4.《ネタバレ》 実に14年ぶりに再見。
よっぽどのお気に入り作品でない限り、基本、二度は同じ映画を観ないのだが、これはどうしても気になって再見するにいたった。
それはやはりソフィー・マルソーの魅力に尽きる。
この時30歳を超えていたはずだが、妖艶な魅力と同時に、幼ささえも感じるから素晴らしい。
実に悲劇的なお話で、目を背けたくなる内容。
だが、命をかけた愛というものの凄みを堪能できた。
全てを捨てて愛に走るというのは、言葉ではたやすいが、実際にはこの映画の内容の様に、過酷であり残酷な結末をたどるのだろう。
そういった内容を絶妙に表現した内容は、原作の素晴らしさに起因するところだろう。
トルストイなんて、名前しか聞いたことがないが、この映画を通して、その凄さを知ることができた。