8.《ネタバレ》 12年間の日常が約2時間半に圧縮されたときに、日常がいとおしく輝いてくるという感じの映画なのだろうとは察するのだが、見放題で観てしまったため、ものの数十分で退屈し、あとは10日間くらいかけでぶつ切りで観たため、大切な圧縮感がなくなり、ほんとに退屈な映画になってしまった。こういう観方をしてはいけません。たぶんパトリシアのような親の立場で観ると感動する気がします。6才のときの親子シーンをもう一度観て18才の親子シーンを観るととても印象的ですから。観る側の問題が大きいように思うので点数気持ち高めで。演技はみんな自然で良いです。配管工のように時間を飛び超えて出てくる人がもう少しいたら良かったのに。。 【woo】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-03 00:59:25) (良:1票) |
7.多くの映画が非日常を描いて、観客を日常の鬱屈から開放させる というのに対して、この映画はひたすら日常を描いている。小津安二郎が現代アメリカに生きていたら 撮ったのではないか、と言ったら言い過ぎかな。 私自身はアメリカに住んだこともあるので、目新しさを感じずに淡々と見た感じ。でもつまらな過ぎて、見るのを止めるほどではない。 アメリカ社会に馴染みがない、例えばこれから留学する人なんかが、アメリカ人の生活ってこんな感じかな と学習教材的に見るには向いているかも知れない。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-14 08:46:28) |
6.12年間同じ俳優で撮影し続けたことは凄いと思いますが、正直心打つものはなかったです。 エンディングを見終わったら、もう一度冒頭から観てみると、監督の熱意を感じます・・・。 (スクールオブロックと同じ監督なんですね) 作品と関係ないですが、日本テレビ で20年以上密着している「大家族石田さんチ!」のほうがドラマがあって好き。笑 【へまち】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-04-09 21:01:17) |
5.《ネタバレ》 後半、ライブハウスで振られた息子にあれこれ話をする父に「要点は?」と聞くけれど、この映画がまさにそういう感じ。何についての映画かと聞かれたら、僕はうまく答えようがない。けれど、表情や仕草を楽しく見られる映画でした。息子が巣立っていく時、母が泣いて語ったことも、人生の中に特に大きなイベントなんてそうそうなくって、自分の葬式までを言葉で要約するのに数十秒。息子は「あと40年はある」と言ったけど、それだってあっという間なんだろうなぁと…。ラストに女の子と語り合う「一瞬を逃すな」の話で終わるのがとっても心地よかったです。FaceBookについて「結局は何もしてない」「どうでもいいこと」みたいな話も出てくるけれど、そんな他愛ない一瞬一瞬を味わうのが人生なのかなぁというような…ただ、その他愛なさも携帯画面やモニタ越しでなく、ラストシーンのようにリアルに一緒の場所にいて、ちゃんと声で会話して、他愛なくても笑顔がすぐそばで生で動いていて、視線がすれ違ったり、視線が合ったり…そういうのが大事なんだって感じられました。暗室で写真科の教授が語ったり課題を与えたエピソードと、配管工のエピソードが好きでした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-02-05 01:30:06) |
4.《ネタバレ》 6才のボクを大学入学までの12年間、決まった夏のある時期に撮り続けたリアルなヒューマン・ドキュメント。監督はビフォアシリーズで、くっちゃべる男女の仲をリアルタイムで表現したリチャード・リンクレイター。親の離婚や度重なる引っ越し、義父のDVなどを経験する中で多感な少年期を過ごすボク。フツーの少年が心身共にオトナへと成長していく様子が見てとれる。一家庭を撮り続けた長尺のホームドラマにすぎないが、リアルタイム撮影にこだわる監督が家庭の中の一人の少年の成長にスポットを当てることで究極の人間観察を表現したとも言える。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-31 19:03:28) |
3.12年間とり続けることも大変だけどそれを1本の映画にすることはもっと大変なことだと思う。子どもの成長がどうなっていくかの興味で見ることはできたが、映画としてはさほどおもしろいものには感じられなかった。米国文化に馴染みがあるともっと違ったものになったかもしれないが・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-03-08 18:42:34) |
2.《ネタバレ》 この作品に対する高い評価は、意欲的な試みに対して向けられたものであるだろう。個人的な意見を言えば、母親の奔放さにより子供たちが振り回されるという要素が不快(しかもそのことが作品内で特に断罪されることもなく進んでいく)なので、そこでもう置いていかれていた。このような性質の作品、たとえば数年かけて続いた連続ドラマなどを考えてみても、キャラクターに対し愛情がもてるかどうかは重大な要素だ。見知らぬ家族の変化だの成長だのどうだっていいし、逆に言えば、好きな人間の日常は、終着点がなくてもずっと見ていたいと思うものだし。3時間足らずの尺を長いと感じるかまだまだ足りないと感じるか、人によってバラバラだろう。面白いと感じた人は続編も観たいかもしれない。私はもういいよという感じ。監督の娘さんの表情がよかったから、そこが見所だったかな。 【よーちー】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-03-07 11:35:27) |
1.《ネタバレ》 朝ドラの丁寧なバージョンを見た。といった感じ。リアルな変化(太ったり髪染めたり)は見ていて楽しいし、そんなに起伏がないストーリーも悪くはないが、もっと主人公や家族の心の内を見せて欲しかった。感情移入できなかった。「あの坊やがすっかり大きくなって~」みたいな近所のおばさん的な気持ちになる工夫はもっとできたと思う。残念。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-02-15 23:11:13) |