1.《ネタバレ》 あまり喋らない女の子に松本穂香さん。
脇もヒーリング系の役者さんで。
ほんの少しの波風は、お風呂の水面レベル。
ぬるめのお湯にじっくりと、とでもいった雰囲気。
再開発を控えた商店街の人々の営み。
途絶えてしまういまの生活を惜しむ気持ちを、映像と『光のうた』にのせて迫ってくる。
たしかに寂しくはあるが、これまで何度もこんなことを掻い潜ってきた。
始まりがあれば終わりはあるし、終わりがあるから始まりがあるし。
なんとなく郷愁に酔いはすれど、飲み込まれることがなくて済むような知恵を与えてくれた映画でした。