現していたけど登場があまりに遅すぎる。前半はただのエイリアン・パニック。怪獣映画なのでやむを得ないけれど、人物のキャラに個性がなく観ていて退屈だった。さらに…あの唯一無二のゴジラ主題歌がないではないかっ。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-31 23:25:25) |
15.《ネタバレ》 音響効果やCGなどは他の方々におまかせして、記したいことだけ少々書きます。 ここで登場するゴジラは、現在の米国の暗喩に見えます。「暴力的で凶暴だけど正しいと思ってやってる俺ヒーローのはずなの。世界で評判悪いしだれもわかってくれないけどさ」 監督が核開発に良心をとがめており、なんとか罪悪感を逃れたいと思っているのを設定で感じました。ゴジラが米軍の空襲と原爆のイメージによって生まれたことを監督はよく知っています。それでも核爆弾に正しい使用法があると信じる作品内の米軍には砂糖のような甘さを感じました。 【みみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-23 21:03:30) (良:1票) |
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14.《ネタバレ》 ハリウッドが日本の怪獣映画をオマージュしたという点で評価できると思います。また、CGは言うまでもなく迫力あるものでした。ただし、はじめに「飛翔生物の出現」→「(ゴジラは)敵か味方か?」→「(ゴジラが)味方(救世主)と判明」というストーリー構成は、私には「平成ガメラ」と近似しているように見えます。例えば(真偽の議論はありますが…)「ライオンキング」が手塚治虫のジャングル大帝を下敷きにしているように、何らかのヒントを得ている可能性があります。しかし、飛翔生物(ムートー)がなぜ出現したのか? アメリカはなぜゴジラを殺そうとしたのか? などがストーリーの中で説明されておらず、対して平成ガメラはギャオスやガメラの出現やなぜ双方が戦うのかなどをきっちりと説明しているという点で、やはり怪獣映画作りでは日本の方がいまだ優位にあると感じられます 【pascal649】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-12-07 15:09:06) (良:1票) |
13.序盤のショボさに鑑賞を後悔したが、後半から徐々に盛り上がった。荒唐無稽なストーリーは「ゴジラ」なので許せる。もう少し有名俳優が出ていたらもっと良かったかも。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-10-05 00:27:29) |
12.《ネタバレ》 いや~久しぶりのゴジラ!賛否あると思いますが、こうやって映画になるのは単純に嬉しいです。3Dは苦手なので2Dで見てきました。迫力は流石の一言。日本版は単一視点で怪獣の巨大さがあまりよく分からない事が殆どでしたが、人間と怪獣の圧倒的な大きさの違いが色々な方法で再現されいて感動でした。海からゴジラの背びれが見えるだけで、なんかワクワクしましたよ。次回作も決定しているとの事ですので、絶対また映画館に見に行きます。ただ、好きだからこそ気になった点もありまして、①やっとゴジラの戦闘シーンが見れる!と思ったらフェードアウト・・・の繰り返し。1度ならまだしも、何度もされるとフラストレーションが溜まります。②やっぱり、昼の戦闘シーンが見たいです。正直、今回は最後の夜の戦闘シーンより、ゴジラが海を泳いでいる姿の方がずっと感動しました。③やっぱり音楽は伊福部昭にして~東宝さん使用許諾をお願いします!あと、これは希望なんですが、やっぱりゴジラは、昭和の日本がしっくりきます。ハリウッドの技術でやってくれないかなぁ(絶対無理か・・・) 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-22 20:03:06) |
11.《ネタバレ》 10年の時を経て、スクリーンに蘇ったゴジラ! しかもハリウッド大作として復活! もうそれだけでワクワクドキドキ。ズシンズシンとゴジラが歩き、火炎放射をぶっ放す。ゴジラはイイ! 最高! だけど、なんだか物語は??? とってつけたようなセリザワ博士の存在・・・。苦虫を噛み続けているような顔ばかりのセリザワ博士。頭の中もずっと???みたいだし、助手のオネーサンもババアだし・・・。とにかくババアはダメだ! 【ようすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-15 22:44:49) |
10.残念ながら、ちょっと期待はずれだったなぁ。 人間ドラマは最低限でいいよ。オリジナルゴジラの頃とは時代が違うし、何より期待して観に行ったのは「今の」怪獣映画なんだから。 前半でゴジラを見せず、焦らすのはいい。「ジョーズ」もそうだったもんね。けど、「ジョーズ」が前半はホラーサスペンス、後半で大冒険活劇を見せてくれたように、この映画も後半は「怪獣(ゴジラ)」をきちんと見せてくれないと! 【チャップリ君】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-14 09:06:17) |
9.《ネタバレ》 べつに反核である必要はないんだけど、まがいなりにもゴジラを描くわけだから、核兵器を使用することに対するメッセージ性を、もっと明確に描くべきだろう。方向性は二つある。 「やったー!核兵器使ったからモンスターをやっつけられたぞ!核兵器は必要だー!」または 「だめだー、核兵器なんかがあるからモンスターが現れて、世界は破滅するんだー、、、」 繰り返すが、前者でぜんぜん構わない。むしろ前者の映画を観てみたい。『G』は、このどっちでもなかった。核兵器に対する思想がない。オープニングは、かつての水爆実験が、実はゴジラをやっつけるための攻撃だったんだよーというはなしが語られる。ナイスなアイデアだが、監督らは、核兵器を攻撃目的で使ってよいとお考えのようだ。 「核兵器は絶対使ってはいけない」というジレンマが無いからつまらない。かろうじて渡辺謙が唯一の被爆国の代表者として、核兵器使用を反対するけど、なよなよしてるんだよな。そもそもあの深刻な作戦会議の場で誰か一人「あのー、相手って核兵器をエサにしてるんですよね、そんな奴に核兵器を使っても、おいしく召し上がって終わりなんじゃないっすか?」と気づかなかったのか? 使ったら使ったで、それによって被る終局がぜーんぜん描かれない。それは『インデペンデンスデイ』でもそうだった。ただ、『イ』については、核兵器使用を大統領が結構躊躇していて、ジレンマが描けていて、あげく核兵器が相手にぜーんぜん通用しないことで、核兵器否定を描いている。『G』はそれが無い。いまいち。 そんなんだから、このゴジラは、渡辺謙がこだわった日本語発音の「ごじら」ではなく、やっぱりアメリカの価値観によって構築された「ゴッジーラ」である。 ただ、良かった点もある。映画館の音響によるゴジラの咆哮はそうとう痺れる。特に悪いモンスターをやっつけた直後の咆哮は最高。僕も一緒に映画館で「ぎゃあああああご!」って(小声で)叫んだ。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-12 23:43:38) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 結局シリアスに作りたいのか、ただのヒーロー映画にしたいのかわからない。 ゴジラって人間の完全なる味方じゃないでしょ。なんか出てきて、人間襲って、そこにたまたま敵がいたから戦って、それで傷ついたから帰るってな話ジャン。なんで敵と戦ってるからって米軍はゴジラほっとくの・・・?ハワイであんなに襲ってたのに。ゴジラは愛憎するべきであって、ヒーローじゃないと思うんですけどね。 あとみなさんいってるけど、メガトン級(?)の核を爆発させたらもうサンフランシスコ住めないですよね。はだしのげんでもスピンオフでやるきですか? 大体、ゴジラが戦うぞー!、ピンチだぞー!っとなるたびに、テレビの画面に映ったり、子供の寝てる姿見せられたり、わけわからない。そりゃあゴジラはただの怪獣映画じゃないのかもしれないけど、エンターテイメントあってのメッセージ性じゃないの?それにメッセージも核爆発させちゃうぐらいだからあんまり無いし。結局ブライアンクランストンいなくなってからはたるんだ映画でしたね。ゴジラが暴れた後の映像はすごいけど、暴れてる映像がつまらないってのはよくないとおもう。ああ今思い出したけど、ゴジラ光線全然効いてる感がないよ。あれじゃあX線あびせてるみたいじゃん。火花飛ばせよ火花!なんかふわーーっとかけてるみたいで、むしろきもちよさそうだよ!あとさ、今回のゴジラって今までで一番大きいサイズらしいんだけど、下から見上げる映像ほとんどないから大きさ伝わんなかったんですけど。むしろ今までのゴジラのが大きく見えるわ!最後になるけど、CGが荒くみえてもいいから、もうちょっと明るい場所で戦ってくださいお願いします。 【ronronvideo】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-09 12:12:38) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 ん~期待したよりは楽しめなかった。前作のハリウッドゴジラは酷評されてるけど個人的には結構好きです。今作は前作での失敗を踏まえてゴジラファンにも喜ばれるように作ってるとは思いますが…。敵モンスターのデザインは微妙でした。やっぱりゴジラってBGMも重要だと思うんです。耳に残るような音楽はなかった。その点前作のゴジラは斬新なデザインだしあっさり米軍のミサイルにやられちゃったり、ハリウッドのやりたい放題感が個人的には好きなのだけど…。 【南雲しのぶ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-08 21:37:49) |
6.《ネタバレ》 むかーし子供の頃に見たゴジラを、アメリカが本気で作ったらこうなるんだろうな、というような作品。良くも悪くもゴジラ。予想を裏切るようなストーリの意外性はありませんでしたし、冷静に考えるとなぜそんなことを?という不可解な点もいくつか。この辺はSF怪獣ものだからですかね。ツッこむほうが野暮かもしれません。あと日本の描写がおかしかったな、という印象もあります。前半のテンポ良く、緊張感を保ってストーリーが展開していった点は良かったなと思います。 【Keytus】さん [映画館(吹替)] 6点(2014-08-07 01:17:58) |
5.良くも悪くも「まぁまぁ」な映画でした。こういう映画を作るときは人間ドラマとスペクタクルシーンの両立が重要だと思うのですが、これが「おざなり」でギャレス監督はあまり人間を撮るのが得意ではない監督なのかな?と感じました。一方のスペクタクルシーンも、1つ1つ取り出せば印象的な画が幾つもあったのですが、観客にこれをどっぷり楽しませるというより、盛り上げて盛り上げて今だ!という瞬間に別のシーンに移る「出し惜しみ」があったため不満に思いました。ここまで書くと悪い映画みたいですが、予算の制限内で面白い映画を作るぞ!という制作者の意気込みを感じましたし、何より小学生時代見て育ったゴジラを復活させてありがとうと素直に思います。次作の制作が決定したようで、今度も是非映画館で見たいですね |