7.《ネタバレ》 いやあー、やっぱりJ・アイアンズはヨーロッパ貴族系なスノッブを演らせたら天下一品。すごいすごい。この作品がこうも強烈な気色悪さを纏っているのはこの人演じるクラウスの一貫した”得体の知れなさ”のおかげである。ハリウッドアクション映画でTシャツ姿のテロリスト役なんか似合ってなかったもんなあ。グレン・クローズも負けじと富豪の鬱屈おばさんを見事に仕上げてますけど、アイアンズに持っていかれ気味ですね。 真相は藪の中だし、本格的な法廷ドラマを期待するとがっかり必至。圧倒的に不利なクラウスの一発逆転を狙う、大学教授チームの論理も分かりづらい。 豪奢な邸宅のその内側のささくれた人間関係に、お金ありすぎるからだよーとやっかみのこもった感想を抱きながらの観賞でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-17 23:49:46) |
6.アカデミー主演男優賞をとったとDVDパッケージにあったので観ました。クラウスが実際に有罪か無罪かは別として、投獄される可能性があるにも関わらずいつも平常心を保っているところがすごい。服装もいつもばっちり決まっているし物腰もやわらかい。雰囲気に影はあるが英国の紳士のよう。物語とは関係ありませんが男として少しかっこいいなって思いました。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-14 16:43:36) |
5.ちょっと前に実際にあった事件もの。当事者がまだ生きてるうちの映画化ってのは、それで盛り上がってたアメリカ人には面白かったでしょう。こういうナマの面白さは映画にとって大事だと思ってるんだが、それを知らなかった異国のものにとっては、疎外感はあります。真実がどんどん分裂していく面白さ、といった「形而上学的」興味を無理に味わうしかない。形而下の楽しみも味わいたかった。金持ちには金持ちなりの不幸があるんだなあ、とは思った。「上流社会の奇人」って独特の世界を造れちゃうからいい。ルートヴィヒのように道楽で城を建てられる。日本にも金持ちがニ笑亭って珍妙な家を作っちゃった話があった。この映画では回想シーンの庭園に虎の子が出てくる。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-01-06 09:27:02) |
4.《ネタバレ》 オープニング 上空から撮影のスゴイ豪邸 アメリカ?イギリス?どこかわかんないけどすごいですね 立地もすごいけど(海沿いの崖っぷち?)まぁ芝生の広いこと広いこと 近くの小学校の校庭ぐらいあるんじゃないか(笑) 貴族というか上流階級の方々の生活は大変ですね とにかく家の中広すぎ ほんと身近なところじゃ学校級(ってそればっかw) 被害者が語るナレーションは新しい 酒・薬・不倫 と退廃的ですさんだ生活は正直我々には縁のない遠い世界の話しですな アカデミー獲ってるみたいだけどそこまであるかなぁ まぁ退屈はしなかったですけどね 教授率いる弁護団が合宿(?)みたいな生活してるのが気になってシマイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-14 07:57:01) |
3.最初はなかなか盛り上がるのだが、ストーリー上のあいまいさと、明白さが、区別つかないうちに、終わってしまって、製作者が意図せぬあいまいさの湖に沈んでしまった。こういうタイプの映画は、もう少し、説明的なほうがありがたい。それにしても、オスカーとっている演技に言うまでもないことだが、ジェレミー・アイアンズはうまいなあ。 ところで、この映画のタイトルは「富の裏側」と「運の反転」をかけているのであって、「運命の逆転」って訳すと、なにがなんだかわらかないのでは? 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 11:13:11) |
2.二人の演技が見ものだけど、二人ともくどいです。 (ビデオ) 【zero828】さん 6点(2004-02-24 20:11:49) |
1.《ネタバレ》 クラウスの無表情な中に心の中の荒涼とした様子が表れていた。殺したのか否か、結局わからない。「弁護士はユダヤ人に限る」という台詞には大賛成。アイアンズはこの作品でオスカー受賞したけれど、自身「受賞はタイミングだ」と述べているように、自分としてもこの作品でオスカーというのは不思議だった。 |