4.《ネタバレ》 ストレンジの続編というより「スカーレット・ウィッチ」の映画でしたね。
いつにないワンダの無双ぶりが気持ち良い。急に出てきたイルミナティの面々、原作に設定あるのかも知れんが、バッタもん感があるまま呆気なくやられるのが、なんか痛快だった。ゴム人間とか、エクゼビア教授とか出てきて、おっ!と思ったけど、弱過ぎる。
他人(今回は別の宇宙の自分)の幸せ奪ってでも満たされたいという欲求、あの時ああしてれば別の人生があったかもなあという後悔、分かりますとも。自分にとっては、今いるこの世界が「ユニバース」なのだから。
でも、別の宇宙の自分は過去の自分の選択後の結果と考えると、自分がどうしようと勝手じゃない?とか考えたりして。
別の宇宙の家族や親しい人には親近感を覚えるけど、いざ「自分」と対面すると戸惑うんだろうし、なんかそこには新しい哲学が生まれそうだな、とか考えてしまった。
しかしまあワンダさん、あんなに人殺しちゃって、最後は正気に戻るんだろけど、また償いが大変じゃない?と思っていたら、あの最期。仕方ないんだろけど切ないね、どこかで復活することを祈って止まない。
ストレンジは個人的に、「邪眼の力」より、悪霊を従えた千手観音みたいなモードが好きだった。
シャーリーズ・セロンが最後に全部持ってった感じ。ワイスピでもそうだったけど、この人が出てくると目が覚めるというか、不思議な貫禄が出てきましたな。