5.《ネタバレ》 たまたま出会った(と言うには過激な演出だが)ばーちゃんから(半強制的に)語り聞かされた昔々の不思議なお話。とらえどころもオチもこれといって無いような個人の思い出話でしたが、なんとなく引き付けられました。
100年前のアメリカ人の兄弟、女を取り合って揉めて、兄はなんだかんだで(省略)情勢大荒れのバルカン半島へ。マケドニア対トルコ軍の戦いに巻き込まれ、命を助けられもするんだけど、さほど恩義を返そうと思い立たないトコが妙に醒めててリアル。
100年後の現在に戻ってみれば、これまたなんだかんだでばーさんの臨終まで付き合った黒人少年はちゃんと彼女の恩に報いるべく、遺灰を携えて希望を叶えるため旅立つのだった。このラストで人の縁というオチがついたようにも感じましたね。全体を見渡しても独特な感性の映画でしたけど、退屈はしなかったし、嫌いじゃないです。