8.なんか『うなぎ』みたいな話だが、キリスト教が絡む、父殺しの神話性が絡む。一番引っかかったのは、周囲の主人公への反応で、やさしいか軽蔑かのどっちかなんだな。誰も薄気味悪がらない。最初スーパーに来たとき、母親が「つけてきたの?」と言ったときぐらい。こういう前科もの・精神病院退院者の場合、薄気味悪がられるってのはドラマとして大事な要素だと思うんだ。明確な拒絶でも受け入れでもない中途半端さが、社会というもののややこしさのエッセンスを見せてくれて。どうなんだろう、個人主義が発達したあちらの社会ではこういう応対が普通なのか、このドラマだけの演出なのか、やたら薄気味悪がる日本の濃厚な“世間”の方が異常なのか、そこらへんが気になった。この映画のポイントじゃないんだけどね。あとアーカンソーあたりだと、日本ふうの竹林があることを知ったこと。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-28 12:07:10) |
7.ビリー・ボブの迫力が突出しすぎて、他の人たちが置いていかれ気味なのが気になるが(特に、一番大事な母子の存在感不足が痛い)、主人公のたどった軌跡を飾らずに盛り上げずに素朴に追い切った好作品。ただし、まわりの人の設定がみんな善悪問わずステレオタイプなのは不満が残るし、全体の尺ももっと短くできたと思う。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-23 03:19:27) |
6.《ネタバレ》 100人が100人、予想できるラスト。「最後はこうなりそう。でもそれじゃ当たり前すぎる。きっと何か予想を裏切ることが起きるのでは」とずっと思いながら見ましたが、予想どおりの結末。ここまで予想どおりのラストの映画を作る意味っていったい何?ラストに至るまでの過程を描きたかったのでしょうね、きっと。でも私は素直じゃないから、いろいろ深読みしてしまいます。....初対面のカールが殺人者だと聞いても少しも少年は驚かなかった。彼はカールの純朴さを一目で見抜き、ドイル殺害に利用することを計画する。彼は母親にカールの前科のことは話さなかったと言っているが、実は母親には最初から説明済みで、母親も最初からカールのことをドイル殺害に利用するつもりだった。そしてカールを同居させ、ドイルがどんなにひどい男かを故意にカールに見せ、自分たちはカールにひたすら親切にして恩義を感じさせ、ドイル殺害へと誘導した。ヴォーンもぐるかもしれない。そう考えれば、素性のわからない他人を同居させたことも説明がつく。カールはだまされたのだ....って考えすぎですか? 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-13 21:14:48) (良:1票) |
5.ゆっくりとストーリーが進んでいく。最後はどうなるんだろ、どうなるんだろ、やっぱこうなるか…と予想通りだったのでもう少し何かあってほしかった。エンドロールになったとき不思議な映画を観たように感じた。 【Syuhei】さん 6点(2004-07-02 13:21:56) |
4.結末がちょっと受け入れ難いです。それにしても、この俳優さんは怖いです。出てくる度に作品によってまるで、別人。この俳優さんを見るたびに、警察の面通しにもし自分が目撃者として呼ばれたらどうしよう、と怯えてしまいます。この人が犯罪者じゃなくて、俳優で良かったです。 【大木眠魚】さん 6点(2003-11-26 21:37:07) |
3.地味で静かでシンプルだなぁ~って感じ。主人公のキャラはいいし、それにジャームッシュが!あれは笑える。ラストは、あれはあれで良かったと思います。あんなやつ最低です |
【kaneko】さん 6点(2002-04-13 16:55:37) |
1.ソーントンの演技力が素晴らしい。とても「アルマゲドン」の司令官に見えない。この人なんでこんなに役によって変われるの?ホント役に幅があるよね。トム・ハンクスや木村拓哉に見習ってほしいもんだ。「燃料切れだ」ってのは読めたけどあの声で言われるとやっぱり笑える。監督としての彼の今後も期待しましょう。 【あまぬま】さん 6点(2000-10-16 21:28:12) |