13.飽きずには観れました。 はい、松岡茉優さんかわいいです。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(邦画)] 6点(2022-12-30 22:16:27) |
12.《ネタバレ》 都会の片隅で誰にも気にされず、ひっそりと暮らすある五人の家族。収入源のほとんどない彼らの生活の糧は、万引きだった――。幼い息子を使い、今日もスーパーで生きるための必需品を手に入れた父親は、その帰り道、団地のベランダに一人佇む幼い女の子と出会う。明らかに腹をすかし、しかも全身傷だらけ、もはや泣くことも笑うことも忘れたような彼女をほっておけなくなった父は、思わずその子を家へと連れ帰って来るのだった。僅かな年金で暮らす祖母、クリーニング店で働く母親、怪しげな風俗まがいの店でバイトする長女。彼らは何の躊躇いもなく少女を迎え入れ、次の日にはすっかり家族として暮らし始める。何故ならこの家族には、とある〝秘密〟があったから――。社会の発展から取り残され、今にも零れ落ちそうになっている社会的弱者を終始淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。監督は、過去に観た『誰も知らない』という作品で、どうにも僕とは相性が悪いと感じた是枝佑和。カンヌでパルムドールを取ったということで今回鑑賞してみたのですが、やはり僕の好みとはどうにも合わない作品でしたね。とにかくもう最後まで辛気臭すぎ!!社会の片隅で声にならない声をあげている社会的弱者の思いに耳をすまそうというこの監督のスタンスは分かるのですけど、もう少しドラマティックな見せ方を心掛けてもいいのでは。ハリウッドの商業ベースの第一線で活躍する脚本家なら、例えばこの長男の大人になった後の回想形式で物語を見せるとか、例えばこの家族の秘密を探る人物を登場させてサスペンスを盛り上げるとかするんでしょうけど、この監督はそういうのははなから目指してないんでしょうね。印象的なシーンもたくさんあったし、もはや本物の家族以上に家族だった役者陣のナチュラルな演技も大変良かったとは思うのですけど、こればっかりは好みの問題なので如何ともしがたい。以下、本当にどうでもいい余談。リリー・フランキー演じるお父さんと、良い感じで熟したお母さん役の女優とのラブシーンは妙に生々しくて大変グッドでした。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-03-07 11:14:31) |
11.《ネタバレ》 日本の家族物語がテーマじゃ世界では評価されてないので、世界の共通テーマである貧困をテーマに掲げて賞を狙いにいった作品という認識でいたのでそういう視点で見た。が、これは貧困がテーマになっているのか?というのが大きな疑問。非正規とはいえ大人3人が働いて+年金生活者が居れば、最低でも月収40~50万はあるだろう。家も持ち家で家賃も不要なようだし、それなりの暮らしはできるはずである。23区の庭付き一戸建てなら土地代だけで数千万にはなるし、資産家であるともいえる。よって万引きなんかする必要なんかないのに万引きしている。よって、ある種のファミリービジネスであり、共犯関係による絆の構築ツールと考えるべきだろう。だから万引きから貧困を連想させるのは失敗していて、単に問題を抱えた人達の共同生活になってしまっている。結果、貧困をテーマとした作品にはなりえていない。 ではテーマは何に変質しているかというと「正義とは何か?」ではないか。確かに万引きや誘拐(本人たちは保護だと言っているが)や死体遺棄は悪ではあるし、風俗産業で体を売ることも良いとはされてはいない。しかしながら、各々はそれなりに幸せそうに暮らしている。見ていても気兼ねのない暮らしやすそうな家庭に感じる。ここには血の繋がった家族で暮らす事が「正義」なのか?という問いがある。他方、少年は「盗みはよい事なのか?」という「正義」に目覚める。ここには倫理道徳的正義と法的正義との対比がある。女は司法を欺き、男の罪を被り刑務所に入る。これが女にとっての「幸せ」であり「正義」である。結局、解体された「家族」は各々の人生を歩み始めるわけだが、皆「幸せ」になれたのか否かという余韻は残る。でも、是枝作品にしては救いがある方というか、登場人物は基本的に皆善人(たいした悪人ではない)なので、いつものドンヨリする感じが少なかったように思えて、少々物足りなかった。対比的に虐待若夫婦は無論、警察コンビも悪人的に描かれていると言えなくもないが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-07 20:55:38) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 中国(蘇州)の劇場で鑑賞、中国語字幕(読まないけどw) こちらだと日本映画(アニメ除く)は公開されない事が多いんですよね、カンヌ受賞でもしないと公開されないのかもしれないです。 こちらの人には、日本映画=アニメなイメージが強いかもしれません。 リリーさんのクズおやじっぷりが良いですよね「万引きしか教えれることが無かった」ってセリフが切ないですね。 警察の誘導自問というか追及が、正論すぎるのも切ない感じがしました。 家族が集まったいきさつやなんかが、セリフによる語りだったと思うのですが、アホな僕にはわかりにくかったです。 まあ、あんまり直接的な表現をすると受賞に至らないかもしれんけど。 【追記】万引きGメン24時みたいなTV特番を観ました、番組の中では老齢が多い傾向にみえました。深堀されていなかったから何とも言えないけどしょうもない言い訳を呼吸する様に言っていたのが印象に残る、ちなみに同情の余地は感じなかった。。。僕の当時のレビューは感情移入して万引き家族よりっぽいのでどちらに足を突っ込むかで印象は変わるんじゃないでしょうか? 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-04-08 10:16:41) |
9.《ネタバレ》 この現代の日本には、働きたくても働けない人、犯罪を犯してでしか生きていけないと思い込んでいる人。そういった方々がある一定数いるのは頭では理解しているが、感情としてはそれを認めたくない自分がいる。どうしても公的支援が必要な人はいるのだろうとは思うけども。だからといって犯罪を犯して良いわけではない。被害者のいない犯罪なんてないのだから。現代の日本が抱える貧困や家族の問題を描いた作品ではあるが、答えは何一つ示されてはいない。胸が痛くなる作品である。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-01-02 03:52:56) |
8.《ネタバレ》 前半の家族ごっこはダレた。 この前半のせいでかなり損してる気がする。 家族愛表現はほどほどにして描くべきことがあるだろうに…。 残り30分くらいからが本番。 この30分はすばらしい。 偽りの家族であり偽りの幸せが綻んで崩壊したということかな。 ただラストで親父が決別を告げたがバスを追いかけてしまい 男の子は振り返らず去ろうとしたが結局振り返ってしまう。 すでにみんなは本物の家族になっていたというオチなのかな。 とすると一人残された女の子はどうなるのか。 風俗の女の子も分からないし悪い意味でもやもやが残る。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-10-20 22:50:58) |
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【マンデーサイレンス】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-09-23 10:57:59) |
6.評価が難しいな。いわゆる万引きのシーンはそれほどなく、やはり是枝さんらしく、しっかり家族の話になってます。いちばん下の子に関して不自然な部分はあるけど、最後の方でホントのテーマがわかり、色々と納得。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-09-02 23:21:45) |
5.《ネタバレ》 タイトルには家族とあるが、特に家族愛を感じることはない。この映画は家族としての絆ではなく、人間としての絆を描いていたように思う。年恰好が家族に見える人間が集まって一緒に暮らすとそれは「家族」になるわけでそこに血のつながりは必要ない。お互いを気遣い、助け合い、支え合って生きていければ充分に家族と言えるだろう。ひょんなことからこの刹那的な家族は解体されてしまったが、一緒に暮らした想い出、人間関係までが消えてしまったわけではない。万引き少年は治とは「おじさん」の関係にはなったが、「父親」と海で遊んだことは忘れられないはずだ。また、虐待されていた女の子とのツーショットはスラムドック$ミリオネアを思い起こさせる。女の子は本当に可愛くていじらしい。いつの日か二人が再会したらどんな感情が芽生えるのだろう。安藤サクラは「まんぷく」の良妻賢母とは真逆のやさぐれた“女”を上手く演じていた。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-07-28 09:23:00) |
4.《ネタバレ》 公開直後に映画館で観ました。カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞したことは確かに立派ですが、出来としては特に騒ぎ立てるほどのことはない、いつもの是枝監督の映画と思います。過去にもっと優れた作品はあるので、なんであえて本作が? っていう感じでした。本作、当時はいろんな意味で炎上気味でしたね。受賞の宣伝効果は大きな期待をさせたようで、「 思ったほど面白くなかった・・」 といった落胆の心境で酷評したくなる気持ちはわかります。しかし驚いたのは、万引きを助長するとか題名が教育上よくないとか、そういった意見が酷評の多数だったこと。私はこの内容が万引きを助長するとは思えません。むしろ、こういった悪いことは止めよう、と改心したくなる気がしますが? ちなみに、受賞について是枝監督は安倍政権の祝意を体よくお断りしたそうです。当然でしょうね、、万引きでようやく食いつなぐ貧困層のお話なんて、暗に政権 (政策) 批判をしているわけで。「盗んだのは、絆でした」にひねりをきかせて、あえて (体制側に向けた) 好戦的な題名にした試みは面白いと思います。でも、思っていた以上にその代償は高くつきました・・。良くも悪くも、人騒がせな映画であったことは間違いありません。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-07-19 21:44:40) |
3.《ネタバレ》 「誰も知らない」と雰囲気が似ていますが、描いている内容は違いますね。この映画を一言で表わすなら、「人類みな家族」だと思いました。 後半の意外な展開により、この映画をどう解釈するかは人それぞれ全く異なると思います。ただ、観終わった後に「あれはどういうこと?」という部分がいくつかあり、もやもや・・・。結局ネットで検索して「なるほど、そういう事だったのか〜」となってしまった。映画を自分なりの解釈で楽しめる方には最高な作品ですが、私のようにきちんと理解しないと気持ち悪い!という方には、少々めんどくさい映画かも。(笑) それから、安藤サクラの演技は相変わらず素晴らしい! 演じているということを感じさせない、彼女の自然な立ち振る舞いは必見です。 【たけたん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-07-17 20:45:51) |
2.《ネタバレ》 リベラルな嫁の希望によりレイトショーで鑑賞。公開前の前評判に政権批判を絡めたようなものや逆に感情的に叩くようなものが散見されたので、どんなもんかなと少し引き気味に観に行きました。リリーさん、期待通りのクズ感出してていいなー。樹木希林さん、あえて入れ歯なしのババア感出してて、おお、ぐいぐいきてるな。安藤サクラさん、クソだらしない食い方喋り方、うんうん。ちゃんと最低なモノは最低として撮してる。暖かい、でも下品、無責任。家族ぽいけど、どこまでが血縁なのかな…と、なかなか種明かしはされないまま。コソ泥的な罪をいくつも重ねながら、でも『〜であるべき!』みたいな価値観の押し付けはなく、『まあ、いいじゃん』ていう刹那的空気が流れ、やがて来る破綻の予感。初枝(樹木)の死を見越したように、みんなで海に。そして初枝の死とともに様々なものが崩れていく。そう、祥太にはわかってた。この安らぎはいっときの逃げ場なだけ。その先には何もない。だからゆりまでコソ泥の仲間になんて出来ない。終わらせなきゃいけない家族だったんだ。 パンフにあったと思ったけど、これタイトルはあくまで仮だったはずで、監督は『声に出して呼んで』みたいなのにしたかったのにプロデューサーの希望で『万引〜』になったとか。なんか色々、映画作るのも大変だ。治(リリー)が「おとうさん」てよばれたかったって下りがあったけど甘いよなぁ。最後に祥太を見送ってバスを追いかける場面あったけど、引きずっててるのは治。祥太は未来を見てる。ほんとは会いに行っちゃいけないよ。そして祥太もゆりも普通の世界に戻っていく。 この映画について、作品の中身と乖離したようなレビューやらインタビューやら様々に垂れ流されていますが、私が見る限りそういうイデオロギー論争を喚起するような内容ではないかと思います。パルムドールって言われてもピンときませんが。うーむ、点数辛いかな。 【ごりちんです】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-07-22 16:27:10) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 賞を受賞したそうで、話題の作品だったので、かなり期待して観に行きましたが、残念でした。 “絆”がテーマらしいが、共感することも、深く考えさせらることもなかったです。 万引きするのに店内であんな合図送ってたら怪しまれるでしょ! ニュース報道されてあれだけ堂々外でてるのに、なぜ誰も気づかない、警察なにしてる・・・。そんなバカじゃないでしょう。 (クリーニング店でバイトしてる女性が気づいただけか??) お婆ちゃん急にいなくなったら、近所の人不審がるでしょうし、住宅地の庭に死体遺棄したら死臭も凄そう。 などなど、色々突っ込みたくなるところがありました。 【へまち】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-06-02 18:42:12) |