11.《ネタバレ》 出版社の話なので、”作家にいかにいい本を書かせるか”という話が中心と思っていたら、 最終的には出版業界全体の展望も含めたビジネス中心の話になっていて、ちょっと思っていたのと違った。 が、これはこれでなかなかに面白かった。 専門的な知識のない自分でも、十分に理解できる内容・話の作りだったし、 テンポも良く、非常に”観やすい”映画だったように思う。 主演?の大泉洋は、つかみどころのない飄々とした感じで良かったが、 松岡茉優(こちらが真の主演?)も、序中盤は向こう見ずで初々しかったのに、最終的には大泉演じる速水に一泡吹かせていて、 非常に魅力的な役柄だったように思う。 あと「機関車東松」の動画には思わず笑った。 【2年で12キロ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-31 09:54:02) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 超ネタバレです。全部端折って最終盤について言うと、本を売るのにナイキ商法は機能するか、ということですね。どれほど人気作家の本だったとしても、一般的な単行本の10倍の値段をつけて売るのはどうよと。もちろん経費が10倍もかかっているわけではなく、利益を大幅に乗っけているわけで、少々アコギな感じがしないでもありません。まあ本が売れない時代の苦肉の策ということで。しかしこれだけ高額なら、誰かがコピーして電子化して安価で売るのは時間の問題かと。エア・ジョーダンとは違い、これなら素人でもできます。もちろん違法ですが、現実にこういう事例がほとんどないのは、もともと本が安価だからです。10倍に引き上げたらさてどうなるか、ちょっと興味があります。 それから最近の大泉洋は、こういう策士というか、小賢しいというか、ひょうひょうと器用に世渡りしてしまう役が多い印象があります。しかし個人的には、むしろ簡単に騙されて「人を騙して楽しいか」「帰してくれよ」「訴えてやる」などと悪態をつくキャラをもう一度見たい気がします。 ついでに言うと、往年の大作家先生でありながら、時代に流されて妙なコスプレをさせられる國村隼が好き。 【眉山】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-08 02:54:51) (良:1票) |
9.一つ一つの絵をしっかり作っているのが素晴らしい。例えばきちんと必要なだけのエキストラを集めて、記者会見や行列、パーティーにリアリティを与えている。ストーリーもそれなりに飽きさせないし役者もみんな上手い。松岡茉優は本当に何でもできるいい役者だと思った。ただ、出版や文学についての話で終わってしまっていて、人間ドラマに深みが無い、別の言い方をすると人間を深く掘り下げていない。エンターテイメントとしてそこが物足りなかった。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-07-21 00:28:05) |
8.《ネタバレ》 業界的に苦しくなっていると思われる出版社と町の本屋さん。時代の流れに乗れないと取り残されるとはいえ、やっぱりそこで働く人たちはプライドもあり、何より想いがあるのだなぁと。結末は転売対策までキッチリとしないと今の時代失敗に終わりますよ。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-27 12:29:54) |
7.この先どうなるんだろう?小気味よいミステリアスな匂いにワクワクさせられますが… 終盤にかけての取って付けたような強引な顛末はちょっとガックリ。 【ProPace】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-10 09:52:28) |
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6.《ネタバレ》 吉田大八監督×原作塩田武士×主演大泉洋なんて、そりゃ期待するなというのが無理な話で、映画館で観たかったけれどかなわなかったものが配信開始されたので、さっそく拝見しました。面白かった、のだけれど、期待が大きすぎたかもしれない。物語の終盤まで、敵味方というよりも登場人物の目的がよくわからず、宙ぶらりんな状態で進んでいくサスペンスは出色だったと思う。ネタについても、完全に隠し切ってラストにドカンではなく、(とくにイケメン作家をめぐるアレコレなどは)あえてネタばらしを小出しにしながら、物語への居心地を悪くするあたりは、とても巧いなあと感じた。 ただ、そこに絡んでくるオールスターなキャストが自分的にはマイナス。佐藤浩市、佐野史郎、木村佳乃、中村倫也、斎藤工あたりの皆さんは、それぞれワンパターンに得意そうなキャラクターを演じてるだけで、ぜんぜん「面白くない!」のだ。そして、「あて書き」だからしょうがないのかも知れないが、もはや日本映画の救世主と個人的には思ってる大泉洋すら、物語の中盤くらいには「もう、大泉洋成分にお腹いっぱい」になっていた。劇中の台詞にもあるように、類型的なキャラへの批評的な視線が欲しかった。とくに、佐藤浩市さんは物語上も重要な役だっただけに、「ザ・佐藤浩市」に批評的に突っ込むような演出や展開があったらよかったなあと感じます。まあ、このあたりは、吉田監督自身が「桐島」の時代とは違って、日本映画を代表する「次作を待望される」監督になってしまったがゆえに、作品づくりのうえで調整しなきゃいけないことが増えた結果だろうなあと余計な推測までしてしまいます。とはいえ、小気味よい展開と松岡茉優さんのキャラに感情移入させるつくりに、吉田大八監督らしい良品感を楽しむことはできました。そして、主題歌なしの音楽とか、TRINITY編集部の面々のアンサンブルとか、スター抜きでも(抜きだからこそ)楽しめる要素もあって、オールスター映画ゆえの食傷気味な感覚がもったいないなあ、と感じた次第です。 【ころりさん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-28 17:44:46) |
5.《ネタバレ》 思ったより騙しが軽かった。 それとファンが多くいる作家の新作の独占販売は文学を愛する人の商売として正しいのか疑問です。それをやると読みたいと思っている人達に本が届きません。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-11-27 15:01:33) |
4.テンポが良く、飽きないけど たいした話じゃない。 あれだけのキャストを集めたなら もうちょっと面白くなってもいいんだが 大泉主演で騙し合いなので アフタースクールぐらいどんでん来るかと思って 目を凝らして観てたけど、かわいいもんだった。 ちなみに予告編詐欺なので映画を見たい人は 予告編を見ないほうがいいです。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-04-12 11:50:49) |
3.《ネタバレ》 悪くない。お話自体のアイデアがそれなりに質が高いし、展開運びもテンポ良く密度も高くダレずに楽しく観てゆける。エンタメとしては十分に合格点以上な出来だと思う。 ただ少し雑・ツッコミ所も孕むというか、特に終盤が凄く慌ただしいのが…そもそも、松岡茉優が主人公の若手編集者の話と、出版社経営層の権力争いの話という明確な二軸があって、ただその二つって結構セパレートで(松岡茉優は権力争いにはほぼ関係ないのよね)、権力争いの方が鮮やかなドンデン返しで(一見)決着した、辺りまでは流れも整ってたよーに思うのだけど、そっから先は色んな人の話をバタバタとテキトーに片付けてく、という感じで前述どおりかなり雑。お話の完成度はイマイチ、という感じかも(原作小説とは大分違う話になってるというコトらしく)。 もう一点、どーしても言っときたいのが、この映画は予告編にリリー・フランキーを使っちゃダメだったんじゃね?というコトですね。あの予告編、去年いちねんずーっと観せ続けられて、どこにリリーさん出てくんのかな?てアレしかないよねってネタバレ同然でしたぜ。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-04-04 22:35:47) |
2.見終わった感想としては、残り20分くらいでようやく話が繋がって面白くなったかなって感じ。この作品、豪華なキャストで人数も多いこともありテンポも早いのでなかなか名前と顔が一致しなかった。解った頃はもう終盤でした(汗)。もう一度家で観たいなとは思う作品。 【SUPISUTA】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-03-28 19:42:50) |
1.テンポは良く、楽しい雰囲気もあり、先も気になる。キャストも豪華で、大泉洋に至っては原作から当て書きされているので当たり前だがよくはまっている。そしてもう一人の主人公と言っていい高野(松岡茉優)の最後には少しだけ元気をもらった気がした。とまあ一応良かった点を挙げてみたがトータルではインパクト薄い。原作は読んでいないので分からないが、映像化された作品についてはパワー不足といった感が否めない。予告編を見て期待したような大どんでん返しはない。小どんでん返し(?)はあるにはあるが、佐野史郎・木村佳乃陣営も別に悪い人たちではないので痛快というわけでもなく、盛り上がりに欠けたのだろう。 【リーム555】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-03-27 12:12:19) |