1.《ネタバレ》 何しろ特撮はあの爆破!中野監督。
突然マンションが大揺れするシーンは多岐川さんには知らせてなかったので、
逃げ惑うシーンは演技ではないのです。
特典にある監督のコメントが面白い。
割れた高速道路から火ダルマになって飛ぶ車や、
高層マンションが階段のようにつぶれてゆくシーン。
助けに来た永島は宙吊りのエレベーター。
そして一方の勝野夫婦は営団地下鉄に閉じ込められる。
これはすごかった。
燃え爆破した車両は今度は水。
「インディジョーンズ魔宮の伝説」での水が溢れ出す場面、
あれと同じ演出なのですよ。
隅田川の水があふれ地下に閉じ込められた人らは水攻めに・・
「ポセイドン・アドベンチャー」の後半のシーン・・
しかもじわじわ沈みゆく車両の向うを見るため潜るのですが、
幽霊列車のごとく死体が浮遊(爆)
流れゆく死体の描写はまるで「宇宙戦争」です。
あ、スピルバーグは邦画が好きに違いないと憶測。
パニック映画の最大の楽しみは、
いかにしてなすすべもない現実から抜け出すか。
それがある意味冒険映画に参加している観客の楽しみ。
あと夫婦たちを引き合わせる役の大滝秀治(殺虫剤?のCMで最近出てる)
これがまたえらく派手なシーンの犠牲に。
「エアポート」シリーズのようなものです。
航空機に乗ってるところで地震に遭遇し、
割れた滑走路に航空機が突っ込み爆破・・
飛んでれば助かったかも(苦笑)
・・ダンヒル。
これ突っ込む人いると思うんですが(苦笑)
いや、私はこれが成功するなら災害時に絶対活用しますよ。
その前に泳げない潜れないんだけどね(爆)
ラストはまるで洋画のようなエンディングでしたが、
こういう映画は大袈裟にしめてもまあいいか。
それからどうなったのかを映さないところがなかなかいい感じでした。